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タマリンドの樹のしたで

カンボジアの国境域で。甘酸っぱい果実をほおばりながら樹下で談笑。ありふれた日常からラオ人の・クメール人の生活を届けたい。

すみません

2018年05月03日 | いきものたち
ぐぐっすいっ、ぐぐっすいっ… イモムシくんが登っていく。 「中腹」でみつけた二枚の葉っぱ、 どうもお気に召さなかったご様子で、 さらに上を目指される模様。 あらぁ。周りにいくらでもお手軽な樹があるのにね。 それでもそれがいいのかしら。 すみません。母がこう言っていますけれども…。 イモムシくんは、 当然ながら私たちの話になんか振り向きもせず、 ぐぐっすいっ、ぐぐっすいっと上がってく。 ヤ . . . 本文を読む

ウツギの季節

2018年05月03日 | いきものたち
大好きなコゴメウツギ。 砕けた米粒のようだから小米。 ぽちぽちと、寄せ集まって咲いているのが可愛らしい。 確かもう少し、 むしむしと湿度があがってきたなかで、 可憐であったり、ぱぁっとしてたり、うつむいてたり 湿り気を含んだ山林に咲くウツギの花たち。 そんなイメージ。でも、 今年はやっぱり少し早い。 マルバウツギ 二枚の葉で茎を抱くから、花を支えているかのよう。 一斉に咲いてちょっぴり重そ . . . 本文を読む

静かな息づかい

2018年04月28日 | いきものたち
ややもすると忘れてしまう。 一日も同じ日がないということを。 そのときそのとき、 少しずつ変わっていっているということを。 でも、 ちいさな生きものたちを見ていると、 あぁほんとうに、 一日一日すこしずつ、 きちんと「次」へ、進んでいるのね。 えらいなぁとつくづく思う。 人間のような足はなく、 人間みたいには歩かない。 そのかわり、大地にゆっくり根を伸ばし、 すこぉしずつだが、同じでな . . . 本文を読む

息づく

2018年04月02日 | いきものたち
いったい誰が…。 枝が3つに分かれているからなのだという。 ミツマタという。 初めて聞いたとき、なんだか可哀そうに思えてならなかった。 人間のインスピレーションで勝手に名づけられてしまうのだ。 遠目には、ちっちゃなボンボリがポコポコと、 枝にのっているようにも見える。 近づいてみると、淡い黄色から山吹色へ、 透明感のある配色でもって、なんとも美しい花である。 サクラを見に行ったはずだったけど、 . . . 本文を読む

サクラにホオジロ

2018年04月02日 | いきものたち
チチチチ、チチ、チチチチチ… 小さめながら、ぱちぱち跳ねるようなリズミカルな音がする。 わたしたちの頭上を、音が行き交う。 数匹のホオジロたちが、居場所を確認するかのように鳴いていた。 ふと思い立って多摩森林科学園。 それはもう、ものすごい種類のサクラがあって、 あまりにも知らない自分を恥じるほど。 いやーすごいね、と思って歩いていると、チチチチチ。 ん?どこかなどこかな。 私の目はサクラを通 . . . 本文を読む