昔話の続きです。
「三銃士」を観て程なくNHKで「白野弁十郎」という舞台を偶然見ました。
エドモンド・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻訳劇
原作は幾度と無く映画化されている。
日本でも何度も舞台化されていますが、「白野弁十郎」も大正15年に初演され繰り返し上演されて来た名作です。
(もちろん当時はそんな事は知らない…)
まず本家「シラノ・ド・ベルジュラック」
シラノ・ド・ベルジュラック(1990)goo映画より引用させていただきました。
時は1640年。彼が秘かに思いを寄せる従妹のロクサーヌ
しかし彼女の慕うのは美青年クリスチャン
自らの鼻にコンプレックスを抱くシラノは、ロクサーヌのために愛の橋渡しを務める。
シラノはクリスチャンのために愛の手紙を書き、口説き方を伝授する
シラノはクリスチャンにも無断でどんなに戦闘が激しくなってもロクサーヌに一日2通の恋文を届けることを忘れなかった。
クリスチャンは銃弾に倒れ、ロクサーヌはシラノが書いたとも知らず手紙を恋人の思い出と共に胸にしまう。そして14年後、修道院で暮らすようになったロクサーヌのもとをシラノが訪ねてくるという日。
敵の多いシラノはその途中で頭上から材木を落とされて重傷を負うが、はうようにしてロクサーヌのもとへ向かう。
クリスチーヌの恋文を読ませてくれと頼み、シラノは朗読を始めるが、夕闇の中にもかからわず一言一句間違いなく諳んじる聞き覚えのある声に、ロクサーヌははじめて手紙の主が彼であったことを悟る。しかし時すでに遅くシラノはロクサーヌに看取られて息絶えるのだった。
--------------------------------------------------------------------------
緒方拳独り舞台「白野弁十郎」
紹介記事より引用させていただきました
原作:エドモンド・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」
演出:鈴木勝秀 音楽:朝比奈尚行
訳:楠山正雄 翻案・脚色:額田六福
潤色:島田正吾
「白野弁十郎」
徳川幕府崩壊を目前にして騒然としている京の都。
朱雀隊の隊士である白野弁十郎は、剣もたち無頼漢だが歌を詠む繊細な心を持ち合わせている。幼少の頃から憧れている従妹の千種に、隊の新人、来栖生馬への恋心を打明けられる。傷心の白野だが、来栖も千種を想っていることを知り、雅な言葉を知らない来栖に代わって、恋の言葉を考えようと提案する。千種への思いは誰よりも強いが、異様に大きな鼻をもった白野は、己の醜さでは遂げられない恋と諦めたのだった。
白野のお陰で、来栖を立派な歌詠みと信じている千種を残し、白野と来栖は戦場へ。
戦場でも白野は来栖に代わって激しい恋の便りを送り続け、遂には来栖に気持ちを悟られてしまう。やるせない思いで戦場に出た来栖が戦死し、白野は一度は打明けようとした千種への想いを、心に秘めると決心する。
あれから十余年、仏に仕える身となった千種を慰めるため、落ちぶれた今も白野は彼女の元に通う。秋の夕暮れ、途中で負った瀕死の重傷を隠す白野に、千種は来栖からの最後の手紙を見せる。日が落ち、辺りは暗くなってきたのに恋文を読み上げ続けている白野。
長年を経た今でも千種への思いを綴った手紙を諳んじているのだった。千種はそのことに・・・・・。
↑
こちらの方先に観てしまったわけです。
「島田正吾」さんという新国劇の俳優さんが「独り舞台」として平成三年から演じ続けて居た舞台を「緒方拳」さんが復活させた!!
しかし私が見たのは『昭和』の時代!一人舞台ではなかったし、
来栖が白野の気持ちを知って悩むところも印象深かったし、千草が庭で刺繍をしながら、白野を待っていた情景が浮かんでくる…
あの時の「シラノ」は誰が演じていたのでしょう?やはり島田さんなのでしょうか?
ビデオが出ているようですから是非観たいものです。
あらすじを読み見返すだけで泣けてきそう
女性には到底マネの出来ない…
実際の「シラノ・ド・ベルジュラック」氏は文武両道に秀でた好漢!!!
剣豪、科学者、SF作家????
「三銃士」と同時代に生きた愛すべき男
気持ちの持ち方は同じような気がします。
やせ我慢は男の勲章
武士道と少し似たところがあるのかもしれません。
フランスなだけに女性にはやさしいですが
そして天才の孤独と哀愁
何故このような事が今になって思い出されてくるのか…
それはCaptain Jack Sparrow に同じ匂いがする気がするから…かもしれません。
国も、時代も、背負うものも違うのに
『男は心意気で生きる生き物だ』とでも言うようなある意味古風な佇まい
あぁこの人はひとりなんだな、と思ってしまう。

「三銃士」を観て程なくNHKで「白野弁十郎」という舞台を偶然見ました。
エドモンド・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻訳劇
原作は幾度と無く映画化されている。
日本でも何度も舞台化されていますが、「白野弁十郎」も大正15年に初演され繰り返し上演されて来た名作です。
(もちろん当時はそんな事は知らない…)
まず本家「シラノ・ド・ベルジュラック」
シラノ・ド・ベルジュラック(1990)goo映画より引用させていただきました。
時は1640年。彼が秘かに思いを寄せる従妹のロクサーヌ
しかし彼女の慕うのは美青年クリスチャン
自らの鼻にコンプレックスを抱くシラノは、ロクサーヌのために愛の橋渡しを務める。
シラノはクリスチャンのために愛の手紙を書き、口説き方を伝授する
シラノはクリスチャンにも無断でどんなに戦闘が激しくなってもロクサーヌに一日2通の恋文を届けることを忘れなかった。
クリスチャンは銃弾に倒れ、ロクサーヌはシラノが書いたとも知らず手紙を恋人の思い出と共に胸にしまう。そして14年後、修道院で暮らすようになったロクサーヌのもとをシラノが訪ねてくるという日。
敵の多いシラノはその途中で頭上から材木を落とされて重傷を負うが、はうようにしてロクサーヌのもとへ向かう。
クリスチーヌの恋文を読ませてくれと頼み、シラノは朗読を始めるが、夕闇の中にもかからわず一言一句間違いなく諳んじる聞き覚えのある声に、ロクサーヌははじめて手紙の主が彼であったことを悟る。しかし時すでに遅くシラノはロクサーヌに看取られて息絶えるのだった。
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緒方拳独り舞台「白野弁十郎」
紹介記事より引用させていただきました
原作:エドモンド・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」
演出:鈴木勝秀 音楽:朝比奈尚行
訳:楠山正雄 翻案・脚色:額田六福
潤色:島田正吾
「白野弁十郎」
徳川幕府崩壊を目前にして騒然としている京の都。
朱雀隊の隊士である白野弁十郎は、剣もたち無頼漢だが歌を詠む繊細な心を持ち合わせている。幼少の頃から憧れている従妹の千種に、隊の新人、来栖生馬への恋心を打明けられる。傷心の白野だが、来栖も千種を想っていることを知り、雅な言葉を知らない来栖に代わって、恋の言葉を考えようと提案する。千種への思いは誰よりも強いが、異様に大きな鼻をもった白野は、己の醜さでは遂げられない恋と諦めたのだった。
白野のお陰で、来栖を立派な歌詠みと信じている千種を残し、白野と来栖は戦場へ。
戦場でも白野は来栖に代わって激しい恋の便りを送り続け、遂には来栖に気持ちを悟られてしまう。やるせない思いで戦場に出た来栖が戦死し、白野は一度は打明けようとした千種への想いを、心に秘めると決心する。
あれから十余年、仏に仕える身となった千種を慰めるため、落ちぶれた今も白野は彼女の元に通う。秋の夕暮れ、途中で負った瀕死の重傷を隠す白野に、千種は来栖からの最後の手紙を見せる。日が落ち、辺りは暗くなってきたのに恋文を読み上げ続けている白野。
長年を経た今でも千種への思いを綴った手紙を諳んじているのだった。千種はそのことに・・・・・。
↑
こちらの方先に観てしまったわけです。
「島田正吾」さんという新国劇の俳優さんが「独り舞台」として平成三年から演じ続けて居た舞台を「緒方拳」さんが復活させた!!
しかし私が見たのは『昭和』の時代!一人舞台ではなかったし、
来栖が白野の気持ちを知って悩むところも印象深かったし、千草が庭で刺繍をしながら、白野を待っていた情景が浮かんでくる…
あの時の「シラノ」は誰が演じていたのでしょう?やはり島田さんなのでしょうか?
ビデオが出ているようですから是非観たいものです。
あらすじを読み見返すだけで泣けてきそう
女性には到底マネの出来ない…
実際の「シラノ・ド・ベルジュラック」氏は文武両道に秀でた好漢!!!
剣豪、科学者、SF作家????
「三銃士」と同時代に生きた愛すべき男
気持ちの持ち方は同じような気がします。
やせ我慢は男の勲章
武士道と少し似たところがあるのかもしれません。
フランスなだけに女性にはやさしいですが
そして天才の孤独と哀愁
何故このような事が今になって思い出されてくるのか…
それはCaptain Jack Sparrow に同じ匂いがする気がするから…かもしれません。
国も、時代も、背負うものも違うのに
『男は心意気で生きる生き物だ』とでも言うようなある意味古風な佇まい
あぁこの人はひとりなんだな、と思ってしまう。
