さて『アケメネス朝ペルシャ』VS『スパルタ』の続きを・・・
まず世界史の授業のおさらいです。

バナーも素敵です。
世界史講義録
アッシリアからアケメネス朝ペルシア の項をご覧くさい。
規模からいえば大唐帝国やモンゴル帝国対日本の小藩位の格差がある
その太守がわざわざ遠征軍の最前線に出張って来るわきゃ無かろうもん!!
たかが映画に、むきになってます。(苦笑)

この姿から思い起こすもの
『野蛮』『未開』『横暴』『非道』『奢り』…
公衆の面前に出てくる王様が
被り物無し、髭無し、お召し物なし、なんてありえない。
時代的に、地域的に、民族的に…ぶつぶつ…
ギリシャ側も半裸だけどさ(笑)
なんだか、悪意を感じてしまう造形です。
西も東も神様にお伺いを立てていた時代だけれど
それだけでは国は運営できません。
大帝国が築けるということは
他国を圧倒する政治機構と技術があったから
当時の最先端の文化を発信できたからだと思うのですが
アジアの帝国の主達は皆さん他民族に対して寛容だったと記憶しています。
映画の中で本人も言ってましたね(笑)
レオニダス王と兵士達の奮戦のあとのギリシャはどうなったの??
というのも気になります。
こちらは民族の誇りをかけております。
玉砕ははなから覚悟の心意気や良し
立っている処がちがうんだから
絶対手打ちはできません。
ペルシャ戦争の記事をたどって
Viento del Marというすばらしいブログに行き着きました♪
世界史)025_古代ギリシア_7_ペルシア戦争_4_サラミスの海戦
関係資料を網羅した丁寧な解説記事です。
あああ~すっきりしたあ(大笑)
作者のMar様から教えて頂いた記事です↓(感謝!)
映画「300」はアメリカのイランへの陰謀:スペインとオーストラリアの2紙が批判
なるほど~~
やはりイランを中傷する為のもなんでしょうか?
アメリカは本当にこの地域が嫌いなんですね。
勧善懲悪物語は観ていて気持ちがいいけれど、今の時代には合わないかも…。
混沌としています。
政治家か誰かが誘導しようとしても、
現実は違うって事本当は皆知っているのではないかしらん?
短い時間で双方を平等に描けなんて無理はいいませんが、
せっかくのレオニダス王と兵士達の英雄的な行為が
台無し…(あ、言っちゃった)
絵画のような美しい映像がもったいない
まったくもってもったいない
レオニダスとクセルクセスの立場は相容れませんでしたが
アメリカとそれに反抗する人たちの対立も似ているといえば似ている。
自分たちの価値観を押し付ける大国の善良な住人と
本当に独立したら自力じゃやってけないんじゃないかって思える
でも純粋な人達の間の溝は深い、と思う…
日本に生まれてしまった事の幸せと不幸せを同時に感じてしまいます。
映画の事、まったく褒めておりません(汗)
えっと…
エンドロールは格好良かったです!!
タイトルバックに影絵のように浮かび上がる兵士の横顔がgood!!
金地に黒はギリシャの色です。
そこだけなの??(笑)
古代ギリシャのつぼ公開 伊政府、米美術館から返還 - MSN産経ニュース
最後になりましたが
世界史講義録金岡様
Viento del MarMar様
リンクありがとうございました。
バックナンバーこれから読ませていただきます。