DOWN IN SMOKE 猫馬鹿無用編

再開!…忘れた頃に…そして、たぶんまた存在を忘れる…

映画「イングロリアス・バスターズ」(INGLOURIOUS BASTERDS)

2009年12月05日 | 映画感想

                            

監督・脚本 クエンティン・タランティーノ
出演 クリストフ・ヴァルツ、ブラッド・ピット、マイク・マイヤーズ、ダイアン・クルーガー、     
    メラニー・ロラン、イーライ“ユダヤ・バット”ロス
2009年 アメリカ
ジャンル:至福の152分でした

いろんな人がこの映画の素敵な部分や引用元の分析について書いてるので、今更感想書いても面白くないと思ってなにも書いてなかったのですが、先日、私とは別にこの映画を見た友人と、この映画について酒飲みながら話してたら、やたらと盛り上がってしまいまいましてね。
その時の会話をまとめるのも、この映画の感想の場合はアリかと。
ダラダラした会話を再録してもしょうがないので、盛り上がった部分をいくつかポイントにまとめて書きます。

ポイント1:笑顔が素敵
この映画、出てくる役者の「顔」が実にいい。
この映画を見た後に一番印象に残るのは劇中での役者の表情だと思う。
その中でもダントツなのは、もちろんじたクリストフ・ヴァルツ演じるユダヤ・ハンターのランダ大佐。
彼の笑顔の横にはキラキラ輝く星が脳内合成されるくらいの素敵な笑顔。
バーの経営者でもある友人は「カウンターがあんな顔ばかりした客で埋まってたら素敵なのに」とまで言ってました。
映画中盤の銃撃戦な展開を考えると少し微妙なセリフ。

ポイント2:バットが素敵
次に印象に残るのはもちろんバット。
出番少ないのに。
友人は別にコアな映画ファンではないので、バット男の本業は(ホラー)映画監督だと言ってたらビックリしてました。「役者じゃないのに、あんな目をできる人は絶対変態だと思う」というコメントつきで。
今回の映画で、ホラー映画ファンじゃない日本人女性の目にはそういう風に広く認識されたということでよろしく、イーライ・ロスさん。
あと、ニューズ・ウィーク日本版WEBで読んだ町山智浩氏によるイーライ・ロスのインタビュー記事の話をしてあげたら、「とてもいい話なのでカットされたのは残念だと言ってました」。
私もバットのエピソードはカットされて残念です。

ポイント3:BGMが素敵
“今夜が勝負かもしんない”というデートで行ったフランス又はイタリア料理店のBGMがこの映画のサントラだったらややこしい状況になりそうで面白いと思う。
具体的には書きませんが、自分の場合で想像していただいたら理解していただけるかと。「戦争プロフェッショナル」のテーマ曲やデヴィッド・ボウイの「キャット・ピープル」が流れるレストランでオシャレなデートしてる自分を。
でも、最強にいやなのは、カメリエーレやソムリエがバスターズだったらということだろう<「ファイト・クラブ」もせいかもしれないけど、ブラピには特に飲食店で働いてほしくない

ポイント4:会話が素敵
「全部の会話に意味がある上に緊張感がてんこ盛りとは!前作『デス・プルーフ』と正反対じゃん!」と私は喜んでたんですけど、友人は「あの会話って(常に裏の思惑があることを含めて)女同士の会話を思い出してとてもとても面白かった」と発言。
ええ!そうなの?
タランティーノ作品名物の過剰なおしゃべりの元ネタってそこなの?

ポイント5:見てて途中でタバコが吸いたくなってしょうがなかった
これは映画が面白くなかったからじゃありません。
劇中であまりにみんながタバコを気持ちよさそうに吸うからです。
でも、あまりの面白さに席を立てない!
2人とも喫煙者なので、「禁煙してる人にはもっとつらかったのでは?」と問答無用で意見一致。

まあこんな感じでした。

しかし、今回は真面目に傑作だと思うよ、タランティーノ。
ラストも愉快痛快だし。
隣の席の外人さんと大声で大笑いしてしまったよ。
     
     
                    男は黙って体育会

●追記
あのウザいナチス純情恋愛青年のモデルは、やっぱり映画「暗い日曜日」のあのキャラなのだろうか?

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