監督 マーク・ウェブ
脚本 スコット・ノイスタッター 、マイケル・H・ウェバー
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ゾーイ・デシャネル、ジェフリー・エアンド、
マシュー・グレイ・ガブラー、クロエ・グレース・モレッツ
2009年 アメリカ
ジャンル:女性の感想が聞きたくてしょうがないので、女友達と見なかったことを後悔
【あらすじ】
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。
しまった。
自分ネタは昨日書いた「なくもんか」で使っちゃってるよ。
どうするかなあ~。これ自分ネタが一番書きやすい映画なんだけどなあ。
…と思ってましたが、別に自分ネタなんか書かなくていい映画ですよね、これ。
だって、これを見た人は全員自分で「自分ネタ」を脳内展開させてるでしょうから。
男の大部分は観終わった後「あれは俺だ!●年前の俺だよ!」と『七人の侍』の菊千代みたいに脳内で泣き叫んでるでしょ?
他人の「自分ネタ」まで聞きたくないよね?
まあ、そんな映画ですから女性の感想がぜひ知りたいです、私は。
500日の恋愛(失恋で腐ってる時含む)の思い出を、時系列をバラバラにして(オチは予想通り500日目)見せてくれるこの映画、絶対、脚本家の実体験が反映されてると思ってるんですが、そういう作り方も含めてケヴィン・スミス監督の『チェイシング・エイミー』と似てる気がします。男性主人公の扱い含めて。
でもこっちのほうが、「自分は、愛してる人の運命の人じゃないということを思い知らされた人はどうしたらいいんでしょうね?」という永遠の課題をスマートにつきつけてくるぶん胸にグッとくるような気がします。
物語のテンポがとても軽快で、主役を取りまく脇役達のキャラも魅力だったので鑑賞中はクスクス笑いが止まりませんでした。
主人公に一番的確なアドバイスをするあの素敵なレディーは誰のアイデアなんでしょうか?
そしてとてもスマートな500日目のラストシーン。
500日目のラストシーンの前の488日目で、実は映画は(実質的に)終わってるんですが、その488日目というのが、今でも痛む古傷にカラシを塗ったトゲトゲの鉈を叩き込むようなシーンなんですね、これが。
しかも全編軽快に進める編集の中で、このシーンだけテンポが違うんだもんなあ。
きついなぁ、監督。
でも、でもですよ。
だからこそあのオールドハリウッドのような(ある意味、「猟奇的な彼女」の変化球のような)ラストシーンが観客に鮮やかに見えるんでしょうね。
もちろん、488日目を描く前の軽快なテンポの語り口がこのラストシーンの成立の土台になっていることは言うまでもありませんけど。
そんな素晴らしい演出の映画見る幸福感が感じられるだけでも必見だと思います、この映画。
あと音楽の使い方がとてもよいです。
DVD買うよりサントラ買ったほうが、後でこ映画を思い出したい時に、その時の自分の気持ちにふさわしいシーンを思い出せるのではないか…てなことを考えてしまうくらい音楽のチョイスがいいです。
サントラ買いたかったけど映画館の売店には売ってなかったのがとても残念でした。
【追記】
ちなみに一番私が笑ったのは煮詰まった彼女との“シド&ナンシー”を巡る会話。
あそこで映画のリズムに完全に乗っちゃいましたね、私は。
相手が自分の部屋まであやまりに来たら万事オーケーと
思うのは危険思想です
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ゾーイ・デシャネル、ジェフリー・エアンド、
マシュー・グレイ・ガブラー、クロエ・グレース・モレッツ
2009年 アメリカ
ジャンル:女性の感想が聞きたくてしょうがないので、女友達と見なかったことを後悔
【あらすじ】
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。
しまった。
自分ネタは昨日書いた「なくもんか」で使っちゃってるよ。
どうするかなあ~。これ自分ネタが一番書きやすい映画なんだけどなあ。
…と思ってましたが、別に自分ネタなんか書かなくていい映画ですよね、これ。
だって、これを見た人は全員自分で「自分ネタ」を脳内展開させてるでしょうから。
男の大部分は観終わった後「あれは俺だ!●年前の俺だよ!」と『七人の侍』の菊千代みたいに脳内で泣き叫んでるでしょ?
まあ、そんな映画ですから女性の感想がぜひ知りたいです、私は。
500日の恋愛(失恋で腐ってる時含む)の思い出を、時系列をバラバラにして(オチは予想通り500日目)見せてくれるこの映画、絶対、脚本家の実体験が反映されてると思ってるんですが、そういう作り方も含めてケヴィン・スミス監督の『チェイシング・エイミー』と似てる気がします。男性主人公の扱い含めて。
でもこっちのほうが、「自分は、愛してる人の運命の人じゃないということを思い知らされた人はどうしたらいいんでしょうね?」という永遠の課題をスマートにつきつけてくるぶん胸にグッとくるような気がします。
物語のテンポがとても軽快で、主役を取りまく脇役達のキャラも魅力だったので鑑賞中はクスクス笑いが止まりませんでした。
主人公に一番的確なアドバイスをするあの素敵なレディーは誰のアイデアなんでしょうか?
そしてとてもスマートな500日目のラストシーン。
500日目のラストシーンの前の488日目で、実は映画は(実質的に)終わってるんですが、その488日目というのが、今でも痛む古傷にカラシを塗ったトゲトゲの鉈を叩き込むようなシーンなんですね、これが。
しかも全編軽快に進める編集の中で、このシーンだけテンポが違うんだもんなあ。
きついなぁ、監督。
でも、でもですよ。
だからこそあのオールドハリウッドのような(ある意味、「猟奇的な彼女」の変化球のような)ラストシーンが観客に鮮やかに見えるんでしょうね。
もちろん、488日目を描く前の軽快なテンポの語り口がこのラストシーンの成立の土台になっていることは言うまでもありませんけど。
そんな素晴らしい演出の映画見る幸福感が感じられるだけでも必見だと思います、この映画。
あと音楽の使い方がとてもよいです。
DVD買うよりサントラ買ったほうが、後でこ映画を思い出したい時に、その時の自分の気持ちにふさわしいシーンを思い出せるのではないか…てなことを考えてしまうくらい音楽のチョイスがいいです。
サントラ買いたかったけど映画館の売店には売ってなかったのがとても残念でした。
【追記】
ちなみに一番私が笑ったのは煮詰まった彼女との“シド&ナンシー”を巡る会話。
あそこで映画のリズムに完全に乗っちゃいましたね、私は。
相手が自分の部屋まであやまりに来たら万事オーケーと
思うのは危険思想です
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