●再編集に抵抗できなかった製作陣(たぶん原作者以外)
トム・ハンクス、ゲイリー・ゴーツマン、モーリス・センダック、ジョン・カールズ、ヴィンセント・ランディ
●監督&共著で脚本(かなり現場で変更させたとか…)
スパイク・ジョーンズ
●出演
マックス・レコーズ、キャサリン・キーナー(短いながらもすんごいいい演技でした)
●声の出演
ジェームズ・ガンドルフィーニ、ローレン・アンブローズ(当初予定されていたミシェル・ウィリアムスが降板して良かったと思う)、フォレスト・ウィッテカー(←ナイスキャスティング)、キャサリン・オハラ、クリス・クーパー(子供に見せたかったろうな…)、ポール・ダノ
●すんごい良かった音楽
カレン・O、カーター・バーウェル
●ジャンル
今回はマジに吹き替え版で見なくてよかった…
自分の中にまだいる「こどもの自分」に会っちゃうような映画でした。
原作者(プロデューサーもやってますね)に、「ミーは個人的な作品として描いたから、ユーも個人的な映画にしちゃいなよ」と言われたせいか、こういう風にしか映画が撮れないのか。
監督、見事に個人的な思いを反映した映画にしちゃいましたねー。
私も世間が期待する(と映画会社が考える)子供向けファンタジー映画ぜず、監督の思いをストレートに出す個人的な作品にしてよかったと思います。
そのせいで当初は2007年公開予定だったのに再編集と追加撮影の繰り返しで2年も公開が伸びちゃいましたけど。
お母さんと子供を招待したテスト試写の評判が悪かったのが原因だと聞いてます。
どうも冒頭の少年の家庭の描写が、最初の編集では、もっとヘビーだったらしくて…。
お母さんとお母さんの恋人の描写がとくに(お母さん方には)評判が悪かったらしいです。
うん、それはお母さんが子供と見るには評判悪いよね(苦笑)
でも、監督はインタビューで「子供向けの映画を作りたかった訳じゃなくて、子供時代についての映画を作りたかったんだよ」なんて言ってるからしょうがないか。
監督が最初に編集したバージョンが見たいなあ。
「ブレードランナー」みたいにDVDで見れないかな?
この文の冒頭に「自分の中にまだいる『こどもの自分』に会っちゃうような映画」だと書きましたが、見てる間、自分の中の今の感情が井戸端会議してるような感じがしました。
あ、ちゃんと“かいじゅう”も堪能しましたよ。
ガンガン遊ぶ“かいじゅう”達のかわいいこと!もう最高。
やっぱり自分の好きな人や動物とくっついて寝るのはいいことなのだ。
…という感じで見てたもんだから、映画館出たら、ウチの“かいじゅう(猫)”達の顔が頭に浮かび、「私も“かいじゅう(猫)たち”を大事にせねば!」という思いに急激に駆られたため、一緒に見た友人とのゴハンもそこそこに別れを告げて家に一直線。
帰宅後、膝にウチの(メスなのに)マックスことミトさんの頭を撫で続け(ミトさんはなでられるのが大好きなのだ)、寝る前にウチの(オスなのに)KWことジンをギュッと抱っこ(ジンは抱っこが大好きなのだ)してあげました。睡眠時間削って。
ホント、「家族って大変」。
…とほのぼのさせてくれる映画だったんですが、哀しいかな童心の乏しいオッさんになってしまった私は、
コッポラ家に婿入りしてそんなに苦労したのかスパイク・ジョーンズ!!
とか下世話なことを考えながら見てしまう瞬間があったのでした。
いやですね、大人って<お前が下世話なだけだ
ハロゲンが大好きなウチのかいじゅうたち。
最新の画像[もっと見る]
- 【猫馬鹿】夏休みあけは皆ちょっと大人に見える(…いろいろワケアリだもんね!みんな、大人だもんね!) 14年前
- 【猫馬鹿】夏休みあけは皆ちょっと大人に見える(…いろいろワケアリだもんね!みんな、大人だもんね!) 14年前
- ねこばか! 7月の近況 14年前
- ねこばか! 7月の近況 14年前
- 映画「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」 14年前
- 猫馬鹿 昨日の辻仁成は今日もなんやかんやで辻仁成 15年前
- 猫馬鹿 昨日の辻仁成は今日もなんやかんやで辻仁成 15年前
- 猫馬鹿 技ニモ負ケズ 15年前
- 猫馬鹿 技ニモ負ケズ 15年前
- 猫馬鹿 技ニモ負ケズ 15年前
「映画感想」カテゴリの最新記事
- 映画「ハート・ロッカー」(THE HURT LOCKER)
- 映画「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち 」(Anvil! The Story of Anvil)
- 映画「恋するベーカリー」(IT\'S COMPLICATED)
- 映画「ラブリーボーン」(THE LOVELY BONES)
- 映画「Dr.パルナサスの鏡」
- 映画「インビクタス/負けざる者たち」(INVICTUS)
- 映画「カールじいさんの空飛ぶ家」(UP)
- 映画「かいじゅうたちのいるところ」(Where The Wild Things Are)
- 映画「パブリック・エネミーズ」(PUBLIC ENEMIES)
- 映画「(500)日のサマー」((500) DAYS OF SUMMER)
あんのさんちのかいじゅうはかわいいですね~
それにくらべてうちのかいじゅう(=母)はかわいくない…
>自分の中にまだいる「こどもの自分」に会っちゃうような映画
そうですね~。子供が見るための映画というより、かつて(今も?)子供だった人が見るための映画でしたね。
その分、中途半端に子供向けにしている部分が残念です。
>監督が最初に編集したバージョンが見たいなあ。
「ブレードランナー」みたいにDVDで見れないかな?
いやほんとそう思います。
映画をそのままDVDにするより需要ありますよ、絶対。
ええ、うちのかいじゅうはかわいいです。
ほめていただきありがとうございます<親馬鹿
>中途半端に子供向けにしている部分が残念です。
私は根が今だにガキなせいか微妙に気になりませんでした(苦笑)
>映画をそのままDVDにするより需要ありますよ、絶対。
アメリカ国内の興行収入では製作費分も回収できなかったので意外とホントに出すかもしれませんね。