ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

地方へ移住で最高100万円の補助金が出るようだけど

2020年10月09日 23時30分39秒 | 田舎暮らし
テレワークで東京の仕事を続けつつ地方に移住した人に最大100万円を交付する方針を発表しました。
また地方でIT(情報技術)関連の事業を立ち上げた場合は最大300万円の交付すると言います。

詳細はまだわからないのですが、この発表をうけてテレビでは特集を組んでいました。
その内容は一言で言うと、都会にはない素晴らしいことが待っているというもので、デメリット部分には全く触れていませんでした。


確かにきれいな夕日で、東京より頻繁に見る機会が増えましたが・・・やはり飽きますね。贅沢な悩みかな?

一日の仕事が終わって、きれいな夕日を眺めることがでる。
海が近い場所に移住なら、思いたったらすぐに釣りに行ける。
時間がゆっくり進む、素晴らしいスローライフが待っている。


など。
確かに間違いではありません。
東京の板橋で中古マンションを購入するとき「いたばし花火大会」が目の前で見られる、というのセールスポイントになっていました。
確かに最初は玄関を出て1分もかからずに荒川の土手に行けるので、花火を楽しみました。

でも数年見ていると、飽きます。

最後のころは、部屋から出もしないくらいで「うるさいな~、早く終われ」くらいしか思いませんでした。

千葉に移住したら「一日中海を見て過ごそう」なんて思ってましたし、実際に弁当持参で何回か実践しました。

でも、飽きます。

海と言ったって広い太平洋。
対岸が見えるわけでもないし、ヨットが浮かんでいる訳でもないし。

こちらに移住して、田舎ならでは、この地方ならではの場所を一通り巡り終えるともうそれで終わり。
東京にいたときにあれほど行きたかったキャンプ。
こちらに来たら渋滞もなく、思う存分行けるぞと思っていました。
実際に何回か行きました。

でも。飽きます。

こちらに住んでいると、毎日がキャンプ気分のようなもので、わざわざキャンプ場にまで行く必要がないからです。


スローライフが待っている?
朝、我が家の前の県道はある一定時間、時速80kmで走る通勤車の高速道路と化します。
通勤者が落ち着いた昼間でも、田園風景を眺めながらのんびり走ってると、後ろにピタリと後続車が。
これだけ「あおり運転」が社会問題になっている今でも、実情は違います。
少し広い場所で道を譲っても、また後ろからくる車も同じようにピタリと。

むしろ余裕のある運転というのは、東京の方がましだったような気がします。
それもそのはず、直線距離でわずか100kmも離れていないのに、こちらの経済はかなり疲弊しています。
これはコロナ以前から感じていました。

人手不足というのも原因だけど、概して経営体質が旧態依然としているので、一人当たりの生産性を上げなければいけません。
だから、そんな焦りが車のスピードに現れているような気がします。

そのような理由から、都会から移住してきた人がいくらスローライフを楽しみたくても、のんびりできない現実もあります。
逆にのんびりしたい人たちと、できない人たちの軋轢さえ感じることがあります。

移住してから実際に、近隣の人とあと一歩で警察沙汰というトラブルも経験しました。
必ずしも田舎の人達は穏やかで、のんびり暮らしている人ばかりではありません。
最初はどうしても「よそ者」扱いです。

移住する場所によっても異なるし、同じ移住先でも地域によって違うと思いますが、十分に考える必要はあると感じています。


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