ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

もうすぐ11月15日。

2020年11月08日 17時40分37秒 | 日記
歴史小説好きだった私は、関西転勤になる前には司馬遼太郎の「竜馬が行く」はすでに読んでいました。
というより、歴史上の人物では誰が一番好きか?と聞かれたら・・・

坂本竜馬

と答えるほどのファンになっていました。



だから関西転勤時代に、竜馬の足跡を見ておくのはマストというべきミッションでした。
でも3年間の転勤の終了間際、何故か東京勤務の戻ると決まってからの訪問となりました。
美味しいものは最後に味わって食べる、という変な癖がここでも現れた感じです。

向かったのは清水寺近くにある「霊山歴史館」。
毎年11月15日の竜馬の誕生日前後に、特別に展示されるものがあると聞いていたからです。
その日、京都御所の紅葉を楽しんだ後に歴史館に向かいました。

時間帯のせいか、私のほかには誰もお客さんがいません。
この日一番見たかったのは、竜馬が暗殺された近江屋の部屋にあった床の間の「掛け軸」です。
いつもは京都国立博物館に保管されているらしいのですが、期間中はここで見ることができました。
写真では結構何回も見ていましたが、その「生の掛け軸」を見たかったからです。

刺客が来たと同時に、床の間に置いてあった自分の刀を取ろうとして後ろ向きになった時に、後頭部を横に切られた第一刀が致命傷になったというのがのがもっぱらの通説になっています。
横に太刀を振るわれたのは、近江屋の2階は天井が低く、太刀を上から振り下ろすことができなかっただろうという事が一つ目の理由。

2つ目の理由は床の間の掛け軸。
そこには竜馬の血痕が飛び散りました。
その飛び散り方から、横に切られたという理由です。


竜馬と陸援隊の中岡慎太郎が暗殺された近江屋跡。
今のGoogleのストリートビューでは寿司屋になっていますが、今はコンビニになっているらしい。
私が行ったときは京阪交通社でした。


もう時効だと思うので書いてしまいます。
館内は撮影禁止ですが、粋な計らいをしていただき画像に収めることができました。
この掛け軸に見入っていると館内にいた人が声をかけてきました。
バッジを付けていたので博物館の関係者の方と推測します。

ガラガラの館内なので、以前からこの場所を訪れてみたかったとか、転勤が終わって東京に戻るとか、いろいろ話しているときにダメ元で撮影許可をお願いしてみました。
もちろん撮影は禁止、と言われましたが少し粘ってみたらなんと・・・

「あっ、ちょっと用事を思い出した」

と他の場所へ行ってしまったのです。
この日私は8ミリビデオカメラしか持参していませんでしたが、しっかりと収めさせていただきました。
もちろん門外不出で、だれにも見せてはいません。

東京でも竜馬の足跡はいくつか訪ねていますが、幕末と言わず歴史ファンにとっては京都の濃さというのは格別です。

面白いことに行く先々で、海援隊時代の武田鉄矢がニタ~ッと笑ってピースサインをしている写真が飾ってありましたね。

もうすぐ11月15日。
竜馬の誕生日であると同時に、命日でもあります。


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