ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

田舎は地域の結束が強い

2020年10月10日 07時16分08秒 | 田舎暮らし
千葉の田舎に移住して、もちろんいいこともありますが、そればかりではありません。
まず感じるのは、もともと住んでいる地元民同志の強いつながり。
田舎に移住したいと思っている人の中には、地域の人とそれほど親しく付き合いたいと思っている人ばかりではなく、むしろ都会にいた時と同じくらい、最低限ほどほどの付き合いをして暮らしたい人も多いと思います。

しかし、移住した場所によってはそれを許してくれないこともあります。
我々夫婦の場合は、田舎でも新興住宅地で、同じような思いを持っている人もい多い場所だったので、幸いご挨拶くらいの付き合いで済んでいます。


草むしり用にヤギを飼っている場所も割と見ます。

しかし、こちらで知り合ったIさんの場合。
もともとは長野県中部地域に代々住んでいたのですが、父親がなくなって遺産争いで兄弟や親せき同志の骨肉を争う騒動に嫌気を指して、海の見える温暖な千葉に越してきたといいます。

長野の家は大きな家で、父親が大事にしていた庭木も数本持ってきて、そのため広い庭のある中古住宅を購入しました。
しかしその場所は地域のまとまりが特に強いところ。
様々な地域の行事に半ば強制的に参加させられている、とぼやいていました。
たぶん、参加しないと村八分的な扱いを受けるか、そういうプレッシャーを無言のうちにかけてくるんだと思います。

もう一つ忘れてはいけないのは、広い庭。
たぶん、これに憧れて田舎に移住をしたいと思っているかもしれませんが、夏場はほぼ毎日草刈りの日々になります。
少しでも放っておくと、あっという間に草ぼうぼうになります。

我が家は広い庭でもないので、最初の夏は草むしりが楽しかったです。
だけど一週間もすると、またがぼうぼう。
最後には刈払い機を買うハメになってしまいました。
今は、面倒くさいので防草シートをかぶせています。
それでも、わずかな隙から雑草は生えてきます。
夏の雑草はものすごく獰猛です。

よく行政が行っている「田舎移住推進キャンペーン」などがありますが、これも要注意。
条件を満たせば住居が無料になるようなお誘いもあったりします。
どうしてもその移住先になじめなかった場合の「違約」についても、十分検討した方がいいです。

移住する人たちは「望まれて」移住するつもりでいるとがっかりすることも。
望んでいるのは「行政」だけで、ほどんどの場合住民たちは無関心です。
さらには住民税が非課税になるようなシニア世代の移住はあまり望んでいないのが実情だと思います。

若くて人口を増やしてくれて、多くの税金を落とし、消費行動も活発な世代の移住を推進したいだけです。
シニア世代は、医療費や介護の問題を抱える時が目の前にあるわけですし、免許返納による交通手段の確保など、財政に負担をかけやすい世代であることは間違いない。
差別といわれるので、歯がゆいながらも表立って「シニア世代はご遠慮ください」とは謳えないのです。

若ければ、地域の行事に積極的に参加もできるし、もしかしたら柔軟な頭で目からウロコ的な起業できるかもしれません。
しかしのんびり老後を過ごしたい人にとって、定年退職をしてからの移住はあまり歓迎されないのも事実だと思います。

※最近「田舎」という文字を連発して書いていいますが、それは主に都会住まいの方々を想定しています。


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