ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

便秘が原因?「今日、死んじゃうかもしれないよ」と言われた日

2020年10月22日 09時27分28秒 | 田舎暮らし
千葉の田舎に移住して2年目の秋のこと。
朝トイレから出ると、左下腹部に異常な痛みが。
いや、トイレの最中から異変があった。
汚い話で申し訳ないのですが。
便意があるのに最後のひと絞りが出ない。
在宅勤務にしてから、どうも便秘気味になっていたのが気がかりでしたが。

そのまま腹痛を我慢していたが、その日の夜いよいよ我慢できずに近所の内科へ。
座薬を処方してもらいましたが、やや痛みが治まるだけ。
ちょうど台風が来ていて暴風域にも入っていましたが、台風どころではありませんでした。
布団の中で体を「くの字」に曲げて痛みをこらえていました。

それまでにも同じような場所で腹痛はたまにありましたが、いつもと何かが違う。
もしかしたらずっと予兆があったのかも。
左側が激痛なのだが、その痛みが下腹全体に伝わっている。
そして翌日、自分でなんとか運転して地域の医療センターで診察をしてもらいました。


同じ年の3月、同病院で私より半年前に妻がヘルニアの手術をした際、家族の待合室。
他の家族と一緒になることはなく、専用の待合室です。少しでも家族の不安を取り除くためか、ソファは海に向いています。



問診の後、CTだかMRIだったのかわかりませんが、ドーナッツ状の機械で診察。
結果を見て医師が慌てだしました。
小走りに院内を動いています。
看護師は車椅子を持ってきて、座ってじっとしてなさいと言ってます。

一体何がどうしたんだ?

暫くすると・・・
「今、画像ををDVDに焼いているから、それが完了次第、救急車で鴨川の○○病院に搬送します」
との事。

事情を聴くと「大腸に穴が開いて、そこから便が漏れ、腹膜炎を起こしている」という。
「大腸に穴?」
そんなに簡単に開くものなの??

それにしても救急車とは大げさだと思ったので
「自分で運転して行けますよ」
と言うと
「そんなことをしたら、今日死んじゃうかもしれないよ」
と冗談とも本気とも取れることを言います。

あとで事情を聴いたところ、動くと穴が広がって敗血症の可能性も出てくる、そうなると命の危険もあったらしい。
穴が広がるなど、万が一の場合ここでは手術ができない、とのことで救急車となったのです。

それにしても自分が患者として乗る、人生初の救急車。
そしてこれまた人生初の入院。
ここ20年ほど寝込む風邪も引いたことがないのに。
家系的に血圧は注意していましたが、まさか大腸に穴が開くなんて。
人生ってわからないものです。


鴨川の病院敷地内からなんと東京駅までの直通バスが。なんで?と思っていたらこの病院は私立病院としては日本でも最大級で、500人近い医師がいるという。
平成天皇の手術をした先生もこの病院にいたこともあり、東京からも患者さんが多く来るとのこと。
それで納得。


鴨川についてすぐに造影剤を投与しての再CT。
やはり大腸に穴が開いているのに間違いはないという。
寝て待っている間にインターンなのか入れ替わりやってきて
「押したときと、離したときと、どっちが痛いですか?」
と聞いてくる。

手術の前に家族の同意書等、諸手続きがあるというので妻に連絡。
しかし、夜遅いということもあり、我が家には愛犬が2匹もいるし、チョコのお腹には赤ちゃんがいますのですぐには動けません。
それほどの緊急性がなかったのか、翌日以降の処置となりました。

ここ数年、この季節になるとどうも落ち着かいのはこの入院のせいかもしれないと感じています。
10月初旬に発症して、10月下旬に退院。
まだ暑さが残っているときに入院し、退院した日はとても寒かったのを覚えています。
季節が一つ進んでしまったように感じました。
この年から、自分の中では秋という季節がなくなってしまったような気がします。


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