ウィズコロナ生活を楽しむ

新型コロナと共存しなければならない時代ですが、すでに田舎に移住して在宅勤務を開始。そんな生活をご紹介。

動物や植物から教えてもらう事

2020年09月23日 10時30分49秒 | トイプードルとの暮らし
板橋のマンションは1階でした。
このマンションも中古で買ったのですが、選んだ理由が「庭」がある事でした。
管理費が上階より5,000円ほど高ったのですが、この庭に車を止めてもOKというマンションでした。

板橋といっても、一応23区。
近所で駐車場を借りると2万~3万はしていましたので、クルマを持つ身としてはありがたかったものです。
その頃はクルマが命、までとは言いませんが割と趣味で、走ることも楽しかったし、洗車や弄ることも面白かったのです。

だから、ワックスをかけてきれいになった愛車を、部屋のリビングでコーヒーやビールグラスを片手に眺めることができるのは、休日の楽しみでもありました。

庭付きの住居なんて初めてだったので、様々な花苗を買ってきてはボーダーガーデン的に植えたりしました。
花に囲まれた愛車を見るのも、なかなかいいものでした。

が、そこは素人の悲しさ。
花なんて育てたことがないので、咲いて散ったら終わり、という感じでしか扱えませんでした。



それでも懲りずに、買ってきては植えてをくりかえしていくうちに、手がかからず、というより何もしないのに増えていく草花に畏敬の念さえ抱くようになりました。

千葉に移住するときは9月ということもあって、夏の花が盛んに咲いていました。
これらを置いたまま立ち去ると、移住先でもいいことがないとおもって、いくつか持って行くことにしました。

その中の一つが「ハツユキカズラ」です。
大きく育ってしまったので、根はそのまま残して次の居住者に委ね、切った状態で挿し木として持ってきました。
もうご存じだと思いますが、このハツユキカズラは葉っぱなのに、色のいいピンクになる季節があります。
少し離れてみると、まるで花が咲いているように見えます。

移住先に持ってきた最初の冬に弱ってしまって、ダメかな?と思いましたが、見事にここまで復活しました。
今は隣家の敷地までランナーを伸ばすくらい元気になり、逆に切らないと収拾がつかないくらいに。
この物置小屋を覆うくらい育てたいと思っています。


ウッドデッキに続くDYI2作目の物置。といってもスチール物置を囲っただけですが。屋根に空間を取ったので物置の中は真夏でも涼しいです。そして我が家唯一の木、シマトネリコ。40cmくらいの苗木から10年で2階の屋根に届くまでに成長しました。シンボルツリーです。

愛犬からも教えてもらうことも多いのですが、こういった植物からも多々ありますね。
上の画像、シマトリネコの根元に小さなベージュの鉢が2つありますが、これはこちらに来て買ったフリージアです。
ひとつは黄色、もうひとつは紫色です。
斜めになっている鉢にはオリヅルランが乗っていますが、まだ根はついていません。

このフリージア、移住した冬に香りにつられて買い、咲いている最初の時だけ大事にしていました。
だけど咲き終わるとそんな手入れはすっかり忘れ、つい最近までウッドデッキに「放置」状態でした。
肥料はおろか、水さえ意識して与えたことはありません。
それなのに、毎年冬から春にかけて可憐な花を咲かせてくれます。
灼熱の夏や、霜が降りる冬を毎年自力で生き延びています。

咲いたことは「香って」知らせてくれます。
まるで「私を忘れないで」といってるような。
毎年花が咲きだすと申し訳なくて「今年はもう少し大きな鉢に球根を移して、肥料もやろう」と思いながらも10年近くたってしまいました。

と、話はそれます。
愛犬を見ていると耳が聞こえなくなって、眼も白くなり、鼻だけが頼りになってきました。
それでも、自分より若いメス2匹(奥さんと娘)が美味しそうにご飯を食べていると、ソファの上から笑顔で俯瞰しています。
そして2匹が食べ終わると、自分の皿に行って食べ出します。
これは以前からずっとです。

その姿はまるで、自分の愛する家族を見守っているような感じも受けます。
その笑顔は今が幸せという姿なのです。
そう、まるでその姿はシナトラの「マイウェイ」の歌詞そのもの。

「マイウェイ My Way」フランク・シナトラ、Frank Sinatra live


犬を老犬になるまで飼育したことがないので、他の犬のことはよくわかりませんが、見ているこちらまで幸せな気分にさせてくれます。
今は耳が聞こえなくたって、目が見えなくたって、俺は人生(犬生ですが)をたっぷり生きてきたんだぜ、なんて思ってるかもしれません。

動物も植物もどんな場合でも、自分の置かれた環境で精いっぱい生きようとします。
自暴自棄になることもないし、ましてや自ら命を絶つなんて決してありません。
だから、嫌なことがあって少々落ち込んでいても、彼らがいると元気をもらえるのです。

今年こそフリージアは良い環境にしてあげたいと思います。


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