”Scott Walkerに恋して”MadamSwallowのTeaSalon

スコット・ウォーカーをこよなく愛するSwallowとお茶をご一緒しましょう
自作のアップロードをお茶うけに・・・

Scottアーカイヴス

2015-01-15 15:16:05 | We Love Scott Walker

久しぶりに東京に冷たい雨。カラカラ乾燥で喉もお肌も乾きっぱなしだったので暗い空もがまんがまん。

義母がお昼寝してる間にちょこっと懐かしいCatさんのブログを開けてみました。

Scottの新しいアルバムについての(BishBouch)情報でスチールギターのB・J・Cole氏の紹介などを描いた記事でそのまま終わるなんて気配がない最後のページ。ちょっと寂しい気分が戻ってしまいました。

でも皆さんとの楽しいやりとりも読んでいるうちに懐かしくて・・・

そしたらあのScott単独来日公演の様子を伝えてくれたanneさんのおたよりがあった!

今読み返してもすごい興奮がよみがえってきます。

仙台の公演の部分だけコピペしますね。

                   

以下anneさんからCatさんへのおたよりから・・・・

       

★そして1970年のScottの来日。

仙台電力ホール(註1)での公演も決まり Scottの声をバックに公演の宣伝のため プロモーターの方の車で何度も走り回りました。 仙台公演を盛況のうちに終えたいと必死でした。
(仙台公演を決めてくれたプロモーターの方たちへのお礼の気持ちもあって 塩釜・松島など遠くまで走り回りました。)

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   (Scott Walker Concert Poster in Sendai City 1970 :提供 anneさん)

公演当日(1970年3月23日)は 前座のバンドの方たちとはおしゃべりできましたが Scottとは舞台に出るまで会うことはまったくま~~ったく考えられませんでした。
プロモーターの方たちの「どうも、立川マリが一緒らしい」とのヒソヒソ話が聞こえてきましたが 信じたくないので その話題は誰もいっさい口にしませんでした。 (なんて、みんな、可愛いかったんだろうって思います。)

私は Scottが歌い終わった後 花束を贈ることになっていて 親友と二人で花束を準備しました。 親友も大のScottファンだったのですが その時はもう恋人がいたので気持ちよく私に譲ってくれました。 (その親友は、今Grayの追っかけおばさんです。)
楽屋では仙台のプロモーターの指示ではなく 東京のプロモーターの指示で進められました。
4曲目(♪「もう聞きたくない」)を歌い終えたら 楽屋へ来るように言われていて 「ジャッキー」「Black Sheep Boy」「ジョアンナ」と続き 次の曲「思い出のシンシナティ」が終ったら花束を渡すと言われました。

私の右腕を強くにぎって「今だ!」と押されたかと思うと「だめ!」と腕を引かれ Scottの表情を見ながら 3回目のGoサインで出て行きました。
花束贈呈後 舞台袖に戻ってきた時に「キャ~!」という声が聞こえたのですが それはScottが花束を客席に投げた時の歓声でしたね。

すべて歌い終えるとScottは逃げるように舞台裏のエレベーターまで走って行き 右隅に脚を少し曲げて寄りかかり 斜め上をじっとみつめて一人で下へ降りていきました。
私もScottの後を追いかけたものですから 仙台のプロモーターの方も一緒に追いかけてきてくれて 一緒にScottを黙って見ていました。 見送るという感じではなく 写真を見ているようでした。

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来日公演を終えてからは Scottとの果てしない距離感を感じて落ち込んでしまいました。
今思えば当たり前のことなのですが その頃精神的に幼い私は気づけなかった。
自分のすべてがScottに取り込まれていました。

そのうちに、ゼミが始まり 卒論 就職 結婚 子育て・・・・・・自分自身のことで忙しくなり 長い間 Scottから離れていました。
親友から「ScotttのTiltが出てるよ。」と情報が入って すぐに買い求めて聴いたものの・・・・・ものすごい衝撃を受けました。 「Scott!もうそこまで行っちゃたの? 後で追いかけるから先に行ってて!」という心境で 毎日が慌ただしく過ぎていきました。

そして「Scottはどうしているんだろう?」と考える余裕のできたころ catwalkerさんのblogに出会ったのです。

ドキュメンタリー映画「スコット・ウォーカー・30世紀の男」の上映会初日(2010年
1月13日) 質問コーナーで「私には今のScottが幸せに見えますが Scottは不幸?」と今野さんに聞いたのは私です。 思い出していただけますでしょうか?
今は私も大人のファンとして Scott Walkerという音楽家を追っていきたいと思っています。

私は今 Jazzヴォーカルの発表会のため練習を楽しんでいます。 ようやく1年の新米です。

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anneさん 貴重な体験をお話しくださって本当にありがとう!
それにしても何という奇遇でしょう! 
anneさんと同じ県の出身~渋谷での上映会でニアミス~今お住まいの所が昨年まで私が住んでいた隣の区・・・まるでメロドラマのようにScottの赤い糸に絡み合う二人の綾・・・。

さてanneさんのお便りを拝見した私 一番肝心なコトを聞き逃すわけには参りません。 早速ツッコミを入れてみました。

catwalker:
『anneさん 花束贈呈なさったなんて とっておきの素敵な思い出ですね。
ということは・・・anneさん スコットからほっぺにチュッ!されたでしょ?!
ある会場では 横顔にkissされた女の子(高校生)が ちょっとビックリしたのか その間棒立ちのままでしたよ~。
anneさんはいかがでしたか~?(^_-)』

anneさん: 
はい!Scottにチュッ!してもらいましたよ~~
そうですね 突然だったら 動けなくなってしまったかも・・・・
私は仙台公演のまえに7回見ていたので 予想はしてましたけど 戻ってから足がガクガク震えてきちゃいました。

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Scottは、花束を客席に投げて 最後に「行かないで」(If You Go Away)を歌いました。 40年も前の素敵な思い出です。』

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ひぃ~(このごろさすがにキャーと叫べなくて・・・^^:)なんて素敵なのー

anneさんとはその後、渋谷のアップリンクで開かれたBishBouchの発売記念イベントで初めてお目にかかり、素敵なWBのスチール写真をプレゼントしていただきました。

Scottの宝石のように輝くすばらしい思い出ですね。


Happy Berthday ScottWalker!!!!!

2015-01-09 10:49:05 | We Love Scott Walker

 

72回目のお誕生日おめでとうございます。Mr.Scott Walker!!!

失礼ながらお歳を数字で表すとずしんとした重みを感じますが、昨年のSOUSEDを聴くと声がまた若返っているような気がします。

信念と自信の相乗効果でまた仕事に対する情熱がみなぎっていくのでしょうね。

ファンサイトでもどんどんファンが増えているのが感じられます。それはただ単に昔のScottのファンというだけでなく、あなたのなお若々しく制作活動に邁進している姿に感銘を受け、励まされているからだと私は思います。

あなたは若い頃「僕はどんどん成長していく。周りだって変化していくのだから当然だろう」と言っていました。確かに確かにめまぐるしく音楽やそのほかの世界は信じられない成長と躍進を遂げています。アナログからデジタルへ。コンピューターの改革で沢山の不可能が可能になり、スピーディになりました。

しかし、そうした変化の中で常に普遍的なのはモノを創り出すということにおいては人間の豊かな想像力とたゆまない努力が不可欠だということです。

私が心から感動するのはScottが常に音楽の未開地を探索し、切り開いていくのにその作業はすべて彼の頭の中でやっているということです。そしてその信じられないような繁雑な作業の末に出来上がった作品が長い年月の末に新しい音楽界で驚異的だと賞賛されるに至った事。これは努力した人がすべて成せる業ではないのです。もって生まれた才能、力、言い換えれば選ばれた天才だからであろうと納得せざるを得ません。

私達は20代の輝くようなあなたを知っています。輝くというのはあの素晴らしい歌唱力、美貌、スマートな身のこなし。ティーンから大人までがあなたの魅力の虜になりました。でもその影に後世に名をとどろかす才能が潜んでいるとは誰も想像しなかったでしょう。

難しいショウビジネスの波に翻弄され、傷つきながらそれでも自分を失わず、信念を貫いたScott Walker

私達は心から賞賛し、これからも応援し、そして共に自分達それぞれの人生をあなたの生き方に励まされながら歩んでいくことの喜びに感謝します。

Scott Walker に拍手!

さあ皆さん、お待たせしました。

乾杯!!!

       

最近アップされたScottの近影です。

      

私、これを見てハッとしました。この手つきは彼のおとくいの考え事してるか、音を聴いている時のポーズですが、見てくださいこの左手の甲の皺!

いえ、歳をとったという意味ではないんです。彼がいかにギターなどで手を酷使してきたかがわかります。私はあの細くて美しい手を覚えています。

彼は作曲のためにいつもギターを使うといいます。最近では超難度なコードを作って自ら弾いて見ていると話していましたが、その長年の苦労の形がこの深い皺に読み取れますね。

では彼の一番新しいアルバムから 

Scott Walker + Sunn O))) - Soused

 

   おまけ 

今日のために・・・というわけではないんですが、突如かねてから作りたかった作品をやっと作り上げることが出来ましたので、アップしました。
「なんで今頃これ?」と首をかしげながら、でも おもいきりカッコイイ写真をふんだんに入れまくりましたんで、パーティを盛り上げるためにも、どうか楽しんで観てやって下さい。

Everything Under The Sun  The Walker Brothers


2015年 始まり始まり

2015-01-01 17:47:59 | We Love Scott Walker

 

皆様 明けましておめでとうございます。

昨夜未明、東京にはものすごい風が吹きました。よく言う竜が飛び回るって感じ。

こりゃあ今年はなにか起きるな。

こわいことじゃなくて、新しい力強い勢いのある何かが駆け抜けるような。

Scottもなにかやるかな?

うーむやるとしたら・・・やっぱ・・・うふ、ツアーでしょ!うん、そうに違いない!

UKから大陸横断してJapan、そしてUS全土征服~~キャー!!!

はっそこで夢が覚めちゃった。

うう、初夢って1日の夜のゆめだっけ。じゃなんなのよ、あれは。

 

失礼いたしました。

でも正夢だったらいいでしょ?

さてさて新年初のScottは・・・あはすいません。またもや動画できてませんー

でね、でね。こんなの見つけたんですけど。

WBファンおなじみのAfter The Lights Go Outをある映画のBGMにしたちょっといいかんじのですよっ

懐かしいけどやっぱいいなぁ、ウォーカーサウンズ

今年もよろしくお願いしまーす!