チャゲのさいごの贈り物・1

本焼きの準備が整い、窯に火を入れる前に、ご近所に用事を済ませに出かけようとしていた時、お店の電話が鳴りました。

以前、取材に来てくださった
「パンプキン」の編集部の方でした。

なんと！

今月20日発売(確か、北海道は2、3日遅れでしたね)のパンプキン6月号の、
「旅先で会った猫たち」(タイトルが間違っていたらごめんなさい)というページに、チャゲちゃんの写真を掲載させていただきました、というお知らせでした。

一昨年取材に来ていただいた時、猫好きカメラマンさんが「かわいい、かわいい」とおっしゃって、チャゲの写真をたくさん撮ってくださったことを思い出しました。

でも、ごめんなさい、チャゲ、亡くなったんですよ、とお話ししたら、編集部の方は私のブログを読んでくださっていて、そのことをご存知の上で掲載してくださったのでした。

ありがとうございます！

思いがけないお話に心が震えました。


良かったね、チャゲ。

嬉しいね、チャゲ。

たくさんの猫ちゃんたちと一緒に、日本中の方に見ていただけるなんて、幸せだね。


チャゲはカメラとカメラマンさんが大好きでした。

いつも嬉しそうに撮っていただいていました。

変な顔しか撮らない私がカメラを向けるとすごく迷惑そうな顔をしていたのにね。

テレビの取材の時、「今日は猫ちゃんの出番、ないですよ」という時でも、さりげなくカメラの前を横切ったり、カメラマンさんにかわいく「にゃ～ん♪」と鳴いてみせたり。
そして、いざ、番組が始まってみるとチャゲがしっかりアップで出ていたりね(笑)。

そんなことを思い出しながら、なぜなんでしょうね、チャゲが亡くなって以来、こんなに泣いたことはないというくらい泣いてしまいました。

ちょうど今日の本焼きで、チャゲの記念の小さなうつわを焼くことにしていたので、不思議なご縁を感じました。

パンプキン6月号を開いて、私はまた大泣きするんだろうな(笑)。

嬉しくて、ちょっぴりだけせつないプレゼントを、楽しみに待ちたいと思います。