空気読まずに本を読め

昨夜フェイスブックにも書いたのですが・・・。
この２０１４年は、うちの大学のさまざまな授業を通じて、学生たちに向けて、「空気読まずに本を読め」と「人文学部は人の書いた文章を読む学部」の２点を言い続けてみようかな、と思っています。
何事もテレビ的というか劇場的というか、とにかく「わかりやすく、おもしろく」という社会的な風潮のなかで、学生たちが本当に知性を磨いていくためには、テレビ的・劇場的な描き方をするのとはまた違ったものに触れる経験が大事なのではないかと。
そのことを、２年続けて担当した「政治学概論」の授業準備のなかで感じるようになりました。
「テレビ政治」とか「劇場型政治」なるものに対する学生たちの「免疫」力を付けるためには、あえてじっくりと本を読んでものを考える習慣を形成する必要があるのではないかな・・・と思ったもので。