吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

建築家の住宅設備のチェック

2006-03-17 10:43:47 | Weblog
戸建住宅の場合 設備設計に図面はおろか監理となると とてもその設計予算のなかから 委託するのは難しいですよね
そこで 簡単なポイントを整理してみました
ちょっとした チェックで 設備やさんの本質が垣間見えるかも


★設備屋さんや電気屋さん選びのチェックポイント ◎ これは意外と難しい(中身が見えないだけに)

〔設備工事屋さん・電気工事屋さん選び〕
最初の段階で下請リストを出してもらいチェックする。 ・ 元請けの工務店と長く付き合っているか。 ・ 会社の歴史や得意な工事をチェックする。

★配管工事のチェックポイント 建主や建築家が気を付ける事 対策として
給水管 ・鉄管系を使う場合は技術を要する。
 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 ・継ぎ手は何を使って、誰が施工するのか確認する ・合成樹脂管を使う場合は支持に注意  耐衝撃性ビニル管 支持の具体的な方法を問いただす  
給湯管 ・ 一般的に被覆銅管 ・安易に給湯管を埋設していないか ●被覆銅管 (L 厚肉) を薦める職人は信頼度80% 
           M(薄肉)もある
排水管 ・ 配管 勾配 は絶対にとる事。
       勾配に対して強いコダワリを持っている職人は少ない
       金のワラジを履いてでも探したい
床下に人が入れるスペース に配管する事。
●硬質塩化ビニル管(VP) ・床下に空間が無い場合。 土間コンクリートを打つ前 配管を必ずチェックを入れる事。
水準器(必ず埋設の勾配はチェックし1/100~1/50の範囲に  ない場合は全部やり直しを命じる強い決意をもつことが重要
接着忘れのチェック  (これは意外とある)
他には     土間に対して吊ボルトを2mおきにだしておく

* 特に造り付けの浴室配管は大変気を使うところ

これを工事の初期に再三口を酸っぱく言い続けることは重要

★台所のレンジフード(換気扇)の音は小さくしたいですね?
コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
!! (まい)
2006-03-20 15:49:33
つるさん、

出血大サービスですね☆



住宅監理開始時に、

きっちり伝えることにします。。



先日の、水道の口径の件も、

アドバイス通りにクライアントさんとお話しようと、思ってます。



役所に行く際は、よろしくおねがいしますm(_ _)m



このブログは、すごいです。

もっと、広めねば・・・

いそいでリンク用バナーつくらないと!
思わぬ評価 (つる)
2006-03-24 12:30:13
思わぬ評価を頂き

照れるなあ

もっと しらっと してるように感じて、一人相撲を取っているような 弱気の自分もいます だが 広めるとなると 注意しないとなあ・・
勉強に・・・なりました! (ながしま)
2006-04-03 20:49:27
一気に読んでしまいました。(仕事はしてますが・・・)今後とも色々と教えていただければ幸いです。

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