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吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

専門家って?

2011-04-18 19:02:17 | Weblog
最近よく耳にする ”専門家”
とくに”原発の専門家” 
ほんとに彼らに頼っていいんだろうか

僕らの世界でもよくある
例えば施主説明のとき
”俺はよくわからん、専門家が言うんだから任せますので”
でも 専門家は 専門バカ”でもあり、総合判断は施主が
自分にあったように選択しなけらば、こちらも解らないのだ

とくに原発でほんと不思議に思うのは 彼ら専門家は核分裂
がどうのとか反応がどうのとかは詳しいのだろうが、冷却水の
ポンプや熱交換だ原子炉の換気だベントなどは僕のほうが
詳しいのではないかと感じてしまうのだ
建築家が設備のことが解らない以上に解らないハズなのに
なんかテレビでは解ったような言い回しをしていて
プラントの専門家も一緒にテレビ出演しないといけないのでは
ないか
などと自分の仕事のケースとダブらせてしまうのだ

ある意味行政が大学の教授なんかを審査会と称して、お墨付き
を貰う為に いうことを聞く性格の先生を集めて その結果を
踏まえて予算を確保する などのときに ”専門家”という
言葉が生きてくる
日本ではいままでも度々言われてきたことではあるが
ゼネラリストがいないし、育てる機関もないように思う
例えば建築でいえば 意匠事務所がゼネラリストの役割を果たして
いてそういう意味ではその下に設備や構造、インテリアなどが
専門家として機能している  従って指揮者たる意匠事務所が
能力があればバランスのとれた建物が出来ることになるのかな

原発はどうなるか 誰がタクトを振って総合判断するのか
ましてトラブルのときどの種類のしかも創造的思考の出来る
専門家を選ぶのか プロというのは事故の経験者がいないだけに
今後の課題なのかな・・・
コメント (2)
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少しはお役に

2011-04-02 11:28:22 | Weblog
東北震災以降 世の中は悲観的なことばかりで
不安な日々を皆が抱きながらの毎日が続いています

そんな中 少しはお役に立ちたい、でも現実はなかなか
仕事をおっぽり出しては・・・となんか ひっかかる毎日です

そんななか 友人が
チョット相談したいことがあるんだけど と昨日訪ねてきました

なにやら見せられた図面は 仮設の住宅の図面

いまね ボランチアで仮設ハウスを格安で中国で作ってそのママ
日本に持ってきて据え付けようという計画があるんだ

なるほど 
今の日本は高いというだけでなくケーブルや配管、ベニヤ
断熱材等が手に入らないし 中の設備配管から電気配線まで全部組み込んで
そのママ船で運びあとは接続だけすれば済むように考えているんだ

そこでどうしたらコンテナ様の仮設ハウスを船に縦積みできるように設備
配管を納めるかの相談であった

”随分参考になった 来てよかったよ”
と言ってくれた

”図面描いたほうが良ければ描くから もちろんボランチアで”
友人は喜んで帰っていったのだ

少しだけスッキリした

僕も少しだけ 支援活動らしきことに参加できた気分になれた

このプロジェクト素早く立ち上がることを期待しています

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