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椿の杜

キャメリアの花に囲まれて・・・

「子離れ・・・第一歩」

2008-07-26 | 子供達

7年前の愛媛県PTA連合会創立50周年記念誌より
                                                   石井小学校PTA 菊池浩志

   3歳3ケ月の息子が、幼稚園の門をくぐった。母親の手をとって出席した晴れの入園式の次の日には、
   もう一人でバスに乗ってお兄ちゃんと通園だ。あれっ、ママは?不思議な気持ちだったのだろうか。
   バスには元気な笑顔で乗り込んだ。がしかし、その日一日幼稚園で泣きはらしたという。
   顔をしゃくりながらバスを降りてきた遅い午後、母親ももらい泣いた。
  
   両親が重い気持ちで迎えた2日目の朝、息子は昨日の事が嘘の様に明るい笑顔で園生活を乗り切った。
   ホッと胸をなでおろす両親。

   眩しい笑顔に満ちた菊池家の3日目の朝、”いってきます”と言うハズの玄関先で、
   「僕、幼稚園行きたくない」と漏らした3歳の息子。驚きと焦りの顔と顔・・・何とかバスに乗せて送り出す。
   瞼の裏に浮ぶ困惑いっぱいの息子の表情、気を揉む母親

   ある雨の朝、泣きわめく息子を担当の先生と一緒にバスの乗せる母、社内に暴れ飛んだ息子の長靴、
   その光景は母の瞳に焼き付いた。起床一歩手前の布団の中、母親に擦り寄る息子、「ママ、今日、
   幼稚園お休み?」思わず我を忘れ抱き寄せたくなる瞬間、母親は今一度自分の気持ちを力の限り抑え込む。

   「響ちゃん、今日も泣いてたよ」 1歳年長の兄も気を揉んで母に報告。丸一年前の兄はもうそこにはいない。
   1年の歳月と数知れぬ体験が、多感な幼児の成長を押し上げる。

   息子が幼稚園に入った記念すべき日、それはまさに子供の社会への旅立ちに他ならない。
   幼い我が子は、同世代の仲間と共同生活を通して、協調、対立、優しさ、思いやり、礼儀、奉仕、そして何より
   独立心を体得していく。そして両親は、正しいスタンスで息子のその成長を見守っていかなくてはならない。
   それはまさしく、子の親離れではなく、親の子離れに他ならない!


子供達と離れ離れに暮らし始めて丸2年半が経った。長いようであっと言う間だったのかもしれない。
この2年半、3人の子供達の事を思わない日はない。何を思っていたか・・・!?

俺が居なくても大丈夫だ!父性が欠けた分、きっと社会(母親も含めた)が補ってくれるんだから・・・
ずっとこの文集を心の中で読み返し、俺が居なくても強く生きろ!自分の事は自分で考えて行動しろ!
自分で結論を出した真偽や善悪や優越を、自分の責任を持って対応しなさい。

18歳を前にして、長男は自分の進路を自分で決めた。私の想像(葛藤)を超越して 看護師になる。
地元の大学に入って、地元の医療に献身するのだそうだ。母親や弟妹を支えながら・・・

その決断を下した時点で父親を超えたと思う。
だから本当に俺は、息子の親離れを心から祝福し、且つ俺自身の子離れをシッカリ自覚しようと思う。


    




三回戦敗退

2008-07-20 | 子供達



   



<高校野球県予選を見て思う事>

次男のチームは、夏の大会過去3年間ずっと1回戦で敗退していた。どちらかといえば県立の進学校だ。
今年思いもかけず3回戦まで勝ち進み、ただの一度も練習試合さえしたことがない強豪済美と対戦した。
ひょっとしたら、万が一に番狂わせがあるやかもしれない・・・

高校野球は、男のノスタルジーだと思う。
少年期にキャッチボールや空地やグランドで野球に興じた経験を持たない者の数は極めて少ない。
白球を追いながら、野球で有名になりたい、飯を食いたいと思った輩も少なくないだろう、海を渡って本場
のベースボールプレーヤーを夢見た野球青年も少なからず居たと思う。

そんな野球キチが、今日もグランドに集いすりばちの底で繰り広げられるドラマを作る白球を目で追う。
そこには選手の父兄もいるが、圧倒的にそれ以外の数が多い、みんな野球少年だった頃を思い出して
選手に、バットに、白球にあのころの自分達の夢を重ねている。
俺だったら次は何を投げる、俺ならここはスクイズや、この選手はドラフトにかかる前から俺は期待してた。

そんなスタンドの野球馬鹿の郷愁を尻目に、当のグランドの選手達と指導者は淡々とゲームを進めていく。
いったいどの時点で、グランドの選手達とスタンドの大人達はシンクロするのだろうか・・・???

そこに共通項はないのだろう、いろいろなシーンや、いろいろな選手の背景を垣間見た時かもしれない。
高校野球だからこそ、商業野球にはない真摯さが常に大人の郷愁を引き出す魅力が溢れているのだろう。
まだまだ俺にも 栄冠は輝く 。。。 熱い青春は、グランドにもスタンドにも確かに存在した。



去年の夏休み

2008-07-19 | 子供達

今年も夏休みがやってきた。

長男は大学受験、次男は野球で泥まみれ、遊んでくれる(?)のは娘だけか・・・?!

                  それも多分今年が最後かなぁ~



    

              去年はUSJへ、今年も一緒に行く約束が出来た。





二回戦突破!

2008-07-16 | 子供達

90回夏の高校野球愛媛県大会は2回戦へ

今日の対戦は、伊予農業高校 潮の香りがする西条ひうち灘球場

6-4で勝利! 3回戦は、19日(土) 第二シード高 : 斉美高校,名将上甲監督





   *** 高校野球本戦スタンド応援初体験雑記 ***

              ①黄色い声援という言葉は、実は本当に存在した
              ②応援団のエールの交換には、イイ歳になって清く感動した
              ③カチ割り氷というのは、愛媛県大会にもあった
              ④勝利の校歌合唱も県大会にもあった
              ⑤息子が高校生になっても親は親、
                打球が息子に飛んでくるとスタンドの親は、落ち着いてーーッ!
                と大声で悲鳴を発する(気持ちは痛いほど分った)          
              ⑥応援団長は今でも学ランを着ている・・・心配だった
              ⑦やはり熱中症でチアガールが一人、戦列を離れていった
              ⑧用意していった2㍑の冷水では足りなかった
              ⑨グランドの選手は、本当に眩しかった
              そして最後に、真夏のスタンドは平日でも本当に暑かった(熱かった)


 今日の息子の自慢・・・

        試合前、6回表前、試合終了直後、誰よりも先にトンボを持ってグランドに駆け出していった、嬉しかった。




 余談話・・・

        1回戦勝利の次の日の新聞の写真を飾ったのは、私の同級生 I の長男君の3塁打!
        その同級生 I が、親父さんをスタンドにお連れしていて何年ぶりかのご挨拶に行ったら
        アンタも暫く見ない間に大きくなったなァ~とおっしゃってくれた。歴史はこうして繰り返す
        俺も今度の月曜日で、48歳ダーーッ!




本番前のカクテル光線

2008-07-03 | 子供達

               カクテル光線が眩しい愛媛の野球の聖地 『坊ちゃんスタジアム』
               ヤクルトの現役:古田選手が2000本安打を記録した球場だ。


第90回目を数える夏の全国高校野球大会愛媛県大会が11日より開幕
次男の野球部の一回戦は、12日(土)今治球場で対西条農業戦、残念仕事で行けない・・・

3回(4回だっけ!?)勝たなければこのスタジアムでの試合はない
同じブロックには第二シードの済美高校がいる、多分このグランドには戻ってこれないだろう

監督か学校の粋な(?)計略いで、本番前のカクテル光線が眩しい練習試合
父兄しかいないスタンドで、光線に照らされた選手もひと際眩しかった  ・・・青春の輝きだ


父の日

2008-06-15 | 子供達
娘から父の日のプレゼントが届く、いとうれし

離婚する前からお風呂には一緒に入ってない。
初潮も一緒にお祝いしてやれなかった。 
日曜出勤が多くなって最近は益々一緒に遊んでない。
6年生になった、そろそろ父親が疎ましくなる年頃だろう。
今年の夏休みも一緒に、ユニバーサルスタジオへ行ってくれるだろうか?

いや、むしろそうなっていく事が健康的な成長なんだろう。


    



夏が来たーーーッ!②

2008-06-12 | 子供達


 



     写真左の長男は、いよいよ大学受験を志す。
     目指すは医療関係、どうしても病院で病人の為に働きたいのだそうだ。

     俺が18の頃、勿論自分の人生の職業は決まっていなかった。
     まぁ大学に入って4年間の間に考えればイイや、程度のものだ。

     結果は、、、人生思い描いた通りではない。
     18歳を目前にして自分のやりたい事を決めた息子を誇りに思う。

     全入時代とも言われているが、目標は高く、幅広い分野に興味を持って
     更なる自分を高めて欲しい。



夏が来たーーーッ!

2008-06-10 | 子供達


         もう寝ゴザかよ!?



              四国は春が短く、梅雨は夏! 既に夜は寝ござを出した。
   
              太陽に空干したイ草の匂いはイイ サラサラもサラにイイ




                                                 夏が来ると思い出す一枚の写真

               






親馬鹿!

2008-06-05 | 子供達
長男からの嬉しい報告   


               今俺の人生で一番幸せな事・・・・ 息子が親に似ずに優秀に育った事


親父は部活もビリで勉強も中途半端、更に仕事もトップはない。

だから子供達に勉強しろ、なんて一度も言えた理由がない。

だけどもし息子に 「なんで勉強しなきゃいけないの?」 って聞かれた時の答えを親なりに一生懸命考えていた。

[イイ大学に入ってイイ会社に入る為] では彼らも納得しないであろうし、今ではもうその答えにはなっていない。

イイ学校を卒業した優秀(であろう!?)な官僚の不祥事やイイ会社であるはずの老舗の一流が倒産する昨今、

既存の価値観はとっくに崩壊している。


★ならば、親としてその疑問になんと答えるか・・・!?

物事を系統立てて考える力を養う為、とか、歴史を学び今を把握して将来に立ち向う為という名答もあるだろう。

がしかし親父はこう考えた、 【 無知は恥 】 だと。。。 【 知らない事を知る喜びは、かけがえのない幸せ】 だと。


更に親父は思う。「自分の為に勉強する」 という美しい言葉は、実はなんとなく目的が不明瞭な気がしないか?

一生懸命自分が勉強して成績が伸びれば、その結果、その事で自分以外の人を幸せにする事が出来るなら、

自分の為などと言わず、その人の為に勉強してみてはどうか、と言いたい。 ゆくゆく最終的にはそれが自分の

為になるのだから、勉強して成績伸ばして同時に人を幸せに出来るなんて素敵だろ!

☆では誰の為?????

君の傍にいるだろう、毎朝早くから弁当作ってくれる人、ドロドロのユニフォーを毎日洗ってくれる人がそこに!


それでもやっぱりまだ 何故勉強するのか知りたいのなら・・・・・


                  ここで最後のこの決め台詞 「親父の様にならない為」



     

練習試合(今治東)

2008-06-01 | 子供達
 入梅した直後の晴天日、今治へ行く途中の自転車軍団
                                気持ち良さそうだねエ~




今治東は中高一貫校、今日はダブルヘッダー! 試合開始10:30~ なかなか手強いらしい・・・ヨ


                   

                  今日の次男は、1試合目はベンチ  声を出すのも忘れるくらい初回からいきなりの乱打戦! 



息子の高校は、対外試合の際に利用する移動専用バスを保有していない。市外へ出る練習試合は、いつも観光バスを借し切る。

バスもないのだから費用は勿論その都度実費!1日あたりの費用は聞いたことがない。今日は1年生も参加、総勢50名くらいで

観光気分。対する相手の高校は、部員約20名の全員野球だ。息子の高校の様な大所帯部よりも、見ていて動きが気持ちイイ!


長男の試合③

2008-05-31 | 子供達
   

  1回戦 対今治南 勝利。 そこまで見て仕事に戻った。長男には見つからないように、生徒の影から試合を観戦した。
  彼の高校最後の公式戦だった。今夜慰労を兼ねて焼肉へ行く約束をメールで送る。どれだけ食うか楽しみである。
  更に、夏休みは2人で旅にでも出ようよって誘ったら、「何言ってるの、受験だよ親父!」 とマジで息子に叱られた。



長男の試合②

2008-05-25 | 子供達


  バドミントンは、野球と違ってインドアスポーツである。太陽の下でやらないからと言っても、勿論 汗も涙もドラマもある!

  しかし、応援に来ている父母にはチト辛い!会場の体育館はどこも窓を締め切り、カーテンを下ろす、空調も最小限だ。

  なぜならシャトル(バドミントンの羽根)が風の影響を受けない為に! それ故会場は選手と応援が同じ汗をかき一体化する!

  今日の試合は、息子にとって高校生としてラス前の大会だった。私が見た今日の試合は全て勝った。成長したなアと思う。

  中学校では未経験だった種目でありながら、キャプテンに選ばれ他の部員よりもはるかに多い役割があったでろう自慢の

  息子も、来週の県総体が終わればいよいよ受験勉強に入るそうだ。 部活も勉強も共に努力が結果に出る、頑張れェ~




練習試合(伊予)

2008-05-03 | 子供達
    

GW後半初日 対戦/伊予農業

アウェーでお借りしたトイレの前で、私の会社と取引のあるT社長の息子さん(うちのと同級生の選手)に、
キリッと立ち止まって帽子を取って挨拶を受ける。同年の息子の父親としてを感嘆に値するスポーツマン
らしい礼儀正しい挨拶だった。 感激した・・・今の挨拶と同じものが私の様な他の父兄に息子は出来るの
だろうかと思うと、熱いものが込上げた。

母性に相対して、社会の秩序や礼儀を教えるのが父性とするならば、私はその役目を果たせていない。
私は離婚する時、必ずや私のこの懸念は彼らの仲間や学校・地域社会・そして国家がカバーしてくれる
と自分に言い聞かせた。片親の家庭はこの世に沢山アル。それをハンディとしないで欠けた役割をも
補ってくれる、この国と日本人はまだまだ捨てたものではない、と心から信じたい。

                         そんな事を私に今一度考えさせてくれた立派なご挨拶だった。