Blissful Moment

舞台を観たり、スポーツを観戦したり、本を読んだりするのが大好きです☆☆☆

市川染五郎の情熱

2013-08-11 16:36:34 | 舞台関連
花形トーク 七代目 市川染五郎の情熱
8月8日 @阪急うめだホール

梅田で染さんのトークが聞けることなんてそうそうないし、今日は課長さんも夏休みだし何故だか出張中の人多いし、仕事落ち着いているし、1時間半位いいか・・と、どーしても我慢出来ずに当日券で行ってしまいました。
(営業の特権です。)

私、染さんの雑誌等のインタビュー読むのホント大好きなんですよ。
次はどんな作品を届けてくれるのか?そしてそのために今何を考えているのか?
歌舞伎に対する自分なりの考えがしっかりとあって、それを読み手にきちんと伝えてくれる。
どんな短い記事でも読み応えがあって毎回感心しています。
ちなみに過去の染さんのインタビュー記事を探し出して読むのも大好きです。
「凄いよ!染さん!ちゃんと実現出来てるよ」とか、「あぁこれがあそこに繋がっているのか・・・」とか。

という訳で平日でかなり後ろめたい気持ちもありましたが、走り出した恋の汽車は止まりゃーしねぇですってことで(!?)、行って参りました。

超訳的歌舞伎で紹介されている話やら初めて聞く話やら・・・1時間半みっちり歌舞伎のお話でとっても興味深かったです。
TVだとなかなかそういう訳にはいかないですもんね。
さすが葛西アナ。詳しいから聞き出すのがお上手。トークショーでの聞き手ってホント重要ですね。

客席後方から登場したダークグレイのスーツに薄紫のシャツ&濃紫のネクタイの染さんの美しきこと・・・。
目の前を通ってくれるとは思ってもみなかったので、驚きました。
ホント美しかったです。

トーク中の染さんは基本可愛らしかったです。
歌舞伎に対する熱い思いを熱く語る訳ではないけれども、それでも歌舞伎や個々の作品に対する愛情やしっかりとした考えが、ヒシヒシと伝わってきました。

そして『B』への強い思いも改めて実感。
あまり語らないところがもうね・・・。4文字すら出さなかったし。
(てか先に『染模様』の話してたからって、染さん「BOYS LOVEですか?」ってオイ・・・笑)
「本公演。それしかない。」と。力強い言葉でした。
じっくり待つよ染さん・・・って一人でしみじみしてたら、「妄想では2000回公演超えてるんですけどね。」と染さん。笑。
このギャップがたまらない!!

あと私がこの日一番ワクワクしたのは、『四谷怪談』の話。
先月の伊右衛門で『四谷怪談』は5回出て5回とも違った役をやったことになるけれども、今ならもっと面白くゾクゾクするものを作れる気がするし、その場合は6役目をやってみたいと。
『油地獄』も同じで色んなものを取り入れて作ってみたいと。
染さんの口からこういう風に「次やってみたいこと」を聞けてすごく嬉しかったです。
きっと染さんの頭の中は「次やってみたいこと」で溢れているのでしょうね。

9月の歌舞伎座での花形歌舞伎についても語ってくれました。
染さんの安倍清明のスチール写真も何枚か映し出されました。美しや~。
「存在しない存在」というイメージで、白塗りに関しても透明感を出すためにコントロールカラーとして紫を使っているとのこと。
ほぉ~なるほどね。
歌舞伎と映画是非見比べて欲しいとも。ちなみに衣装もポーズも萬斎さんと同じとのこと。
「スチール写真を撮る時は何を考えてるの?」の質問には、「ペッにならないようにと」の染さん。

ラストの退場時の一言も「ペッ」でした。
ホント可愛いというかラストはグダグダ。笑。

1時間半あっという間でしたが、色んなお話が聞けてとっても楽しかったです。
プロデュース力、提案力、企画力とでもいうのかなぁ?
昔の作品を掘り起こして今の世に届ける、新しい作品を生み出す。
そこがやはり染さんの一番の魅力だなぁと改めて実感しました。












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