ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812
1月25日マチネ、1月27日マチネ @東京芸術劇場プレイハウス
間違いなく今年のマイベストに入ってくる作品。
今年どころかここ数年のベストにさえ入ってきます。
25日に観てあまりに素晴らしかったので、
27日千秋楽の日に3時間以上並んで当日券で観てきました。
(もっと序盤に観ていたらリピできたのに・・・)
まずもう美術がね、、、セット&照明がめっちゃ好み。
楽曲も色んなジャンルが混ざっていて全く飽きないし、面白い。
この作品は「参加型」というところにポイントが置かれがちですが、
豊富な音楽、しっかりとしたストーリー、素敵な照明に衣装・・・
という舞台の基本要素がしっかりとあった上での「参加型」なんですよね。
そこがほんと素晴らしい。
カテコで小西君も言ってたけど、本当に美しい舞台。
楽曲も色んなジャンルがあって楽しいし、照明もストーリーも美しい。
役者さんについて。
まずは生田絵梨花ちゃん!!
上から目線でめっちゃ申し訳ないですが、正直見直しました。
めっちゃ良かったです。
ナターシャの奔放さがピッタリで。
歌もうまかったし、とにかく色白でめっちゃ可愛い。
どうしても今までアイドルというフィルターを通して彼女をみてしまっていたのですが、
ほんと可愛くって素敵な女優さんだなと。
思わず手持ちのロミジュリ&レミゼのチケを生田さんかどうか確認しました。
(両方とも生田さん回を持っていてラッキー♪)
霧矢さんがさすがのカッコよさだったし、
水田くんがすっごいカッコよくなっててビックリしました。
そして何といっても芳雄氏。
今日本でピエールを出来る役者さんは芳雄氏しかいないと思う。
芳雄氏の歌声が今も頭の中で心の中でずっと響いています。
もはや上手いという言葉だけでは言い表せない、、、
なんて言えば良いのかな、感情の音へののせ方が絶妙なんでしょうね。
私の中でこの役者さん上手いなぁ凄いなぁ好きだなぁと思う一つの基準に、
どんな囁き声であろうと叫び声であろうとも、
客席までしっかりと届け観客に響かせることが出来るのかっていうのがあって。
竜也君が私の中ではNo.1なのですが、グレコメを観て、
あぁ芳雄氏はそれを歌声で出来る人なんだなと。
特に「灰と塵」は絶品で。。。
立見で並んでいた周りの方々とも「灰と塵だけでもロビーで聞かせてほしい」
「3500円で芳雄氏の灰と塵を聴かせて頂いてもよろしいんでしょうかって気になる」って
話していました。笑。
どこかの劇評に『日本のミュージカル界の至宝、井上芳雄』って書かれていて。
前から十分わかってたけど、グレコメで改めて実感しました。
きっとおそらく再演するような気がしますが、早く再演してほしい~!!