地元のご婦人と思われる人が、世話をされていて、撮影の許可を尋ねると、だいじょうぶという承諾を得ました。
この「まちや館」は幕末期の建築です。
かっては辻家住宅として住まわれていたのが「まちや館」にかわりました。
初代の法務大臣であり、日本国憲法の署名にも名を連ねた木村篤太郎氏の生家でもありました。
木村氏は、東京帝国大学卒業後、すぐは弁護士として活躍し、終戦後に検事総長、吉田茂内閣では司法大臣、法務大臣、保安庁長官を歴任しました。
剣道でも有名な人物のようです。
全日本剣道連盟初代会長。
昔のミシンがありました。
かまどが復元されています。
土間を通り抜けて、裏の方へ行ってみました。
井戸も復元されています。
往時の町家の生活がうかがい知れる施設のようでした。
木村篤太郎氏の二畳一間の勉強部屋です。
一番奥の風景。
外へ出ました。
地図の黄色の線に沿って番号順に歩きます。
まちや館からすぐの路地です。
江戸時代から昭和初期までの約400年にわたる町家や洋風建築などのいろんな建物があり、時代の移り変わりが体感できました。
2階に、「うだつ」が見えます。
「うだつがあがらない」という日本語。出世したり地位が上がったりしない、金銭に恵まれない人のことを言います。
隣家との境につける防火壁のことですが、この壁の名称が関係しているようです。
私が歩いている前の方に団体さんがおり、ひとりの人から説明を受けています。
この「うだつ」の話が出ていました。
私も、後ろからついていき、便乗して説明を聞きました。
看板に魅力を感じる歯科医院です。
現役の医院です。
右の建物は、築250年の商家。
地元の野菜を使った料理を出す和風レストランでした。
団体さんに説明していた人はここの人で、団体さんは予約していたお客さんだったようです。
このあたりの風景です。
ぼやっとしていると、時代を錯覚する場所です。
今から、すぐ先の「まちなみ伝承館」にいきます。
その途中に出会った風景。左手前にあるのは「旅宿 やなせ屋」です。
一棟貸しの宿です。一日1組の限定宿。
蔵の部屋があり、離れは大正期の数寄屋建築。
タイムスリップした一泊2日が過ごせるようでした。
左手の建物が「まちなみ伝承館」です。
中に入って見学します。
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