2013年6月17日のブログ記事一覧-小春的“かわいい・気になる・くまなく・けっこう・心地良い～♪”

映画・奇跡のリンゴ

2013-06-17 20:02:38 | 小春的〝小映画〟

私の思う念力度　

この映画を観て素直に感動したとおっしゃる方も数多くいらっしゃるでしょうけれど

描かれた背景はかなり厳しいものでシニカルじゃなく

家庭を持った以上一家の長として家族を養うのは当たり前と思われた方もまた多いと思われな

感想と言うか、夢のために極貧に耐えられるか否かを考えられた方もいらしたと感じました。

木村秋則さんの体験に基づく映画で夫の夢を支え続ける奥様の美栄子さんが本当に素晴らしいのですが

ストーリーと言うか、端的に言えば最後は不可能だと言われていた無農薬のリンゴを作りに成功するのですが

そこに到る年月が石の上にも3年の≒3倍以上11年で

無農薬のリンゴ作りのため家屋敷、農園を抵当に入れ、電気を止められ

収穫皆無=収入皆無。農園の隣で作る野菜を売った極少ない収入しか無く

可愛い娘3人に恵まれたもののハンパで無い貧乏生活　

私なら１００％の確率、間違い無くドロップアウトです。

ごめんなさい。ごめんなさい。根性梨じゃなかったリンゴか、イヤ基（もとい）

根性無しでごめんなさい。

元々は農薬噴霧しないと虫がついて結実しない、栽培が本当に難しいリンゴなのだけど

農薬に過剰に反応、肌が爛（ただ）れる、吐く、寝込む妻を見るにつけなんとかしてやりたい

シンプルな思いから始まったのだけど、そこまでの極貧に家族を巻き込んだ、馬鹿な男だ

青森の言い方で竈消し（かまどけし）←時々聞く言葉だと石潰し（ごくつぶし）？

と言われ、近所付き合いさえダレもしてくれなくなる。

無農薬リンゴは人間ではムリなのか。

そんな行き詰った思いの秋則さんなのだけど

４つあるリンゴ畑を無農薬に転換することを快諾。

生活を支えるために貯金を解約し支え続ける義理の父の姿。

夫のすることを黙って見守り生活を支え続ける美栄子さん。

こんな貧乏とか言いながらも父を恨むことなく素直で明るい子ども達

スゴイなぁー、家族がいるから続いた11年だったのだろうことは確実。

それとともに私は情け無いヘタレですからどうにもムリですが・・・強調してどうするだけど

日本人気質と一括りするわけではないのですが、始めた一つ事をやり遂げるまで続ける人が多かったのだと感じます。

ベタな映画とおっしゃる方の存在、確かだと思いながら

でね、自分は決して出来無いと言うのもあるけれど日本人の根っこの部分を描いた映画のようにも思いながら

拝見しました。

主なキャスト・・・長くなりますので敬称略お許しを！

下記に　↓

木村秋則　阿部サダヲ

木村美栄子　菅野美穂　

木村征治　山崎努

長女・雛子　畠山紬

次女・咲　渡邉空美

三女・菜ツ子　小泉颯野

他、主なご出演者

池内博之

笹野高史

伊武雅刀

原田美枝

今日のコメントQ
ことわざ「瓢箪(ひょうたん)から駒」の「駒」とは何?

宝
馬
酒
餅

○馬←馬を駒と言いますものねぇ～。多分にサービス問題ですね。