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小春日和生活のあれこれ綴ります

類・誕生日「ブルームーン」

2010-03-30 21:47:18 | 小春的〝小花男二次〟
私の滅多とない日度   

今日3/30日は花沢類の誕生日とされています。何か二次小説でも書こうかな?と思いながら良い 
 って言うか、せめて人さまに読んでいただいても恥ずかしくないものをと思っていたらば。

構成はまぁまぁ。だけどうまく文が繋がらなくて夜もう一回書くかと早くに起きた今明朝断念。

「もぉーなにやってんだか私 ///」と思いながら窓から空を見上げたら満月。そういやブルームーンだった。
エルビス・プレスリーさんの曲名としても有名ですからご存知の方も多いと類推。

滅多とないラッキーな出来事に遭遇するという意味でも使われるそうですよー。
と言うのもひと月の中で2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶのですから。

満月は29.5日に一回巡って来るそうです。一年を365日とすると一月は平均30.416日。となれば・・・。1日と30日、あるいは2日と31日に見ることしか出来ないのでは?

で、一回「ブルームーン」があると次は≒2年5ヶ月後、2012年8月31日。これは貴重ですよね。
もっとゆっくり鑑賞すれば良かった。

当地では昨夜舞った雪が家の屋根や、屋根が無いところに停めてある車にうっすらと降り積もっていました。

木にもよりますが、当地の桜は4~5分咲き。なのに時ならぬ積雪。そして空は「ブルームーン」
自然は何と洒落たことを時々用意してくれるのでしょう。
で、今日は最初に書いたように花沢類の誕生日ですし・・・。

そんな連想に添って書いた文・・・

 寝起きの悪さをよく知っている人間ならば「朝起きるのは極端に苦手なはずなのになぜ?」と思う早朝、
花沢類は「珍しい日になった」とつぶやきながらガラス越しきれいに刈り込まれた庭を眺めていた。

種明かしをすればどうってことない、夜からずっと起きているだけ。とは言え本来夜もすぐに眠気がさす類が夜更かしをしたこと事態珍しい。

「ヤダな。今日オレはまた一つ年を取ったんだ」

3月も終わる30日生まれ。桜が咲きかけているのは不思議ではないけれど、桜越しに見えるブルームーンの満月と、季節はずれの寒気がもたらした離れの屋根にうっすらと積もった雪が明るい月の光に照り映えているのは思えば不思議な光景だ。

そういうことを行きつ、戻りつ考えながら大きく猫のように伸びをする。もしかしたら「ように」などいらない言葉なのかもしれない。

なぜなら類の前世は猫だったし、猫だったときの記憶を完全に残しているから。

類の前世は真っ白でスマート。バイアイと言われる左右で色の違う金色とブルーの瞳をした猫だった。

たいそう裕福な家で飼われていたのだけど、窮屈な飼い猫家業が嫌で逃げ出した。

フイっと出た時は開放感で一杯だったけれど、何も食べず3日。さすがに空腹を覚えた。普段は鳴く前に先回りしてエサをもらう生活。

仕方ない。何か捕獲するかと人間のように考えるまでもなく本能でえさを草むらに探しに向った。
と、何かが動いた。ネズミか?殺戮は好きではないけれど、何かおなかに入れないとそろそろ自分の生命に関わることも本能が知らしめる。
よし狩るぞと草の生い茂った中に入る。

その途端、「シャァー」と威嚇音が聞こえた。全身が危険を察し総毛だった。蛇が攻撃体勢を取り今にも飛びかかろうとしている。

猫の攻撃は前足。敏捷に目指す獲物の頭部を叩き、ひるんだ隙に噛んで倒すべく猫(類)も体勢を取った。その瞬間、「危ない!」と声がする。

見ればそこらに落ちていた棒切れを手に取り、注意を自分に逸らし、飛びかかろうとする蛇の頭部を攻撃する少女が見えた。

人間が何より怖い上に2.3度頭部を叩かれついに攻撃より逃げることを選び蛇はスルスルと草むらのより奥へと逃げていった。

「良かったね、猫ちゃん」と言いながら少女に抱きしめられた。普段なら強く抱きしめられるは苦手。
フイッと腕から逃れるところだけど琴線に触れる声に動く気がなくなった。

長い間歩いて疲れていたのもあったのだろうけれど、猫(類)にとって聞き心地の良い音(声)だった。

彼女に連れて行かれたのはすき間風が通るうえ、雨漏りまでする粗末な、3日前に住んでいたお屋敷犬、デーモンの小屋と広さ、作りともにそっくりな納屋(家)だった。

そんな納屋(家)に何と猫(類)は住み着いてしまった。
なぜなら少女に寄り添って毎日至福の睡眠が取れたし、少女がどこからか工面してくる牛乳が美味しかったから。

少女は猫に類と言いう名前をつけた。身寄りがいないところが似ている、似たもの同志の集まり=類という意味だったのだ。

少女の名前は筑紫(つくし)。親に早くに死なれ、今は一人生計を立てていた。

そんな筑紫(つくし)に飼われ始めた猫(類)。
元々物欲などは無いし、一日の大半は寝ているのだけれど、自分が気に入った安住の地、
お気に入りの場所を見つけそれからの猫(類)は日々ずっと幸せだった。

なのに自然の摂理、猫と人間の寿命の差を超えることはさすがに出来ず、猫(類)は先に世を去った。
しかしながら猫の持つ能力、7生(しょう)はちゃんと残されていた。

猫は恨みを持つ相手に7生祟(たた)ると言われるけれど、言い換えれば猫はこの人間と定めた相手には7生寄り添う。

猫(類)が先に世を去ってほどなく今度は筑紫が長年の無理がたたったのか、かわいがっていた猫(類)がいなくなって心が折れていたのか、敗血症に罹り若くしてこの世を去ってしまった。

それからン年。
猫(類)は前世、猫の記憶を持つ人間として、飼われていたものの逃げ出した裕福な屋敷の一人息子、
「花沢類」として桜の咲く頃、3月30日に生まれた。

その9ヵ月後、筑紫もまた生まれ変わり、牧野つくしと命名された。

その二人が再び見(まみ)えたのは十数年後となったのだけど、前世の記憶がある類は一目見ただけで本能ですぐに筑紫(つくし)がわかった。

お互いの種がたとえば猫と人間のように違っている時は仕方ないけれど、7生寄り添う中、同じ種として生まれたら必ず添い遂げる。

やがてつくしの名前が同じ高校で明らかとなり、猫の本能の正しさを類は確信する。
「牧野つくしは筑紫の生まれ変わり。」

「覚えていなくても大丈夫。オレがみんな覚えているから。同じ命のサークル。ホモサピエンスという種に生まれついた。再びの縁(えにし)必ず添い遂げたい」
類は深く思った。

=おしまい=

※ブルームーンの今宵、エルビス・プレスリーさんの「ブルームーン」聞いてみたいなーと思われた方いらっしゃいましたら
Elvis Presley Blue Moon

http://www.youtube.com/watch?v=yLfTjTLnVIo&feature=related
← 囗ρ(^ー^*) 検索してみてくださいね。

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美作あきらバースディ二次

2010-02-25 14:55:04 | 小春的〝小花男二次〟
私のついあきら編書いちゃったよ度   

道明寺とはうまくいかなくなって結局別れてしまってどうやらあたしは古臭い「身分違いの恋」という言葉に大きなアレルギーをもってしまったみたい。

スズメバチに刺された時とおんなじ。一回目はいいけれど、体に抗体が出来るから二度目刺されたら命取りになりかねない。

もう決してお金持ちのおぼっちゃまには関わらない。
特に道明寺と同じぐらいのセレブF3とは友達という立場さえ返上したい。共通点なんか無んにもないのだからと思っている。

今日、美作さんから突然「ちょっとでいいから会わねぇー?」と電話があった時、断ろうとしたのだけど、美作さん独特の先々を読む心使い?

「確か牧野、木曜日に客寄せで日替わりセールをするスーパーで特売品だけピンポイント買いするとか言ってたよな。オレそこまでいくから」それだけ言って返事も聞かず切ってしまった。

長く話せば断ることさえ見越している。
わざわざあたしに無駄な遠回りなんかぜったいにさせない気使いが美作さんらしい。

あたしがスーパーの前に着くと(30分も前には着いていたのだろうけれど・・・)
美作さんが一年中クリスマスイルミネーションかと思えるムダに明るい、どこまでも甘ったるい笑顔で今着いたところとばかりに通りの向こうから小走りで近寄って来る。

「おっ、わりぃ。待たせたか? しっかし牧野相変らずだな。眉間の皺がもはや溝だぞ」

「なっ、なによ。そんなわけなー」

皆まで言う前にきれいにラッピングされた包み紙を手渡された。

「なっ、なによ。そんなわけわからなー」

F3らしい即行・突拍子には何回巻き込まれてもまだ慣れないらしい。

語彙(ごい)の乏しさを露呈するかのように同じ言葉を繰り返しで返答することになってしまう。

「そんなこえー顔で覚えの悪いオウムみたいに話してねぇで包み紙は噛みつきゃしないから、落ち着いてちと開けてみろって」

そう言いながら顔近すぎ・・・。

はちみつを入れて焼いた生地にたっぷりシュガーコーティングしたデニュシュに見えるほど甘すぎに整っている。
マダムでなくてもそこら20メートル四方の女性すべてを引き寄せてきそう。

事実、遠巻きに見つめている女性たちは美作さんを先ずうっとりと見つめたあと、何でこんな女がとあたしを敵意の込もった目で見る。

だからイヤなのだと思いながら好奇心には勝てなくて包みを開けてみた。

いくらブランドに弱いあたしでも見間違うことのないブルーの箱から三日月を模(かたど)ったプラチナのペンダントが出てきた。
ペンダントヘッドの三日月の先に大きなピンクダイヤモンドが1個燦然と輝いている。

「きれい。」思わず言ったあと「これ?って」と疑問のまま素直に聞いたら

「あ、逆・誕生日プレゼント」

「明々後日オレの誕生日なんだ。で、うちの家訓は『感謝と柔順』なんだけど、
柔順ってのは謙虚とか謙譲にも近い意味で慎み深さを持って温和なさまを言うんだ」

「それとこれとがいったいどう結びつくのかあたしにはさっぱりわからないけど?」

「誕生日ってのは自分を生んでくれた親と今自分がここに在ることへ感謝をする日なんだと思うわけ。オレにとっては牧野はある種メンタルの恩人なんだ」

「?」

「オレさ、自分を幼馴染の中に混じると一番目立たなくて、一番劣っている人間に思えてあいつらが太陽ならオレは月、それも欠けた三日月だとずっとどこかで思ってた」

「そんなこと普段は思わないんだけどな、嫌なことがいくつか重なって、うち帰るのも嫌で時間つぶしてたとき牧野に偶然会ったことあるだろ?」

「あーいつか公園で会った」

「あんとき偶然じゃなかったんだ、いや必然でもないんだけどな。歩き続けてたら牧野の家の近くにたどり着いてたってのがホントのとこなんだけど・・・」

「牧野言っただろ?オレを月みたいだって。一瞬気にしてる一番痛いところ突くティラノサウルスかこいつ///と思いながら・・・。心のダメージ防ぐべくシールドかけて次の言葉待ち構えてたら・・・。」

「ひどっ、あたしって同じ恐竜さえ餌食にする最強肉食恐竜?」

「いや、言ってくれたな。オレが月みたいな存在だから俺らがうまくいくみたいなこと。うまく言えねぇんだけど、凍てついた心に春の風が一陣吹き込んだみたいに暖くなれた。類の奴と違って寝つきが滅法わりぃオレがその日はぐっすり眠れたんだ。」

「それは良かった。ってだからどうしてこれ?」

「バレンタインデーも今って友チョコとか逆チョコってのも流行ってるらしぃからオレからチョコを渡そうかと思ったけど、牧野だとオレがわざわざ買って渡したってもらったチョコのおすそ分けぐらいにしか思わねーだろうし」

「オレの誕生日の明々後日に逆プレゼント。で、いかにも女性ものならいくらなんでももらいものたらい回しとは思わないだろうからさ」

「ならましてもらえないよーこんな高そうなもの」

「ほー、牧野はオレにうちの家訓『感謝と柔順』の実行を邪魔する権利あるわけ?オレ、親父に家訓を守ろうとして断られた不甲斐無い息子ですと許し請わなきゃなんねぇわけだ?」

「みっ、美作さん、それってずるい。」

「何ーんとでも。ピンクの石はオレの心にあの時吹き込んだ一陣の春風のイメージだから。でも『感謝と柔順』を具象化したらこんな色かも」

「わっ、わかりました。よろこんでいただきます。二日早いけれど美作さん、お誕生日おめでとうございます」

「ありがと。で、もうひとつ。ちゃいはやバースディのディナー予約してあんだけど。まさか一人で食べろなんて薄情なこと牧野は言ったりしねぇよな?」

・・・・・美作さん、レストランの予約まで既にしてあったんだ。この気回しと用意周到さに勝てる人間がこの世の中にいるわけない。
あたしは観念した・・・・・

「はいはい。わかりました。『感謝と柔順』でごちそうになります。」

そう言ったら美作さん、女性だけでなく蜜を求め飛び回っているだろうみつばちも根こそぎ集めるのではと思うほど極上で甘い笑顔をあたしに向けた。

実はあきらは密かに三日月とピンクダイヤモンドと対になる指輪も既に用意してあった。
万一の確率で気持ちが通じ合った時はステディリングとして贈ろうと考えてしたこと。

言ったってわからない司は別にしても、さすがの人3倍鋭い総二郎、眠り狂四郎のように感覚・感知の類を持ってしてもそこまで気づきはしない。

ましてや鈍感さで道明寺と対と言えるぐらいの牧野つくしに0.01%成功の可能性「甘ったるいロックオン作戦」が密かに開始されていることなど考える由さえ無かった。

ーおしまいー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※明々後日は花より男子のF4の一人美作あきらのバースディとされています。魚座でA型のあきらの性格、誰よりも私、わかりますよー。

実を言うと小春@管理人の誕生日は明後日、2/27日。私も魚座でA型です。

時に悲しいぐらい人に対して気回ししてしまう。そんなあきらにはたとえ二次小説でもいいから幸せになってほしい。心から願います。

いつもは花沢類が好き!と公言の私ですが、あきらの誕生日に寄せて文才の無さは理解ながらちょい書いてみました。

次はやはり花沢類バースディ3/30日ですか?
でも過去に2回ほど書いたのでもしかしたらスルーして心の中でおめでとうだけ言うかも。

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牧野つくし誕生日のお話                  

2009-12-28 10:18:35 | 小春的〝小花男二次〟
写真は12月28日の誕生花 アニソドンテア(Anisodontea)花言葉・今日限りです。
今日は花より男子のヒロイン、牧野つくしの誕生日とされています。

私、彼女の何があっても負けない明るさと雑草のような強さ・すぐには人を頼らず自分で立ち向かうプライド全部大好き。

人さまによっては「たかがコミックヒロイン」とおっしゃられるかもですが、不透明でどこか不安感と閉塞感の今の日本では彼女のような明るさと強さこそ必要なのではと思いますので今日はつくしリンクデー~♪

あたし(私)の基本凹まな~い度   

嫌なことあっても美味しいもの食べたら忘れちゃえる←  ワンコか  ニャンコ並思考(?)

キレイなものみても  忘れちゃう←ある種ミーハー(?)なのだけど、中身は別としてわざわざ探さなくても見た目だけなら人物には事欠かない。

おバカ・わがまま・自己中の超・負の三拍子揃い。だけど、端正な彫刻のような美形。UPで見ると思わず見惚れてしまう 道明寺 司

何考えてんだか、それとも睡眠欲以外何も考えてはいないんだか、いまだに見極められない。だれど、茶色のサラ髪とビー玉のような澄んだ瞳。芸能人越えの王子さまキャラ 花沢類

キレイ女性はすべてストライクゾーンで来るもの拒まず。ただし一期一会の夜限定。だけど、茶道には真摯。切れ長の目と吸い込まれるような黒い瞳が美形の若武者を彷彿(ほうふつ)させる西門総二郎

わけありマダムと浮薄な擬似恋愛を重ねる日本版カサノバ(?)だけど本当は人3倍優しくて、人の倍気遣いをするとび色の瞳と外国人俳優よりまだ立体的な顔立ち 美作あきら

敵に回したら最後な4人に敵愾心、『つくし』が燃やし『尽くし』て・・・道明寺並みダジャレ

なうち、ナンだかおかしな展開。道明寺には運命共同体の土星人←道明寺の場合「怒声人」の方が似合うけど だと言われ

花沢類は魂かカラダの一部を共用しているような気持ちになっている。

西門さんは私をからかってばかり。だけど瞳の奥のやわらぎちゃんと知ってるよ。

美作さんは「よく食って、よく泣いて、よくわめく。うるさい妹が一人増えたみたいだな」と言いながらあたしの髪に手を置いてクシャとするのが挨拶代わり。ホワンとあったか気分になれる。

そんなあたしにはまだまだ抱える問題がある。こんな不況時に職を無くしてしまったパパ。
好況時には雇用の受け皿だった二次産業でパートをしていたママのパートは1ヶ月の自宅待機の後解雇通告を受けた。

となれば稼ぐのは長女であるあたしの役目だし、欲しい物を決して口に出さない弟にお年玉を少しでもあげて、口にしなくてもその中から買えるようにしてあげたい。

人から見たらお先真っ暗・超びんぼーな我が家。そんな時に日めくりカレンダーのように口にする
その名も『脱・お先真っ暗 魔法フレーズ集』がある

先ずはBEATLESの名曲 Ob-la-di Ob-la-da (オブラディ・オブラダ)から一部フレーズ。
発表から長い年月を経て、もしかしたら著作権切れてて掲載可かもしれないけどもし全部載せて引っかかったらヤバッ。貧乏人は先々まで考えて行動しなきゃ。

道明寺んちのようにお金があり余ってるわけじゃないんだから。なので一部だけ。で

日本語訳はあたしなり訳。数学は花沢類にいつも教えてもらわなきゃ赤点だけど、英語は好きだからいちおう得意。

Ob-la-di Ob-la-da life goes on bra オブラディ・オブラダ まだまだ先はこれから  
Lala how the life goes on  何があったって人生は続いていくのだから
Ob-la-di Ob-la-da life goes on bra オブラディ・オブラダ まだまだ先はこれから  
Lala how the life goes on  何があったって人生は続いていくのだから

ポールがまるで呪文のように繰り返す Ob-la-di Ob-la-da life goes on bra のフレーズを聞くうちにナンだかどんな事態も大丈夫な気持ちになってくるから不思議。

それからスペイン語が語源の Que ser ser ケセラ・セラ「なるようになる」
あたし、長い間フランス語だとばかり思っていた。次にこの言葉が話題に出て元々おバカの道明寺以外のF3に「牧野は何にも知らねぇなぁー」と大笑いされた。

「くくくくっー」と持病の笑い上戸症状の花沢類にはしゃっくりを止める強烈処方で背中をバン!となぐったらようやく止まった。

「フフッ」とニヒル<馬鹿にしている西門さんにはみぞおちにげんこつを一発炸裂。「いてぇーー」と海老のように丸まっている。

「あはは」と人には言えない逢瀬を重ねている人間とは誰も思えない好青年振り笑いの美作さんがいつも通りあたしの髪に手を置いてクシャとしようとしたから手を取って後ろで締め上げた。
「グェッ」とヒキガエルのような声で苦しがっている。

無学が幸いで被害が無いのに負けず嫌いの道明寺はたとえ痛みでも自分だけ疎外されるのは面白くないらしく、頬をかすかに赤く染めて、反対に額には青筋を浮かべながら

「ケセラ・セラってのはよぉー、英語だとwhat will be. will be 『なくしかなかない』って訳すんだぜ。俺様ほどの男になると幼い頃からNYで経営の帝王学を学んでるからなぁー。おめぇも少しは勉強しろよ」と半分怒鳴り語り。

「はっ!? よくわからない話に知ったかぶりして入ってこないでよね。what will be. will be の意味は なんとかなるさ!でしょ。」

「でも道明寺だけはぜったいなんともならないわね、それに『なくしかなかない』って?ほととぎすかい? 道明寺の場合、絶対『鳴かぬなら殺してしまえほととぎず』以外ありえないわね。私は死んでも道明寺邸のほととぎすにだけは生まれ変わりたくはないわ」

「おう!牧野がほととぎすになったの見つけたら焼いて食ったるから覚悟しとけ」とニカッと笑うので回し蹴りを後頭部に見舞ってやった。

「グォッ!おまっ生物学上ではいちおーFemale(女性)だろ」と苦しがりながらもまだナケナシの教養をかき集めて話そうとする上に自分もようやく他のF3と同等になれたと思ってるのか不気味に笑ってるからどうにもこいつに救いはない。
けれどこれ以上バカは相手にしないに限る。

「あたし、最近はね、沖縄の方言 『なんくるないさー』も大好きになったんだ。やさしい言葉をやさしく『なんくるないさー』と言われると・・・大丈夫なんとかなるよ~気分になれるね。」

「まーきの 『なんくるないさー』」 
ようやく笑い上戸症状から生還した花沢類が独特の柔らかい天使のような声で言う。

「牧野 『なんくるないさー』」 
ようやく息が止まるようなみぞおちの痛みから生還した西門さんがワントーン落としたビロードのような声で言う。

「牧野 『なんくるないさー』」 
ようやく背中に締め上げられ、痺れていた腕の痛みから生還した美作さんがビブラート美声で言う。

「牧野っ!『なんくるないさっ!』」 
ようやく回し蹴りが命中した後頭部の痛みから生還した道明寺が負けじと声を張り上げる。

「あんたの野獣の遠吠えはただ怖いだけだからいい」あとあと面倒なので思っても言わないでおく。

「だね。」
どんな状況下でも「なんとかなる」
他ならない自分さえ信じればそのようになっていく。この牧野つくしが自分自身で変えていく。

だから Ob-la-di Ob-la-da 、Que ser ser (ケセラ・セラ)、 what will be. will be 、なんくるないさー 魔法のフレーズたち

言霊と言われるとおり時に言葉のチカラだけあたしに貸して欲しい。行動のベクトルは自分の足でちゃんと決めるから。

あたしの誕生花 アニソドンテアの花言葉、二度と来ない今日限り、
今という時間=一期一会を自分なりに精一杯生きていくから。

終わり。。。

今日12/28日をコミックヒロイン・牧野つくしバースディだけで終わらせるのは申し訳ない気もしますので不明な私でも存じ上げている今日お誕生日の有名人の方々も少し書かせていただきますね。

故 石原 裕次郎さん・渡 哲也さん・・・・・ドラマ感じますね。申しわけないのですが、私は一番ご活躍された頃を存じ上げないうちに石原裕次郎さんお亡くなりになってしまいました。

だけど、お葬式やその後の追善供養の模様を拝見。一時代を築かれた偉大な方だということよくわかりました。

その厳粛なイベントを先導されている石原軍団を引き継がれた形の渡 哲也さん、同じ今日がお誕生日だったのですねー。ナンだか運命感じましたね。

藤山 直美 さん
デンゼル ワシントン(Denzel Washington)さん
寺島 しのぶさん
トータス松本さん(ウルフルズ)
 お誕生日おめでとうございます。

 ってまたまた4時間弱費やし超大作4215文字だよー 退散  短いブログだったら二週間分だよー明日は髪切ってヘアエステ予約したので短くいきます。目指せ150文字!(出来るだろうか?)

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2009Xマス・類つく二次 

2009-12-21 17:51:18 | 小春的〝小花男二次〟
私のクリスマスによせて度   

類二次を一回書いて文章の才能はポイッとナー、見限った私でしたが、複数リクをいただきました。
こんな北辺の果て小春ブログを読みにご訪問いただき、さらにリクまでいただいたことに大感謝。

私の大好きなクリスマスキャロルにリンクな2009Xマス・類つく二次一気書きします。

ぶっつけ本番です。到らない所、もし多々ありましてもどうかクリスマス精神発揮の広~いお心でお許しくださいねぇー^0^

『Angels We Have Heard On High』・・・天使が舞い降りた 類つく編

びんぼうなあたしにとってタダで見られるのは一番なのだけど、この季節に街路樹や駅前で輝くイルミネーションに目を凝らすのは止めた方がいい。

お店のウインドーや入り口に立つ大きなクリスマスツリーも視界に入れないほうが方がいい。

ましてや温度が一度下がるたび寄り添えるからうれしいんでしょ!と八つ当たり以外の何ものでもない怒りを向けたくなる仲の良さそうなカップルに遭遇するのは一番面白くない。

NYに行った道明寺とは遠恋中とうとう一度もクリスマスを一緒に過ごすことなくすれ違ったまま別れてしまった。

途方に暮れたり、寂しさで心が押しつぶされそうな時を見計らったように「到来物があったけど甘い物は苦手だから」と有名なお店の繊細なスイーツ。これなら自分も飲めるからとハーブティーも携えて尋ねて来てた花沢類は現在中国の湖北省、三国志で有名な武漢(ウーハン)に支社長として滞在中。

長くヨーロッパを拠点にしていた花沢物産の事業も米国発の金融危機後は人口に比例して躍進を続ける新興国にシフトを変えつつある。

上海や北京よりも開発遅れだけどその分まだまだこれからの部分が見越せる武漢(ウーハン)に支社を据えた。言うなれば花沢物産の後継者がこれからが懸かる支社を預かったわけだ。

花沢類が大きな期待を寄せられて自身も頑張ろうとしているのはとてもうれしい。だからまだ残暑が厳しかった頃の出発の日には笑顔で見送れた。

だけど秋分が過ぎ立冬となり、気温が下がるにつれクリスマス一色となっていく雑踏に半比例してあたしの心の彩度は退色していった。

だからこそ立ち働いて時間を遣り過ごそうとクリスマスイブはWヘッダーでバイトを組んだ。

いつものバイト先の団子屋さんの女将さんは
「さすがにこの日ばかりは常連さんもケーキを召し上がるから客足も売り上げも普段の半分」と栗のシブ皮を思いっきり噛んだような表情。

かといってあたしの時給まで半分なんてあこぎなことにはならないし、賞味期限が切れたて大福が半分やけになった女将さんの英断で食べ放題になった。

体力はほとんど温存出来たしおなかもくちた。心の彩度は落ちっぱなしでもとってもオイシイ日だった。

そのあとは週末だけ始めたファミレスの遅番に入った。「クリスマスは好きな人と過ごすからとバイトの休み希望が殺到したから自分もシフトに入れるしかなかったよ。しかもホールと厨房2ポジだよ」とこぼしたあとで、

「牧野さんは今付き合っている人はいないみたいだからラストまでフルで入ってくれたら特別加算150円付けるよ。」

人の弱みと足元を的確に見て取った店長がいかにも大盤振る舞いだ。これなら断らないだろうと自信満々で言い放った。

それならばわざと断ってやろうかと持ち前の天邪鬼心も出かけたけれど目の前の大金(?)のため勤労に励むことにした。

閉店後の清掃をしながら『あたしってあたたかな心を失って金儲けのためだけに生きてきた、まんまクリスマスキャロルの主人公・スクルージみたい』と思わずため息が出た。

ため息まで拭き取るようにクラフレットで総てのテーブルを拭き終わって本日の業務は終わり。残り物だけどとチキンのから揚げとポテトフライと粗引きソーセージをもらった袋をブラさげながら家路についた。

空を見上げると都会では珍しいほど星が見える。「天使が降りてきそうなほどの瞬き」冷たい夜空の崇高な光に魅入られたように空を見上げる。

心の彩度が退色してから知らず知らずにうつむき加減が多くなっていたと自分でも思いっきり空を見上げることが妙に心地良かった。

「 Les Anges dans nos Campagnes」

「・・・・・」

まったく聞き取れないのに心の襞(ひだ)の隅々まで染みとおっていく声。

渇ききったのどに水を流しこんだらきっとこんな感じなんだろう。つじつまの合わないことを考えながら発せられたほうを見る。

「花沢類!」

柔らかな微笑を浮かべながら立っているその姿を見ながらまだ本物の花沢類だとは信じられなかった。

「レ・ザンジュ・ダン・ノ・カンパーニュ・・・我らが牧野(野辺)に天使が」
牧野にピッタリのクリスマスキャロルだね」

さっきまで寒いほどに冴えるイルミネーションなんて見るのも嫌だ。
クリスマスイブこそ忙しく日付が変わる直前まで働いてやり過ごすに限るなんて気持ちは張り詰めているのにカラダには寒風が吹き込んでいた。輝くイルミネーションも光量が絞られたみたいだった。

なのに急に光が差したみたいに明るく思える。今までセーブしていた心臓がドクドクと血液を送り出したかのように体温が上がった気がする。

「どうして?」

「牧野が泣いている気がした。って言うより泣いてることにして逢いに来たかった。でも本当に泣いてなんかいないよね」

「まさか。今日なんてひまだから団子屋さんはタダでバイト代もらったみたいで、実際タダ大福がエンドレスだし、ファミレスは時給150円増しでお土産付き、ワッハッハァーだし」

「花沢類に逢えるおまけが最後についてトリプルワッハッハーだよー」と笑ったつもりが急に鼻の奥がツンとした。

ヤバっ。見られたら恥ずかしい。大慌てで顔を背(そむ)けたけれどツッと涙がこぼれてしまった。

それを見過ごすことは絶対にない。ボォーとしているようで肝心なことはちゃんとみている。鈍感娘のあたしとはまさに真逆の花沢類。

フワッと後ろから抱きしめられ耳元から声がした。

「寂しい思いをしているんじゃないかと気が気じゃなかった。明け方牧野が俺を呼んでいる気がしたんだ。気がついたらまた飛行機に乗っていた。」

「中国は旧暦で祝う正月が一番のイベントだからこの時期でもチケット比較的取りやすくて助かったよ」と続けたあと何と歌を歌いだした。

「♪~Angels We Have Heard On High,
Sweetly singing o'er the plains
And the mountains in reply
Echoing their joyous strains.

Glo~~~ria, In Excelsis Deo
Glo~~~ria, In Excelsis Deo」

意味はほとんど聞き取れないけれど、花沢類の低くて甘い歌声が心の隅々にまで入り込んでくる。

花沢類のヴァイオリンがプロ級なのは知っていたけれど、激レアの歌のうまさも半端じゃない。

それも後ろからそっと抱きしめられた耳元で歌われたらたまったものじゃない。普段は憎たらばかり叩くあたしの口も硬く閉じた貝のように閉じたままだし。

歌のあと「ナンだかいかにも知ってるだろとひけらかすみたいだけど、知っていた方がわかりやすいから」とまたまた耳元で解説してくれた。

「フランスシャンパーヌ地方の伝統的キャロル(賛美歌106番)『Les Anges dans nos Campagnes』が原曲。さっき歌ったのは恥ずかしながらの英語ヴァージョン」

ラテン語のコーラス部分、「Gloria in Excelsis Deo! 」(グローリア・イン・エクセルシス・デオ!・・・荒野(あらの)の果てにというフレーズが有名。」

「クリスマスイブだから普段しないことするのもいいかな?
牧野だけだしね。いるの。で、牧野だけだし。いて欲しいのも」

そういって同じメロディーでさらに聞き取れない言葉のさらに甘く、気持ちよく、心が熱くなっていく歌が続いた。

「♪~Les anges dans nos campagnes
Ont entonné l’hymne des cieux,
Et l’écho de nos montagnes
Redit ce chant mélodieux
Gloria in excelsis Deo」

「おそまつさま。フランス語ヴァージョンでした。意味は

天使たちが、我らが牧野(野辺)にて
空の高みより聖歌(キャロル)をうたいたまえる
山々にこだまする
なんとやさしい歌声が繰り返されることよ
なんと崇高なるところ 神に栄光あらんことを

ねっ、牧野にピッタリでしょ。」

そう言って花沢類はいつものようにクスっと笑った。

その瞬間だった。あたしの心に天使が舞い降りたのは。で、舞い降りた天使のいざない役を担った花沢類が同じフレーズを繰り返した。

「クリスマスイブだから普段しないことするのもいいかな?
牧野だけだしね。いるの。で、牧野だけだし。いて欲しいのも」

そう言ってあたしの唇に触れるだけのキスを落とした。

驚いたあたしはファミレスでもらったお土産の包みを落としてしまい拾おうとして屈んだ。その時手首につけている時計の蛍光塗料の文字盤が見て取れた。

日付変わったんだ。イブからクリスマスに。

あたしたちのこれからももしかしたらイブから次へと変わっていく。そんな予感が少しした。

終わりです。。。


(私からのささやかクリスマスメッセージです)

小春的大好き「Gloria in Excelsis Deo! 」(グローリア・イン・エクセルシス・デオ!・・・荒野(あらの)の果て。

オーストラリアの女性歌手 Silvie Paladinoさんが歌われています。
残念ながら激レア、花沢類編ではございません!(笑)

聞いてみようかな?と思われた方いらっしゃいましたら
Silvie Paladino sings Angels We Have Heard on High 

http://www.youtube.com/watch?v=WTB2OS2psIQ&feature=related
← 囗ρ(^ー^*) 検索してみてくださいね。

きゃあー4700文字になってるよー。退散ーー^

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いつもご訪問いただきお読みくださる方、初めてお立ち寄りくださった方、ありがとうございます。
今日も良い日をお過ごしください~♪ よければまた遊びにいらしてくださいね(*⌒ー⌒ *)
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初めての類編二次小説

2009-10-21 04:05:58 | 小春的〝小花男二次〟
私の最初で最後かも度   

今もって人気バツグン花男二次小説なるもの初めて読んでみたよー。思わず赤面デザィヤーなのは
端から苦手。こうなって欲しい続編を自分なりスイーツで書いてあるなのをニマニマ読ませていただけますねぇー。

すごーく文の巧い方が本当花男好きなんだなーと伝わってきてわくわくしちゃいました。

私も勝手なことチョイ書いちゃおうかな。絶対花沢類で。道明寺はもぅいいよね。願いかなった人だから。

こんな感じかな?下手だけど 

類  切ない編

これでいいんだっけ?整い過ぎたその顔をほんの少ししかめていることに本人は気付いてはいないけれど
さっきから着慣れない、体にFITし過ぎる感覚には気づいて居心地の悪い思いをしている。

なのに心がはやっていることを自分でもてあまして整った顔を類はまた少ししかめた。

普段好んで着ているアイテムのパンツにシャツ、ジャケットならパリコレ今シーズンモデルがどれも数種ずつ、それも色違いで「早く私に手を通してください」とばかりにクローゼットに掛けられている。

既に有名なこのブランドがこれだけ揃っているのは世界広しといえどもそれぞれの首都にある一握りの高級なブティックだけ。それが個人の家のクローゼットに揃えられる人物はそれほどいないだろう。

世界で1.2と言われる花沢物産が手がける部門はファッションももちろん例外ではないし、
彼自身の手によるRui Hanazawaブランドは既に世界44ヶ国に展開中。
最も綺麗なラインの最もハードルの高いブランドと言われている。

Rui Hanazawaブランドは同時に花沢物産の出版部門にも大きな利益をもたらした。この本の売れない時代に年二回のコレクション発表時に出されるブランドコレクション季刊号は3,000円と言う高価な額にも関わらず完売を続けている。

いやいやながらモデルとして自分のブランドを着こなした類の掲載写真は女性だけではなく男性にも人気が高い。

毎回ミニスカーフやロゴ入りエコバッグが付録としてつくことも即完売に功を奏している。ジャケットやシャツは買えなくてもせめて小物でもRui Hanazawaブランドを手にしてみたいという思いの人間が世の中には多々いる。

完売本を手にするため残された唯一の手段と考えるのは誰も同じなのかネットオークションで原価よりも遥かに高くで売買されている。
それもRUIPHOTO・付録無し本のみ、あるいはその逆で付録の小物のみ、稀に未開封付録完全との但し書きつきでオークションに出ることがある。

価格が不穏当と感じられるものには専門の監視員を配す花沢研究所NET部門が徹底的にチェツクを入れる。明らかに取引き価格の釣り上げを狙ったもの、悪くすると詐欺まがいなど犯罪性を感じさせるものは先ずはただちに削除。さらには関係省庁と連動して被害を防ぐべく対処している。

だけど、そんなもろもろに本人は頓着することはない。

たぐい稀なスタイル。特にレングス。同じような「脚長DNA」をこの世に持って生まれることが出来た人間は欧米でも早々はいないだろうに類自身は自分が着たい服をデザインしただけなのだ。

同胞の日本人で・・・東京で・・・自分が属するところで・・・どんどんとハードルを上げていったら幼馴なじみの親友F4以外に容易には見つけにくいだろうことも本人はまったく意識していない。

わがままと言うより商売っ気皆無。いやもっと的確に言えば自分が着たいと思う服さえ本当はあまりない。「わざわざ買いに行くのめんどくさ・・・」いつも手元にあれば行かなくて済むのと他の仕事よりは得意な工作に近い感覚がする。ただそれだけでブランドを立ち上げた。

そんな経緯にも関わらずRui Hanazawaブランドは売れ続けている。展開される国も増えるばかり。来年にはサハラ砂漠が拡がる北アフリカでも第一号店がオープンする予定だ。

最初その話が来た時には言葉数の少ない彼の常套句「めんどくさ・・・」をまたもつぶやき断ろうとした。

事実断りの電話を入れるべく携帯を持ち上げかけた。
しかし考え直した。「確か牧野が憧れている映画○ターウォーズのロケ地の国」
いつだったか牧野が目をキラキラさせながら話していたっけ。

「サハラ砂漠のど真ん中に映画○ターウォーズで使ったセットが壊されずそのままになっているんだって。」

「私、新婚旅行はハワイって決めているけれど、結婚10周年にはスイートテンダイアモンドをもらうよりチュニジアに行ってみたい」

「まるで宇宙そのものって思えるセットをこの目で見てみたいんだ。ずっと思い続けているから願いがかなったらきっと有頂天になるだろうな、まぁ、ほとんどムリだろうけれど」
そういってニコッと笑った。

牧野の笑顔と途中からのフレーズが俺の五感を突き刺した。俺の感情にウェーブを起こせる唯一の女。

牧野、俺もだ。「ずっと思い続けているから願いがかなったらきっと有頂天になるだろうな、まぁほとんどムリだろうけれど」

「ハワイもチュニジアも俺が連れてってあげたい。俺じゃだめか?」・・・。声に発することは出来なくてそっと飲み込んだ。

「いまどき新婚旅行をハワイかよー」とからかって笑ったお祭りコンビの総二郎・あきらだって心の奥底では牧野とだったらいまどきの新婚旅行のハワイもありかもと思っているだろう。

世界的富豪で、ハワイなんてもう見たくないだろうほど行っているNYの恋人司でさえ牧野となら嬉々と有頂天で行くに違いない。

望んだって俺が一緒に行ける可能性は無いだろうこと百も承知。なのに牧野憧れの土地。ただそれだけでチュニジアの首都チュニスに店を構えることを決断した。

決心したのにはもう一つ隠されたわけがある。NYにいる牧野の恋人で親友でもある司でもあるまいしと思いながらベタな理由が。

既に世界44ヶ国に展開中のRui Hanazawaブランド45ヶ国目。そこに俺のたった一つの願いがこめられている。

45=しじゅうご。そして母国日本の通貨はいわずとしれた円(えん)。Rui Hanazawaブランドも売り上げの最後は円換算となる。

語呂合わせなんだよ、牧野。
牧野としじゅうごえん(始終ご縁)がありますように。

ただそれだけ。変わらない俺の永遠の思い。永遠の願い。

だけど牧野鈍感なお前のこと。1%も伝わりはしねぇだろーけどな。

そんなことを考えながら着慣れないしめつけ感に現実に引き戻された。

「いいよ。一緒に行くだけなら・・・。」

何でそんな言葉が飛び出したのか今もって自分でも理解できない。

「ありがとう!花沢類。当日はジャージで集合だよ。ちゃんと着てきてね」

かけっこをずいぶん前にやめて以来、運動は滅多としない俺なんだけど・・・。

ここ最近の例外は牧野がバイト先で倒れたとき。牧野の携帯の一番若い履歴の俺に連絡があったその時。思わず全速力で病院へ向った。

そんな俺だからクローゼットは満杯でもジャージなんて持っているわけも無い。

買いに行くの「めんどくさ・・・」仕方無く長年俺の世話係をしてくれている田村さんに適当に買ってきてもらった。なぜだか上下白のジャージ。黒のほうが良かったかな?少しよぎったけれど田村さんにもう一度手間を掛けさせるほどのことではない。どうせ二度は着ないだろう。
ただ何でこんなに足丈が短めなのがわからないんだけれど。最近のジャージはこんなものなのか?

なぁ、牧野知ってるか?走ったりしない。ジャージも今日まで持ってはいなかった。人ごみに出るのは苦手。

一体何重苦俺に背負わすつもりなんだよ。地域交流体育祭だっけか?うろ覚えの催しに俺を誘いまんまとYESを言わせる人間、この世の中であんただけなんだぜ。

そんなことをまた考え、うす茶色のさら髪を少しかきあげて。ビー玉みたいに澄んだ瞳で空を見上げた。

まぶしいぐらいの快晴の空を見てとり「ふっ」と大きく一つため息をついたあと、あきらめて牧野との待ち合わせの場所、競技場のある緑地公園にジャージ姿で向かった。

自分の姿が映った姿を後でビデオで見たとしても絶対に自分に似た他人だと言い放つだろうスキップモードの激レア花沢類だった。

おわり。。。
だめですね。類二次ムズです。やっぱ才能ないなぁー(苦笑)
でも花沢類をいろいろな職業シチュエーションにするのってきっと楽しいだろうなぁー。

コレも一種のコスプレ?それも花沢類で遊ぶ!!やっぱ自分のブログでしか絶対に出来ないことですね。

また書きたくなったらどうしよ?きっと皆さんこうしてはまっていくのですね。今回は危なくも魅惑的な底なし沼ズブズブから何とかうまく抜け出せこんな自分の気持ちの推移なんかも語っちゃっていますが、次また何か小春的類二次なんてUPしようものなら今までのカテゴリー全部うっちゃって「小春的毎日が類二次コスプレブログ」なりかねません。ーー^
おーこわ 真っ当な人間は近寄っちゃいけませんわよー。ディープ過ぎ^^;
字数だってこわすぎ4080文字ってどお?

きのう10月20日の 閲覧数 : 277PVでした。 
 いつもご訪問いただきお読みくださる方、初めてお立ち寄りくださった方、ありがとうございます。
今日も良い日をお過ごしください~♪ よければまた遊びにいらしてくださいね(*⌒ー⌒ *)

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