tomocanの日々

その日暮らしの日々

TOKYO 0円ハウス0円生活

2009-05-07 20:46:08 | 本と雑誌

TOKYO0円ハウス0円生活という本を図書館で借りた。

GWが暇だったから。

そしたら、すごい内容が面白かったので、ご報告。

著者は、早稲田大学理工学部建築学科在学中から路上生活者の家(いわゆるブルーシートに覆われたヤツ)に興味を持ち、「建築物」としての視点から調査・研究を始める。

本の半分以上は、アルミ缶を集めたりして稼いでいるホームレスの人の家の話なのだが、

その人がやたら前向きで、常に頭脳がフル回転していて、

普通の家に住んで普通の生活をしている誰よりも人間らしい生き方しているんじゃないかと思った。

こういう生き方をすべきだとは思わないが、その人なりの事情があって家が無いわけで、住む家が無いから人間としてダメな生き方であると判断するのは違うと気付いた。

とにかく、その人の家がすごい。

全てが本当に、ゴミとして捨てられてたのを拾ったものや、誰かにもらったものでできてて、

ガソリンスタンドで交換された後の車のバッテリーで明かりを取ったり、TV見たりラジオ聞いたりしてる。

もちろんすぐそういう事が出来たのではなく、何回も失敗し、工夫して、今の生活を手に入れてるわけです。

人間って、何も無いほうが力を発揮するというのは本当だろうな。

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悲しみ

2009-05-03 15:09:38 | 日記・エッセイ・コラム

忌野清志郎さんが亡くなった。

私には手の届かない遠い存在なので、全然実感がわかないけど、TVでその話題が流れるたび、やっぱり本当のことなんだなと思う。

大阪のライブハウスで、ライブを見たことがある。

スパンコールがキラキラした派手な衣装で、ステージから落ちそうなくらいギリギリ、観客から手が届く場所でギターをかきならす。

そんなに近かったら、観客にさわられてしまうのに・・と心配してたら、もちろんみんながさわりに行っていた。

観客のさわりたい気持ちはすごいわかる。

でも演奏中に足でもさわられたら、集中力は途切れるだろう。

だから誰もさわらせてくれないし、さわられそうになったら、すかして逃げている。

しかし、足をバシバシさわられたまま、全く動じないその姿に、やっぱり清志郎は違うと思った。

TVであと10年、20年と歳を重ねた後の、そのときに感じたことを素直に曲にする彼の歌を聞いてみたかったと言っていた。

もう新しい曲は聞けないけど、自分の知らない古い曲もたくさん良いのがあるのだろう。

まずは家にあるのを聞きなおそうと思う。

まずはHISにしようか?

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