育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

熊出没

2014年01月20日 | ニュース
「良い人と悪い人が互いに罵りあい、殴りあう」

これは中国アニメの基本路線です。以前も取り上げましたが、子供向けのアニメのレベルの低さにはずっと頭を悩まされました。というのも、テレビをつければたいてい中国産の暴力的で内容のないアニメが放送されていますし、街頭でもショッピングセンターでもどこででもこの種のアニメが流れているからです。

しかし現在放送中止となっっているアニメが二本在ります。

一本目は

「熊出没」というタイトルのアニメです。
森に住む熊の兄弟の熊大(兄、頭がいい)と熊二(弟、腕っぷしが強い)が、森林を伐採しようとする「光頭強」という名の人間を追い払う話です。光頭強は熊の兄弟を撃ち殺そうと、あの手この手で彼らに近づくがいつも返り討ちに遭う。全部で100話以上あるらしいです。

このアニメでは登場人物が電動のこぎりを振り回すシーンが多く、10分の間で「殺してやる」などの暴言が21回も続いた場面もあったためさすがに保護者が黙っていなかったようですね。言葉を覚えたての子供がお母さんに向かって「殺してやる!」と中国語で言うようになって困っているとの報道がありました。

もう一つの作品は

「喜羊羊」です。あまりにも有名すぎてこれが放送禁止になるとはなかなか思い切ったことをしますね。
悪役のオオカミは日本人風の名前を持っています。「灰太郎」。日本人風?オオカミがヒツジの喜羊羊を捕まえようとして、さまざまな手を使うものの毎回逃げられるという設定です。オオカミは失敗するたびに、妻にフライパンで頭をたたかれるのが定番で、統計によると、これまで放送された990話のなかで9544回もたたかれたといいます。



その影響で、フライパンのオモチャの人気が高まり、各地の幼稚園などで子供同士が頭をたたくことがかなりはやったらしいです。9歳の男の子が、ヒツジを焼くシーンをまねして、友人2人を木に縛りつけて火をつけ、重傷を負わせたという事件も起きました。



そもそも国の文化産業を守るため、日本など海外のアニメ番組をゴールデンタイムに放送することを禁止したため、国産で何とか間を持たせる必要があったらしいのですが、期待された多くの国産アニメが盗作で訴えられ始め放送中止、残るはこの2本しかなくなったところにきて、それが放送中止となったことで、現在は中国の子供が楽しみにしていたアニメ番組がなくなったという状況になっています。



わたしとしてはちょっとほっとしているところですが、これまでそのアニメが流れていた枠には別の娯楽番組が当てられ、またそれがあまりにつまらない・・・

中国のテレビをつけることはないのですが、できれば子供たちには見せたくない映像が街にあふれています。



ちなみに中国の保護者達が模範的なアニメとして今でも一目置いているのは「一休さん」と「アルプスの少女ハイジ」らしいですよ。



我が家のちびさんたちは、ドラえもんがブーム。寝ても覚めてもドラえもんです。
欲しい道具を一つ教えて?というと・・・・・意外な答え!



「ドラえもんのポケット!」



聡明な答えだ・・・






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