育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

帰国の心得

2014年03月18日 | 結び
「中国から日本に本帰国する前に心得ておくべきこと」

1.電車に乗るときは必ず「降りる人が先、乗る人が後」をしっかりと思い出すこと。幼稚園児でもやっているから・・・

2.他人をじろじろ見ないこと。電車で携帯電話をマナーモードにすること。車内で電話しないこと。

3.エスカレーターを利用する際、片方によけるというルールを思い出すこと。東京は左側、大阪では右側。九州はどっちでもいい?

4.どこでも好き勝手に写真を撮らないこと。日本にはマナーがあることを思い出すこと。

5.道を、食べながら歩きをしないこと。種は自然に帰るからと言ってその辺にポイポイ捨てないこと。

6.そもそもごみは分類するという決まりがあるということをしっかり思い出すこと。

7.エレベーターの行先ボタンや閉まるボタンをカチカチ何回も連射しないこと。一回押せば十分。

8.お店にいらっしゃいませとか、ありがとうございました、とか言われてもいちいち驚かないこと。

9.電話で話してはいけない言葉があることを、気にしないこと。

10.日本には花粉症があるという現実をしっかりと受け止めること。



中国では辺鄙な地方のどんなに小さな都市でもたいてい日本語学校があります。多くの学生が懸命に日本語を学んでいます。それはある世界とも共通した現象です。

学ぶ態度はハングリーです。付き合いで、とか時間があるからという理由で学ぶ人は見当たらず、家族と幸福に暮らしたい、快適な生活を送りたい、そういう強い願いで学びますから、一生懸命ついてきます。すこし気を抜くとおいて行かれたり切られたりする可能性もありますし、なにより学んでいることに感動し、自分の成長を心から楽しみ喜んでいますから伸びるのが速いのです。

日本人は中国を訪れると『あれがダメだ、これがダメだ』と見下して言います。中国に来たこともないのにそのように言う人もたくさんいます。

確かにダメなところはたくさんあるのですが、相手の良いところを見るように誠実に努力している人の口からはそんな見下げた言葉は出てきません。お互いの違いを楽しめればいいですね。

私たちは小さい子供を連れて3年間中国で生活しました。そのほんの一部をこのブログに綴ってきました。一部衛生面が心配なことを除いては日本と同レベルかそれ以上に安全でした。怖い体験や不安な思いをしたこともあったかとは思うのですが、すぐには思い浮かびません。むしろ非常に感動と刺激に満ちた経験ができたことは貴重な財産です。そこでの出会いもかけがえのない宝物です。たくさんの愛すべき弟たち、妹たち・・・。今後のさらなる成長を心から祈っています。




さて、これまでブログ「育パパの一喜一憂」をご覧いただきありがとうございました。
2011年春に始まった王俊一家の珍道中。たくさんの皆さんに支えられちょうど3年です。


長らくお付き合いいただいたこの日記も本日3月18日をもちまして一旦終了となります。




風の吹く方へ、


義人的路却好像明亮的朝光,越照越亮,直到日午。――古代的聡明書4:18




Best regards
    WangJun



ばいばーい!






友との別れ

2014年03月17日 | 日記
香港に到着です



私に強烈な影響を与えた友人がいます。大陸に向かわせてくれた古い友人です。中国最後の晩餐をともにできました。

香港料理で〆めます。

大陸に招いたくれたのも彼、送ってくれたのも彼、
すこーし兄貴の背中に追いつけたと思っていたものの、彼はまたその先に行ってしまいましたね。そんな気がします。









そして翌朝、無事に到着。



まずは帰国のルーティーン。日本の食べ物を取り入れます。





しばらくこういう奇妙な日本語を発見する楽しみももないのですね。

そう思うとちょっとさびしいです。


そんないろいろを思い返しながら、大阪難波で串カツと生をいただきます。



さてさて、明日は最終回です。








再見!

2014年03月14日 | 明明&亮亮
中国での最後の中華料理です

友人家族たちのご招待です。

子供たちのお気に入り、シシャモのから揚げ


羊肉炒め。独特の羊臭さにも慣れましたね。


豚肉の八宝菜みたいなやつ。日本では味わえない絶妙な甘酸でした。


湖南省の人は大好きですね。激辛もつ鍋

も一つ


豚肉のてんぷら風


私が中国に来て一番気に入っていたのがこのエビ料理


招待してくれた人たちのことを考えてみました。おそらくこの食事の支払いは彼らの一カ月分くらいの食費に当たるのではないかと思います。大変恐縮しながらいただきましたが、本当に心のこもったもてなしでした。中国風にひたすらおしゃべりしながらいただきましたが、彼らは薦めるばかりでほとんど箸を動かしません。それに気づくたびに涙が出そうになるのをこらえながら、おなかいっぱいいただきました。私はここまで寛大になれるのでしょうか。真のもてなしの精神をおそわりました。しかもこういうレベルのもてなしが大勢の仲間から3週間ほど続いたのです。ほんとに過分です・・・


気がかりだった、チャッピーとアレックスの行き先も決まりました。

記念写真。伸ばされるチャピ君



明明は別れが辛いのです…いつまでもこうしていました。肩を震わせて


意を決してエレベーターまで運んできます。

バイバイチャッピー!僕たちのこと忘れないでね。

アレックスともお別れです。これもお友達の家に引き取られて行きました。




そして大勢の皆さんにお見送りに来ていただきいよいよ出発です。
本当に本当にありがとうございました。最後まで愛してくださり感謝します。


私たちの全財産です。

家族4人の持ち物はたったこれだけ、ほかに何にもありません・・・。しかし心は満タンです。




追憶

2014年03月13日 | 日記
続き



やってきたチャッピー君は一躍我が家の「癒す系グッズ」となり、明明、亮亮の心をつかんだわけで、好きな放題食べては飲んで、揉まれては追い回され、



すくすくと7キログラムのウサギ肉様となられました。いまや市場価格560元。約9500円相当のお肉様です。



そういえば先輩の亀さん、アレックス君は500円玉くらいの大きさだったものの今やパパの手のひらよりも大きく成長されまして、



2013年5月にはママの中国で初の入院。パパも明明も亮亮も必死でいのりました。




ざっと思い返した我が家の思い出。もちろん書けないことはもっとたくさんあります。




体全体で実感してまいりました。



記憶

2014年03月12日 | 日記
2011年2歳半と5歳半の男の子が中国へ



2012年9月1日。明明君は小学校へ入学


先生の顔をまっすぐ見る明明。でも言ってることが全然わかんなくて、(何言ってんだろうこの人は・・・?)という時期が続きましたが、今や明明君はパパなんかよりもずっと中国人になりました。


2012年9月18日。ハンニチデモ発生。



しばらくは外で日本語を使えない状況になりました。



外を歩くとこんな人たちがあちこちにいましたから。必殺「出ていけTシャツ!」


悲しむべき状況でした。国境、恨み、妬みって。




2012年9月。亮亮君、お風呂で滑って後頭部パックリ事件。


病院に行けずに自力で直しました。跡が残らなくてよかった・・・。



その後亮亮君には妹分ができて。

お勉強なんかを教えてあげて、教えてもらう時なんかもあって


茶色のモコモコ、チャッピー君がお家にやってきたのでした。




続く・・・


食べ収め。

2014年03月11日 | グルメ&買い物
お世話になった「らんじょうらーめん」。

一押しの揚州炒面です。3年でいったい何食食べたのでしょうか。



二番目は「蘭州炒飯」これも食べた回数は二桁ではないはず。


そして第三位!「茄子土豆木耳炒かけ飯」。時々辛いピーマンにあたってびっくり。


定番の「卵ラーメン」。明明の常食メニューです。


ほんとうにほんとうに、お世話になりました。


どーも




お世話になったといえば、パパの朝(朝寝坊した時)ご飯でお世話になったKFC.


ここの気のいい従業員とかわす一言がパパの中国語レッスンでした。名残惜しい・・・。

6元の朝ケンタ。


あんまり体にはよくなかったでしょうけどね。



送別会

2014年03月10日 | 明明&亮亮
日本人のみなさんがしてくださった送別会はとても思い出深いものでした。



どーんと、

中国で暮らしながらお寿司をおなかいっぱい食べられる。すごいことです。しかもおそらく日本ではこんな贅沢な食べ方できません。

カンパッチョ。


みんなでお歌を歌って、明明踊って?



デザートのイチゴ大福



おんなじ志を持って、集まりあった人との交わりは本当に強められます。
みんな強烈な個性のかたまりです。それでも調和しています。子供たちも打ち解けていい先輩たちの背中(とお腹?)を見て育っています。いい影響を受けてくれたらと思います。ワールドワイドな価値観を持つきっかけを与えることができました。





非常感謝大家的関愛。




鴨卵!

2014年03月07日 | グルメ&買い物
友人が鴨の卵を持ってきてくれました。後で食べてね、っておいて帰っちゃった。



ちょっと細長い気がしますし、鶏の卵よりも一回り大きいです。殻はちょっと固め、ずっしりとしています。

どないして食べたらいいか、ってきくと「適当に!」というので、とりあえず目玉焼きにしてみることにしました。



びっくりしたのが、白身が極端に少なく、黄身が異様に位大きい!そして、黄身のプリッと感がものすごく、ちょっとつついただけではつぶれません。そうこうしていると黄身に火が通る前に白身が焦げてきた・・・。

味が濃くて濃厚です。黄身率が高いからでしょうか。もっと早くチャレンジしておけばよかった・・・。



学生食堂にて。サンドイッチとカレーと牛丼。



すました明明




PM2.5

2014年03月06日 | 日記
最近空気がすごいことになっていますね。

ここ1週間、中国では大部分の地域が大気汚染によるとみられる激しいスモッグに覆われています。

27階のオフィスから見た景色も

どんよりです。PM2.5は300マイクログラムを超えているそうです。

日本では80マイクログラムを超えた場合、警報が鳴るんですよね。清い!




世界保健機関はこの状況を「危機的」と判断しいるようですし、中国市民もかつて見たことのないほどのスモッグだと話していますが、当局の対応は控えめです。

ここでのレベルは
黄色警報:ちょっと注意してね
橙色警報:学校では屋外授業をしないでね。
赤色警報:学校が休校

日本では絶対に赤警報レベルですよね。まだそれほどでもないという判断です。


一方で「インドア都市」を促進する事業にかなり力を入れている都市がたくさんあります。
外を歩かなくても、問題なく日常生活が送れる都市。地下街は銀行や商店、デパート、学校、そしてマンションと直結。
通学も通勤も買い物もすべてが屋内で、天気は関係なく季節も関係ない。地下の大都市です。

ある程度の金銭的な余裕がある人々にとっては、箱舟のような存在なのでしょうね。


今日は日本人夫婦のご招待で、ご馳走を頂きました。おしゃれです。


熊さんの乗ったミゾレ鍋。


かわいい熊さんを壊したのは誰だ!?



思い出深いひと時をありがとうございました。



パン屋さん

2014年03月05日 | グルメ&買い物

おいしいアイスが食べたいですね。


近くのパン屋さんで発見。


なんとなくあの超人です。


はい。間違いありませんでした。明明、亮亮レベルの作品ですが。子供の落書きをぬいぐるみにしてくれるというサービスが少し前にはやっていたのですが、同じように子供の落書きをパンにしてくれるというサービスもありだな、と思いました。


これは、あれを真似した?マスコットですね。

地元のスーパーで出会いました。

近頃妙にこういう中国人の適当な性格が好きです。



今日は中国人の一家と韓国人御用達の高級焼肉へ。



しかし韓国風の食卓って本当に賑やかですね。テーブルの隙間が空いていたらいけないらしいです。所狭しと並べるのが彼等風。中国人一家&日本人一家で「おおーーーっ!」っていいながら食べました。

韓国焼酎。

アルコール度数の割に、水を飲んでいるみたいな感じです。でもあんまり調子に乗って飲んでいると急に酔ってしまうので要注意です。

中国と日本の子育ての共通点や違いについてゆっくりと語り合うことができ、すごく楽しいディナーでした。



ここのところ家族そろってちょっとづつ順調に太っています。