東葛総合法律事務所友の会

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2.12「ショージとタカオ」松戸上映会まであと16日~映画の感想

2011-01-27 11:03:39 | 日記

映画「ショージとタカオ」は昨年10月から何度か先行上映会がおこなわれています。

その感想を探してみました。

■「ショージとタカオ」公式サイト ≪観た人の声≫から引用

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二人とも興奮の様子。
「長さ感じなかったな」とTさん
「え、もう終わり?っていう感じでした」とAさん。

 音楽家のAさんは仕事がら音楽への強い関心をしめす。。
「特に音楽にお金をかけたとは思えないんですけど、とってもよかったです」とのこと。
 ”冤罪”という重いテーマを取り上げながら、その重さを”重さ”として押し付け
ないところがすごい。
 
 三人の口から共通して飛び出したいくつかの言葉。

「なんだかすごいものを見てしまった」
「人間だとか、生きるって言うことだとかやっぱりいいよな」
「二人の主人公をあそこまで際立たせる井出さんはすごい」などなど。

 あまり書き込みすぎてもよくないのでこの辺でやめるけれど、劇映画も含めて久々
に面白いものを見せてもらったというのが率直な感想。
 ”面白い”の中身はお一人お一人で確かめてほしい。

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軽快なリズム感が飽きさせず、
主人公はもちろん、登場する全部の人々の言葉から、
人が誠実に生きる暖かさ、力強さが心に響いて、本当にいい映画だった!


私としては、途中2回だけ
ここはまだ縮められるかも・・・と思う部分があったが、
2時間越えの感じはしなかった。

人は色々だから、皆さんがそうではないでしょうが、
帰りぎわに、息子に観せたいと言ってくれたお母さんや、
劇場公開してくださいと言われた青年の言葉が
やけにうれしかった。
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■あんずさんのサイト ☆あんず☆の独り言

 ・映画「ショージとタカオ」に関する日記に感想が寄せられています。

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ショージとタカオが実に正直で、
冤罪の重苦しさを背負い込んだ悲愴感を漂わせていない映画なことが意外。

一般的に冤罪を晴らす運動といえば
「当人と支援団体や弁護団が一致団結して、無実の罪に対する怒りを世に訴えている」
ようなイメージがあったが、
ふたりの間にも、守る会に対しても複雑な軋みがあるんだな・・・
というのが意外な感じがした。
当人たちも、守る会に感謝して、ありがたいと思う反面、
束縛感や不自由感も背負っているんだなと思った。

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長嶺超輝 (ながみね・まさき)さんブログ 法治国家つまみぐい

・キネマ旬報ベストテン 文化映画 第1位獲得 『ショージとタカオ』がスゴイ理由

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冤罪をテーマと位置づけている映画で、この感想がふさわしいかわからないのですが、
 面白かったです。
 
 1996年、冤罪被害にあった2人の男性、桜井ショージさんと杉山タカオさんが、刑務所の門から出てきた瞬間からデジカムをまわし続け、右も左もわからない「浦島太郎状態」のところから、少しずつ普通の生活を取り戻していく様子を、丹念に記録しているのです。
 「冤罪は許されない!」というメッセージ、まぁ、それも大切で、作品中にも大いに盛り込まれてはいるのですが、井手監督は、そうした運動とか啓蒙のために作品を作っているのではないようです。
 あくまで「昔はチンピラで、お互いに嫌っていたふたりの男が、冤罪という理不尽な《共通の敵》と戦っている」「でも、未だにふたりの間には微妙な距離感がある」「失われた約30年の歳月を埋め合わせることが、いかに大変か」などという生身の事実に驚き、そこから得た素朴な感銘が、作品の根底に流れている印象を受けました。
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いかがでしょうか。

 えん罪事件という重いテーマを扱いながらも悲壮感や「正義とは何か」みたいな重厚な雰囲気を漂わせた映像とせず、「ショージとタカオ」お2人の仮出所からの、むしろ淡々とした生活を映すことで、じわりじわりとえん罪被害者の実態を、いつのまにか観る者の心に刷り込んででしまう映画になっているようです。

 2月12日の「ショージとタカオ」上映後には、監督の井手洋子さん、桜井昌司さん、杉山卓男さんの3人によるトークを予定しています。

 昨年の先行上映会から現在までの間には、再審裁判の最終弁論(12月8日)があり、さらにキネマ旬報第1位(1月12日)といううれしいニュースが年明けにありましたので、昨年の先行上映会の後のトークとはひと味違った内容になると予想されます。

ご期待下さい。

なお、チケットの購入方法は、本ブログの過去記事にまとめてあります。

お早めにご予約・ご購入ください。

写真は、昨年12月8日、再審裁判・弁護側最終弁論のおこなわれた水戸地裁土浦支部の門前で、記者のインタビューを受けている「ショージとタカオ」のお二人です。
 

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2011年2月12日(土)13時
「ショージとタカオ」上映会inまつど
松戸市民劇場にておまちしています。
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