おはこんにちばんわ 今日も元気な築地ですっ
お待たせしました受験生の皆さん タメログの第三回です 今回は古文単語『はかなし』です なぁーんだ、単語一つだけか、つーまんないの。ってブログを閉じようとしているそこのアナタ
だぁーめだぁーめですよダメですよ。
『はかなし』には*やんごとなき(とてつもなく高貴な)意味があって、*らうたしき(可愛らしい)歌人や*うるわしき(美しい)作家、*さがない(意地の悪い)センター試験の古文担当の方々が好んで使う超重要古文単語なんです
そんな『はかなし』ですが実は 決 ま っ た 訳 し 方 は 無 い ん で す 。
こぉ~れが面倒くさい。 そして受験生を苦しめ、問題作成者がこぞって問題にしたがるのです。
一応の、単語帳などに乗っている訳としては『むなしい・頼りない』となっております(*マドンナ古文参照)
ですが、先ほども述べた通り『はかなし』には決まった訳し方はありません。場面場面で柔軟な訳を求められる単語です。
はかない人生→短い人生
はかない言葉→ちょっとした言葉
はかない関係→消えそうな人間関係、などetc……
軽く上げるだけでもこれほどの訳し方があるのです。『むなしい、頼りない』だけを丸暗記している人は二次どころかセンターレベルも解けませんよっ
じゃあどうやって訳せばいいんですか って憤りますよね? 大丈夫です落ち着いて。 品行方正の鏡だと一度くらいは呼ばれてみたいと思っている真面目な築地先生がちゃんと教えて差し上げます
マドンナ古文による説明では、『はか』が着実性を表し、『ない』が否定であるので、着実性のないこと、がはかないの原義とのことです。
それに即して文脈で訳せ、とのことです。
この説明で理解できる人はそれで訳してもらってもらって構いません。
僕が本番でやっていたことはそんなカッチリしたルールとかはなくて、単純にマイナスイメージ+文脈で訳していました。
結局文脈じゃないですか って憤ります? でもですね、そうなんです結局文脈なんですよ。
数をこなして、『古文的感覚センス』を身につけること。文脈をつかめるようになること。それが『はかない』を訳す最大のコツです。
そんなものは面倒くさい? もっと簡単な方法はないのか? 言いたいことはあるでしょう
でも、数をこなせばできるようになるんです。いっぱいやれば、いずれできるようになるんです。
なら、やりましょう。やるんです。なぜやらないのですか?
愚直に勉強して邁進すること。古文のみならず、英語も数学だって、そうです。それが勉強その他あらゆることに通じる秘訣です。
その経験は決して『はかない』ものではありませんので、文句を言わずにやり通すことを、経験者である僕は勧めます。
いやぁ、今回のタメログは今までで一番タメになることを言った気がしますねっ