EF81 735に牽引されたEF510 512 北斗星塗装の星マークもそのままの姿での無火回送だ
立春を過ぎて少し暖かくなったので、湖西線の志賀駅までカメラを持って出かけてきました。 偶然ですが写真のように北斗星塗装のEF510回送に遭遇。 これは間近に迫った北海道新幹線開業による夜行寝台特急「カシオペア」の廃止で余剰になる、JR東日本所有のEF510の異動の一環ということだと思います。
新幹線の開業は喜ばしいことではありますが、昨年の北陸新幹線の金沢開業による北越急行の「はくたか」といい、「カシオペア」の廃止といい、私の好きなものが次々なくなっていくのは寂しいものです。
ところで湖西線の沿線は、比良おろしと呼ばれる強風による運休を減らすために防風柵を設置することが昨年末に発表されており、それによると和邇-志賀間(約3・3キロ)▽近江中庄-永原間(約3・4キロ)▽永原-近江塩津間(約1・2キロ)の山側沿線計約7・9キロに防風柵を設置、和邇-志賀間は平成28年度中、残りは29年度中に完成予定だそうです。
因みに和邇-志賀の営業キロは4.8キロですから、ほぼ全区間に亘って防風柵が設置されるということになり、写真の蓬莱-志賀間での山側から琵琶湖をバックにした湖西線の撮影も本年限りということになってしまいそうです。
雷鳥や日本海はもちろん、トワイライトも無くなってしまい、優等列車はサンダーバード683系ばかりといった状況ですが、最後の頑張りを見せる113系/117系含め、美しい琵琶湖と湖東の山々を背景に走る姿を、心残りの無い様に撮影しておきたいと考えています。