TORAとSAKURAとケ・セラ・セラ

人見知りな愛猫とのマイペースな生活

ミラノ~とうとう最終日!

2018-12-31 | イタリア

なんとか年内ギリギリの駆け込みアップ!

べつに意味はないけど、、、

 

ミラノに到着してまずはホテルに直行。

 

駅近優先でしたが、シンプルで小奇麗な部屋。

 

すでに16時を過ぎていたので、荷物を置いて早速街へ!



ミラノ駅前から地下鉄に乗り出掛けます。

今思えば、今回地下鉄に乗ったのはこの時だけでした。

行った先は、やはりここでしょう。




写真やテレビで何度となく見ていても、目の前にすると

「来た~!」と、単純に思ってしまいますね。




 




今はクリックひとつでモノクロになってしまうけど、23年前パリに行った時は

カラーとモノクロのフィルムそれぞれ入れたカメラ2つ持ち歩き撮り分けていたものだ。




時間がなくて、中をゆっくり見たり上に登ることもできなかったけど、

荘厳な姿をしっかり記憶に残しました。。。


そしてドォウモ広場から続く、やはりこれぞミラノというガレリアへ。




と、入口のところで写真撮影をする花嫁・花婿の姿が!

この日の朝、ベネチアに続いて2組目のカップル。

今日はイタリアでは縁起の良い日なのかしら?

と、思いながらまた写真を撮ろうと近付いたところ、、、

 

な、な、なんと!!

ベネチアで見たカップルではないですか~!!

ドレスもブーケも同じ。

私と同じ移動してる!どういうこと?

何かの撮影という感じでもないし。単なる目立ちたがり屋カップル?




ドレスの裾はすでにグレーに汚れてしまって、、、



気を取り直して、一気に写真を。
















アーケードを抜けると




すぐにスカラ座が。



オペラ座に比べると、意外とシンプルな佇まい。




そのまま、ブランド店が立ち並ぶ通りへ。




もちろん見るだけでした、、、



最近、都内でもあまり見かけなくなったKENZOもミラノでは健在!



すっかり日も暮れて。。。

ぶらぶら歩いてから地下鉄に乗り、ひとり夕食はホテルの近くで取ることに。



そして、イタリア最後の夕食は。

ホテル近くにはあまりいい感じのお店がなく、選択肢が少ない中で入った店。

注文したのは、迷った末無難なカルボナーラでした。





これが、、、


なんと、、、


美味しくなかった・・・


味がぼやけてて、なんとアルデンテじゃない、、、

かなりショックでした。


食後、前の席に座る初老(?)のフランス人男性二人と少し会話をしました。

美味しかったかと尋ねたら、Oui!と。

そうなんだ~、思ったら

たとえそうじゃなくても、ね。

みたいなことを。 勉強になります。。。

イタリア語を耳にしていたところ、いきなりフランス語だったので、

簡単な単語もすぐに出てこなくて、シドロモドロしてしまったのが悔しい・・・



ということで、駆け足でしたが、紅白も終わった所で、イタリア旅行記も

ギリギリ2018年のブログを終えたいと思います!!


次はムラーノ島~そしてミラノへ!

2018-12-29 | イタリア

ブラーノ島からガラスの街、ムラーノ島へ。

 

本島から水上バスで10~15分程だが、人混みの喧騒から離れ、

時間がゆったりと流れている感じがします。

ムラーノ島はガラス職人が集まる島でメインの通りには
ヴェネチアンガラスのお店が立ち並びます。

ブラーノ島のようなカラフルさはないが、落ち着いたアートの街、という感じ。

このムラーノ島では、最初の晩に夕食をご一緒したご夫婦が
ガラスショップで働いています。

そちらでお土産を購入し、だいぶ夕刻になっていたのでサクッと歩いて帰路に。

 

ベネチアでの満月


伯母と一緒の最後の夜は、ホテルの部屋でひっそりと打ち上げでした。



ホテルの中庭

伯母はこちらのホテルにもう一泊し、ローマ経由で帰国。

私はミラノに移動し、一泊して翌朝の飛行機で帰国。

朝食後、出発まで少し時間があったので一人でぶらっと散歩。

路地を歩いていると、ごくごく小さな橋の所に人だかりが。

覗いてみると、そこにはゴンドラに乗った花嫁・花婿姿が!


慌てて写真を。

絵になりますね~



いいタイミングで見れてラッキー!! だと・・・思いました。



ホテルに戻り、駅へ。



この日も、多くの人がここを訪れ、多くの人がまた旅立っていきます。



駅構内にあるカフェでひと息ついて。

伯母に見送られ、ひとり列車に乗り込みます。

 





ミラノ駅に到着。

行きは空港からすぐに駅へ来て、列車に乗ってしまったので街歩きは初体験!

夕刻到着で明朝には出発なので、わずかな時間ですが。



とりあえず、今夜はここまで!!

明日、駆け込みミラノで〆られるか?!


今度こそ、ブラーノ島

2018-12-23 | イタリア

リアルト橋の裏は案外と人影が少ない。

地元の人が観光客を避けて通るのでしょうか。

 

ホテル近くの教会辺りまで戻り、ブラーノ島に向かうためヴァポレット乗場へ。

その日の朝、ストがあることを聞いていたが、その影響でかなり待つことに。

パリやイタリアでは度々ストの被害を受けるが、こればっかりは我慢して待つしかない。

観光客の都合なんてもちろんお構いなし!

自分たちの権利を主張することが何よりも大事なのだ。

 

何気なく撮った通りの写真。

グリーンのダウンを着た女性、めちゃくちゃ脚長くないですか~!! 

しかも細過ぎ~、顔小さ過ぎ!!

 

 

ハロウインの時期でしたが、もちろん渋谷の街のようなバカ騒ぎはなく、

店のディスプレイもほとんどない。

ここのレストランでも旬な食材をいつも置いているのが、

たまたまカボチャだった、的な。

 




路地も店が立ち並ぶ通りをはずれると、ほとんど観光客はいません。

 

 


1時間近く待ったでしょうか。




こちらはサン・ミケーレ島。墓地だけの島だとか。





やっと到着。



初ブラーノ島。

 

足を踏み入れると、そこは本島とはまったく違う風景が。

可愛らしい色鮮やかな建物が立ち並んでいます。

 

緑もあり、のどかな雰囲気。

 

コンパクトでカラフルな街並みが続きます。

 

本島とはまた雰囲気が違うが、やはりどこか現実離れしていて、

まるでテーマパークのような、ミニチュアの街並みみたい。

 

まずは伯母が馴染みのお店でランチを。

食べてみたかったイカ墨のリゾット。

濃厚で美味しく、一皿もあっという間です。

 

もちろん、白ワインとともに。

フリットも私達用に野菜のみで小皿仕様のオーダー。

こんなに薄切りなのに油っぽくならないのがいい!!

 

 

伯母とは顔見知りの店主と。

ブラーノ島に馴染みの店があるって、スゴイです!

 

 

島内を散策~♪

 

 

こちらの鐘楼、地盤が悪いためか微妙に傾いているそうです。

最近、ピサの斜塔は少し傾きが修正されたようですが。。。

 

 

 

 

どの家も壁のカラーに合わせて、さりげないセンスが光りますね。

 

 

 

島の家がみなカラフルなのは、もともと霧が多いブラーノ島では、

漁に出た船が帰った来た時に自分の家がわかりやすいようにだとか。

今回行ったチンクエテッレもそうだったが、絶壁があり高低差がある家並みの

チンクエテッレとは違い、平坦な島内は街歩きも1時間程あればまわれるので、

気軽に立ち寄れるし本島からも近いのでおススメです!

 

 

ナポリの街中の洗濯ものとはまた違い、壁まわりの装飾の一部になっているよう。

 

 

中には住人が居なくて傷んでしまっている家も。

 

そんな中、伯母がこのブラーノ島に来たら立ち寄るという、

ご夫婦のお宅にお邪魔させてもらいました。

 

玄関脇にはこんな可愛らしいテラスが。

こんな所で朝食を取れたら、それだけで旅行気分?!

家の前はまるで自分の家の庭のようなスペースが。

 

突然の訪問客にびっくりしながらも、ゴハンを食べる。大事だよね。

伯母曰く、いつもふらっと立ち寄るけど、お宅の中はいつもキレイ!

さすがベネチア、ガラスのシャンデリア。

在感のある暖炉。ゆったりした時間が流れているのが想像できます。



パスタやスパイスがずらり!! マンマの料理が美味しそう♪

 

優しそうな笑顔が素敵なご夫婦と、ちょっと緊張気味の犬と。

私、避けられてる?眉間にシワ?

可愛らしい家々を外から見ているだけでも楽しいのに、お宅訪問できるなんて貴重です!

 

もう少し散策を続けます。

こんな風に門構えのある家も。

 

この辺りは、小さな雑貨屋などのお店もちらほら。

 

なんか、映画のセットのような、映画のワンシーンのような、

とにかく絵になる、写真を撮りたくなる風景です。

 

 

 

やっぱりちょっと傾いてる?

 

だいぶ陽が暮れてきましたが、もうひとつガラスの島、ムラーノ島へ渡ります。

 

 

今年もあと一週間あまり。

なんとかギリギリ年内に終わるか??


ベネチア2日目、~ブラーノ島へ

2018-12-04 | イタリア

べネチアの路地では、ミラノやローマなどにあるような高級ブランド店を

あまり見かけることがない。

そんな中、2年前にオープンしたもとドイツ人商館で後に中央郵便局として使われていた

吹き抜けのある建物が高級ブランドのショッピングモールとしてオープンしていた。

 

立地条件もよく、珍しさもあるので人は入っているが、

買い物をしている様子はあまりなく。。。

 

さすがイタリア!!

エスカレーターの階段が真っ赤!

エレベーターのボタンも大胆!!

 

私達のお目当てはショッピングではなく、屋上からの眺めでした。

 

リアルト橋を上から見れるなんて、今まではなかった光景。

空の色が残念な感じでしたが、人混みを感じさせないベネチアらしい景観が見れます。

 

こうしてジオラマで撮ると、どこか現実離れした街並みのよう。

高過ぎない、程ほどの高さがいい。

屋上スペースはあまり広くはなく、時間で入替制となっている。

 

 

眺望を楽しんだあとは、市場へ。

買い物客で賑う時間は過ぎていたようですが。

 

 

海のものから豊富な野菜・果物は見ているだけ食欲をそそります。

 

アーティチョークを軽快に、器用にどんどんカットしていきます。

 

 

「ベネチアの男」って感じ? 決まってますね~

 

 

ビエンナーレの作品。

この手は、支えているのか、破壊させようとしているのか。。。

 

 

23年前の写真と比べてみた。

お天気が良くなかったせいもあるが、なんか物悲しい雰囲気が。

「溜め息橋」は今回見れなかったが、両側の建物はきれいになっているはず。

まるでモノクロのようだ。

右上の橋は、サンタルチア駅を出てすぐ左側に見えてくる橋。

当時は木製だが、今は、、、

 

 

こちらは今回の写真を加工したもの

 

あ~、こんなことをしていたら

ブラーノ島まで辿り着かなかった・・・

 

すでに12月、まだミラノが残っているのに年内に終わらせることができるのだろうか。


ベネチアの夜

2018-11-20 | イタリア

10月末、ベネチアの街は大洪水に見舞われた。

まさに一年前、滞在していた時期だ。

 

街が水没するのは今に始まった事ではないが、

今回は観測史上4番目の水位だったとか。

 



今回、23年振りに訪れて驚いたのは、何よりも人の洪水だ。

サンマルコ広場はもちろん、お店が立ち並ぶ路地という路地、人で溢れている。

 

お店は随分と様変わりしているが、細い路地と街並みは変わらないままだけに

原宿・竹下通り並みの通りもあり、情緒・風情に欠けるのがちょっと残念でもある。



 

そうかと思えば、ふと入った路地を抜け想定外の光景に出くわせたり、

急にひと気がなくなり静かで素敵な空間を見つけられるのもベネチアならでは。

 

「ロミオとジュリエット」のセットのよう・・・、ちょっと言い過ぎ?!

 

 

散策をした後は一旦ホテルに戻り、夜は伯母の知人のご夫婦と夕食へ。

 

案内していただいたレストランは、中心部から少し離れ、路地を何度も曲がり、

はぐれたら道に迷うこと間違いない、という場所でした。

 


このあたりは路地も相当暗いが、店のテラスにはもうちょっと明かりが

あってもいいのでは?と思う程の暗さの中で食べていました。

フランスもそうですが、暗めが好きですよね。

私もどちらというとそうですが、さすがにもう少し明るい方が、

お料理が美味しそうに見えると思うのですが。

 

こんなはずれにあるが、すぐに予約でいっぱいになる人気店らしく、

店内はぎっしり満席状態!

 

お通しのような、こちらの小エビの唐揚げ、美味しいです~

ただ紙でクルッとしただけでも、なんかいい感じ?!

 

こちらは、事前に伯母から聞いていた「モエケ」

本来、春が旬だそうだが、秋のちょっとの期間だけ食することができる貴重な一品。

脱皮したての蟹を卵液に漬け、たっぷり吸わせた所でから揚げにするらしい。

聞くとちょっと残酷のようだが、、、有り難く、モエケ初体験しました!

からっと揚がった香ばしさと、蟹のコクのある旨み味がなんとも!白ワインに合う~

今回いただくことができてラッキーでした!!

 



 

 

さすがベネチア、カプチーノもガラスのカップです。

 

左が私の頼んだドルチェになるのですが、これがホントに美味しくて~

東京でもありそうだけど、お目にかかったことはない。。。

レモンソルベをクリーミーにして、グラッパか何かアルコールで割ったような、

そして上にはスパイスとレモンの皮が。

甘さと酸味、苦み、スパイシーさが絶妙~、後味はさっぱり!何杯でも飲めちゃう。

 

さすがベネチア在住の方がおススメのお店、

観光客がいなくて地元の大人達が集まる素敵で美味しいレストランでした。 

 

 

夜もふけると、すっかり人影もなくなり静かな別の街のよう。

 

 

観光客が押し寄せ、年に何回も洪水に見舞われ、住民にとっては決して楽ではない

ここでの生活。最近は人口もだいぶ減ってきているそうだ。

ただ、誰もがこの稀有な街の価値を認め、美しいままの存続を願っている。

 

 

一度訪れたらまた来たいと、いつまでも思わせる街でいて欲しいと思う。

 

次は、ブラーノ島へ向かいます。