いやぁ、なぜこのネタにしたのか、自分でも疑問
手紙を夜に張り切って書いて、次の日になんか恥ずかしくなって出せなくなるってよく言うじゃないですか、
今、まさにそんな気分
まぁ、それでも引っ張りまくったこのネタ。
今日、完結
てな訳で、プロポーズをフライングしてから、更に待つこと3年…
その間、期待しては裏切られ、正直もう慣れっこになってたもんね。
そして来た、29歳のクリスマス
これぞまさに、ラストクリスマス!!
が、今回いつもと違う…
なんと、「夕飯予約取ったから」と彼…
って、それってもしかして
ダメダメ
いつも、コレで期待しては裏切られてるんだから…
高鳴る期待を抑えつつ、連れてこられたレストラン。
そこは、アルゼンチン料理を出すお店で、すっごい高そう
大きなカウンターにズラーってお客さんが並んでで、中から一品ずつ料理が運ばれてくる。
さすがにクリスマスイブで、カップルがいっぱい。
その中で、1組、どうしても気になるカップル…
どう見ても、男性はお金持ってそうな50代、そして、女性は20代前半…
女性の方はかなり綺麗系のお姉さん
雰囲気的に、親子でも、カップルでもなさそう…
コレが、世に言う同伴ってヤツね
それから、その二人が気になってしょうがない…
正直その時覚えている事って、料理がメチャメチャ美味しかった事と、そのカップルぐらい。
そして、最後のデザートが出た所で、なんか彼の様子が違う
そして、遂に口を開き始めた…
「今まで、ありがとう。」
「えっ お別れですか?」
なぁんて、軽くジャブ
さすがに、ここまで待った女には、余裕があるもんね
「いやいや、そうじゃなくって…」
よし、よし来るか!!
高鳴る鼓動
29年間待ちに待った、憧れのプロポーズ
そして彼が、大きく息を吸って、言いかけた。
その時…
「本日の料理、如何でしたでしょうか」
な、なんと、ここに来て、シェフ到来!!
なぜ、なぜ今なんだー
場の空気読んでくれよ
そんな訳で、シェフとお話した後、そんな雰囲気にもなれず…
とうとう、お店を出てしまった
あー、ぁー、終わっちゃった。イブのディナー
やっと、夢にまで見たプロポーズが聞けると思ったのにー
うぅー、関係ないと判っていながらも、あのシェフの事が恨まれる
なんか、彼も諦めたのか、スッキリモード
「いやぁ、コーヒーでも飲んで帰るかぁ」
諦めて入ったカフェ。
そこは、外国人の集まるお店だったみたいで、
「メリークリスマース」
皆が、口々に叫びあってて、
中は、お祭り騒ぎ
お互いの声も、聞き取りにくい…
そんな中、いきなり差し出されたプレゼント
えっ
そして、ひときわ大きい声でのプロポーズ
不意打ちだった…
あんなに、心の準備してたのに、最初何がなんだか分からなかった。
でも、だんだんジーン。
プレゼントを開けると、中にはハートのネックレス
そうです。
ハートのネックレス!!
このハートのネックレスを、ワタクシ無くしてしまったのです
あぁ、夢心地で、回想していたのに、急に現実に戻ってしまった
おぉ神様、あの時の気持ちを忘れない為にも、ネックレスをお返しください