5日目ともなれば、だいぶ日の出にも慣れてきて、どうせ日の出時間を少し過ぎないと太陽は出ないし、外は寒いし… 人間、慣れとは恐ろしい
おまけに今回窓から見えると言うことで、布団に入ったまま日の出を待つことに
時々、睡魔に襲われながら、何とか窓から撮影
そういう意味ではグルーディングロッジは良かったのかなぁでも、他の人が言うような感動は無かったなぁ。ってただ単に寝ぼけてただけ
という訳で、始まった5日目…
昨日のバッファローウングのせいで、かなりお腹がヒリヒリするうーむ、この表現は間違っているのかもしれないけど、確実に唐辛子が私の腸粘膜を刺激している訳で、腸に味覚があるような感覚…まぁ、そんな事はどうでもいいんですが
今日は、午前中の内にペイジという町に行き、アンテロープキャニオンのツアーに参加し、その後ホースシューベントを見に行って、夕方までにブライスキャニオンに到着する予定…今日もかなりハードです。
まず、最初に行くペイジという町は、グランドキャニオンの上流のコロラド川をせき止めて作られた人工の湖レイクパウエルの玄関口。今回私達は、ここの近くにあるアンテロープキャニオンに行く為に立ち寄りました。
行きの道中…
「レイクパウエルって凄い大きなダムなんだね」
「いやいや、レイクパウエルは湖でダムじゃないから」
「えっ溜まってる湖の事をダムって言うんでしょ」
ダンナ絶句…
皆さん、ダムってせき止めているところの事を言うって知ってました私はこんな事も知らずに31年間も生きていました
はい、これがグレンキャニオンダムです
そんなこんなで、ペイジに到着。地球の歩き方では、パウエルミュージアムという所に行けばアンテロープキャニオンのツアーに無料でいい時間を案内してくれる。と書いてあったんですが、そのミュージアムがなかなか見つからない
仕方なく、アンテロープキャニオンツアーと書いてある会社に行って、
「パウエルミュージアム何処ですか?」
と尋ねると、凄く怪訝そうな顔で、
「そこのボートの前!!」
ってそこには、交差点があるのみ…
「えっ?その交差点をどっちに曲がるんですか?」
「はぁ?そこよ、そこ」
結局、分からないままお店を後にし、交差点を真っ直ぐ行くと、ありました
でも、建物の下にボートがあって、丁度角からは見えないし、わかるかーって感じだったけど、なんとかパウエルミュージアムに到着。
11時30分のツアーが写真を撮るのには丁度いい時間と言われ、予約。なぜかそこで6ドル払わされた。タダじゃないじゃんおまけに、その角のツアー会社に行ってくださいって、さっき行ったところやん
皆さん、”地球の歩き方”の全てを信じてはいけません
と言うわけで、出発したアンテロープキャニオンツアー
アンテロープキャニオンとは、レイクパウエルへ流れ込む支流に鉄砲水で作られた渓谷。写真家には堪らない場所らしい(いつの間にか写真家気取りですから)
11時半の参加者はいっぱい。
改造トラックで行くと言われ、寒いかとジャンバーまで着込んだのに乗れなくって私達は普通のバンで移動(隣のおねぇちゃんはキャミ)、かなり暑かったし
乾いた川を車で走って到着です。因みにココは個人では入れないことになっています。一旦雷が遠くで鳴っただけでも、即観光中止なんだって…以前同じ川で観光客が被害にあったらしい。
人が通るのがやっとな程の細い渓谷。光が届くのは正午前後の短い時間だけらしい。
狭い隙間から光が入りなんともいえない色になって写真に写る。これ、見てるだけではあまり感じない
粘土質の土が水に削られて、こうなるのかぁ
これは、火山と呼ばれているらしい。これには、ちょっと納得
ナバホ族のガイドのおばちゃんは気さくで、写真と撮り方も詳しく教えてくれました でも、「ほんとは、今の時期は1時半のツアーの方がいいんだけどね」って、パウエルミュージアムの係りのひとぉー
しかしおばちゃん、インディアンみたいな顔で携帯で巧みにメールを打つお姿、あっぱれであります
無事ツアーも終了し、次は、今回楽しみにしていたホースシューベントに向かいます
10月といえどもかなり暑い
砂地を頑張って歩くと出現
断崖絶壁の下にいきなり広がるこの光景
もちろん、だんな様は撮れないので、身を挺して私が撮影
私も腰引けまくり
ダンナもちっとは活躍
この老夫婦かなりいい感じ 写真は奥さんが撮っているんだけど…
「おぉー、ハニー僕は君を失いたくないよー」
って崖っぷちかなり離れた所でも、腰引け気味で旦那さんが服を引っ張っていて、
「私は落ちてもいいから、このカメラだけは落とさないわよー」
って必死に写真を取っている奥さん
なんか、すぅんごい可愛かった
うん、私もこんな夫婦になりたいな
いやいや、私、毎日ベッドから蹴落とされてますから
そんなこんなで、長くなってしまいましたので、午後の部はまた今度のお話で…