少年トッパ

<12年4月28日公開作> 『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 ☆・◎・○・無印の順で「観たい度数」を記しました。優先順位が高い順に並べたつもりですが、その時の気分次第なので基本的にはテキトーです。あと、特集上映やリバイバル作品は最後に並べます。いわゆるライブビューイング作品に関しては情報を追っかけきれないので、すんませんが割愛させていただきます。

『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(日本)110分
 シリーズ3作目。SHO-GUNGのメンバーと別れて上京したマイティのその後を描いてるそうです。って、過去2作を観ていない方には意味不明ですね。もう2本ともDVD化されているので、今すぐTSUTAYAとかに行って借りるべし! 負け犬たちの魂の叫びが、すごく切実でリアルです。僕としては2作目が特にオススメ。
※上映館/シネマスコーレ

『ジョイフル♪ノイズ』(アメリカ)118分
 小さな町のコーラス隊が聖歌隊コンクールでの優勝を目指して奮闘する姿を描いたドラマ……らしい。クイーン・ラティファ、ドリー・パートンなどが出演。僕好みの作品っぽいので、すごく楽しみです。しかし、公式サイトを覗いたら、上映館は全国で3館だけ。なんで?
※上映館/イオンシネマ・ワンダー

『モンスターズクラブ』(日本)72分
 『青い春』『空中庭園』『蘇りの血』などの豊田利晃監督の新作。企業に爆弾を送り続ける青年の物語……らしいです。実話に基づいているんだって。主演は瑛太と窪塚洋介。
※上映館/伏見ミリオン座

『イップ・マン 誕生』(香港)100分
 ブルース・リーの師として知られるイップ・マンの幼少期から青年期を描いたカンフー・アクション……らしい。つまり『イップ・マン』シリーズの前日譚ですね。主演は『1911』にも出ていたデニス・トー。サモ・ハン・キンポーやユン・ピョウも出ているそうです。
※上映館/ピカデリー

『わが母の記』(日本)118分
 井上靖が家族との絆を綴った自伝的小説の映画化だそうです。監督は『クライマーズ・ハイ』などの原田眞人で、役所広司、樹木希林、宮崎あおいなどが出演。正直言って、さほど観たいタイプの映画じゃありませんが、宮崎あおいが出てるなら観ておかないと……ねぇ。あ、諸々のスキャンダルがあるみたいだけど、僕はまったく気にしてません。人生、いろいろあって当然。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『テルマエ・ロマエ』(日本)108分
 人気マンガの映画化。浴場の設計技師が古代ローマから現代日本へとタイムスリップして……というお話だそうです。主演は阿部寛。他に上戸彩、北村一輝、市村正親などが出演。なかなか面白そう。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(アメリカ)125分
 30代独身女性が花嫁介添人たちのまとめ役を引き受けたのを機に大騒動を巻き起こすさまを描いたコメディー……らしい。アメリカじゃ大ヒットし、アカデミー賞脚本賞にもノミネートされたそうです。主演は『宇宙人ポール』にも出ていたクリステン・ウィグ。面白そうだけど、アメリカのコメディは当たり外れの差が大きいからなぁ。
※上映館/伏見ミリオン座

『ル・アーヴルの靴みがき』(フィンランド/フランス/ドイツ)93分
 アキ・カウリスマキ監督の新作。庶民たちの生活と難民問題を描いたヒューマン・ストーリー……らしい。かなり心に沁み入る作品みたいです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『HOME 愛しの座敷わらし』(日本)110分
 直木賞候補にもなった荻原浩の小説の映画化。座敷わらしとの出会いを機に家族が絆を取り戻していくさまを描いた感動作……らしい。主演は水谷豊。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『風にそよぐ草』(フランス/イタリア)104分
 フランスの名匠、アラン・レネ監督の新作。ひょんなことから出会った男女の関係をつづる大人の恋愛映画……らしいです。なかなか軽妙そうで面白そう。
※上映館/名演小劇場

『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』(中国)108分
 11世紀初頭の中国を舞台にした歴史アクションだそうです。製作は、なんとジャッキー・チェン。荒唐無稽な描写が多いってことで、中国版ラジー賞「金のほうき賞」に全部門ノミネートされたそうです。いわゆるトンデモ映画? それはそれで興味あります。
※上映館/シネマスコーレ

『ワンドゥギ』(韓国)108分
 夢も希望も持てない高校生と、武骨な担任教師との交流を描いた人間ドラマ……らしい。韓国ではかなりヒットしたみたい。
※上映館/シネマスコーレ

『傍 3月11日からの旅』(日本)115分
 東日本大震災の被災者たちの暮らしを温かく見つめたドキュメンタリー……らしい。
※上映館/シネマスコーレ

『きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲』(イギリス)61分
 説明不要ですね。今回は、南海キャンディーズの山里がボイスキャストで特別出演してるそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

 ここからはリバイバル作品。

『断絶』(アメリカ)102分
 1971年公開作。モンテ・ヘルマンの代表作であり、アメリカン・ニューシネマの秀作としても知られるロードムービー……らしいですが、僕は未見です。かたじけない。
※上映館/名古屋シネマテーク

『新しき土』(日本/ドイツ)106分
1937年に公開された映画。初めて外国との合作映画として製作された作品だそうです。主演は当時16歳だった原節子。
※上映館/名演小劇場

 名古屋じゃベイシティのみでの公開だった『おとなのけんか』、明日からセンチュリーシネマで上映されるそうです。先週の『小島慶子のオールナイトニッポンGOLD』(すげー面白かった!)でも絶賛されていたことだし、観てみたいと思っております。

*     *     *     *     *

 来週はもしかして更新できないかもしれないので、5/5公開分もサクサクッと書いておきます。

●宇宙兄弟→ほとんどのシネコンで上映
●テイク・シェルター→センチュリーシネマにて
●魔弾の射手→名古屋シネマテークにて
●ヘルレイザー:レベレーション→シネマスコーレにて
●ベイビーズ いのちのちから→伏見ミリオン座にて
●<ドワーフのアニメ映画まつり>→名古屋シネマテーク

*     *     *     *     *

 この前の週末は割と時間に余裕があったので、4本も観ちゃいました。以下、簡潔に感想を。ちなみに4本のうち3本は、貯まってたポイントや懸賞で当てた招待券を使ってタダで観ました。

●アーティスト
 とっても愉快で洒落た作品。それでいて実験的な試みも多く、作り手の野心と映画への愛情が感じられました。そういう意味では、すでに多くの人が語ってるだろうけど、『ヒューゴの不思議な発明』と通じる部分が多いですよね。見応えありました。
 とはいえ、鬱々とした描写が少々長く、それがマイナスになっている気もしました。そういう部分を15分ぐらい短くして、華やかなシーンを少し増やせば大傑作になったんじゃないかな。ともあれ、楽しめる作品でした。オススメ。

●ジョン・カーター
 史上最高の赤字映画になるかも、と話題になっていますよね。うん、確かにかなり金がかかっていそう。異星人やメカの造型、キャラクターの衣装などはすごく細部までこだわっていて、見事でした。ただ、それが物語の面白さにまったく直結していない……というか、さっぱり面白味が感じられません。波瀾万丈な展開ではあるんですが、その割にはハラハラもドキドキもしないし。
 その理由は、やっぱり主人公があんまり魅力的な人物じゃないからじゃないでしょうか。『バトルシップ』でも主役を演じたテイラー・キッチュ、なかなかな男前ではあるものの、ちょっと華やかさに欠ける気がします。というか、外見よりもキャラクター設定の問題かな。最初からやたらと粗暴な立ち振る舞いばかり続くので、まったく感情移入できなかったもん。あと、ヒロインも魅力不足な気が……それは好みの問題?

●KOTOKO
 Coccoの存在感と熱演には大いに感心したものの、これはやっぱりトンデモ映画と評すべき作品じゃないでしょうか。深刻に進むべきドラマのはずなのに、中盤でCoccoと塚本晋也が絡むシーンは、どう考えでもギャクじゃん。もしくはスタッフが悪ノリしてメイクを過剰にしたの? 笑っていいのかどうかマジで悩みました。

●ももへの手紙
 とても丁寧に作られていて、好感が持てる作品。とはいえ、物語自体にはツッコミどころが多いです。その最たるものは……あ、ここからネタバレです。
 えっと、クライマックス、豪雨の中をバイクで突っ走るシーンなんですが、あれ、向こうへ辿り着くことは何とかできたんだろうけど、そこからどうやって医者を連れてきたの? そっちの方が大変じゃないかと思うんですが。
 あと、屋根裏で母親がいろんなものを発見しちゃうシーンですが、それに関してキチンと真相を明かさないまま終わっちゃうってっことは「盗み疑惑」が残っちゃってるってことだよね? そのあたり、どう解釈すべきなのか、かなり気になりました。なので、モヤモヤした気分になってしまったわけです。

 レンタルDVDで『TIGER & BUNNY』の1巻目を見ました。この作品、かなりアメコミに影響を受けていますよね。『ウォッチメン』や『X-MEN』シリーズなどと同じく「特殊な能力を持ってしまったが故の孤独」や「ヒーローとして生きる苦悩」が描かれていて、見応えありました。まあ、まだ4話までしか見てないわけですが。次にTSUTAYAへ行った時に2巻目が借りられていないことを願ってます。

 では、みなさま、楽しいゴールデンウィークを!

コメント一覧

トッパ
すみません、返事が遅くなりました。

破れた靴、大丈夫でしたか。じゃあ、安心して履き続けます(笑)。すっかりボロくなったけど、デザイン的にはすごく気に入ってる靴なので。

>『モンスタークラブ』は観たいと思いましたが、
>また、三重をおいてきぼりです(>_<)

あ、そういえば三重にお住まいでしたっけ。進富座あたりで上映してくれるといいですね。
僕も観たいと思ってましたが、5月は相当フトコロ具合が厳しくなるので、我慢することになりそうです。

>優貯金を減らしたくないというのがホンネですが…

「郵貯」の間違いかと思ったら、高橋優貯金のことですね(笑)。そういう気持ち、よーく分かります。
さちの診察室
トッパさん、大丈夫です♪
(おもいっきり、笑ってしまいましたが)
靴の外側が傷ついていたり、底がすり減るのは
恥ずかしくありません。
踵の内側にキズがあると、「この人は、靴の脱ぎ方
を知らない」と決めつけます。

娘たちには、「5千円の靴でも5万円のモノとして扱い、ちゃんと手のひらを使って脱ぎなさい」と
躾けます。
『モンスタークラブ』は観たいと思いましたが、
また、三重をおいてきぼりです(>_<)

優貯金を減らしたくないというのがホンネですが…


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