週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
☆『グッド・ナース』 <シネマトゥデイ>
ネットフリックス作品。患者の不審死が連続する病院が舞台のサスペンスだそうです。主演はジェシカ・チャステインとエディ・レッドメイン。
※上映館/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋
☆『RRR』 <シネマトゥデイ>
インド映画。『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリ監督の新作です。今回もアクションがスゴそう。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/伏見ミリオン座/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
☆『線は、僕を描く』 <シネマトゥデイ>
水墨画の世界にのめり込んでいく主人公を横浜流星が演じる話題作。監督は『ちはやふる』シリーズなどの小泉徳宏。
原作は3年ぐらい前に読みました。水墨画を描く様子がどんな風に映像化されているのか、楽しみです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『アフター・ヤン』 <シネマトゥデイ>
近未来を舞台に、ある家族と人型ロボットの絆を描くSFドラマだそうです。面白そう。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『愛ちゃん物語』 <シネマトゥデイ>
16歳の少女が主人公の青春ドラマのようです。
※上映館/シネマスコーレ
◎『42-50 火光(かぎろい)』 <シネマトゥデイ>
深川栄洋監督による自主制作映画。自身の体験を基にしたヒューマンドラマだそうです。
※上映館/名演小劇場
◎『夜を越える旅』 <シネマトゥデイ>
漫画家への道を諦め切れずにいる青年が主人公。予告編の印象では、かなり幻想的な話みたい。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『七人樂隊』 <シネマトゥデイ>
香港で活動する7人の監督たちによるオムニバスだそうです。ジョニー・トー、サモ・ハン、アン・ホイ、パトリック・タム、ユエン・ウーピン、リンゴ・ラム、ツイ・ハークが参加。
※上映館/シネマスコーレ
○『ぼくらのよあけ』 <シネマトゥデイ>
宇宙とロボットが好きな小学生が主人公のSFアニメだそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高
●ドキュメンタリー
『クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』 <シネマトゥデイ>
※上映館/センチュリーシネマ
『All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合』 <シネマトゥデイ>
※上映館/センチュリーシネマ
『重力の光:祈りの記録篇』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク
●リバイバル&特集上映
<テアトル・クラシックス ACT.2 名優ポール・ニューマン特集 ~碧い瞳の反逆児~>
『明日に向って撃て!』『熱いトタン屋根の猫』『ハスラー』『暴力脱獄』
※上映館/伏見ミリオン座
日活ロマンポルノ【50周年記念旧作セレクション】
※上映館/名古屋シネマテーク
<NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ>
※上映館/名古屋シネマテーク
『エンジェル』『ロックンロール・ハイスクール』
※上映館/名古屋シネマテーク
大須シネマとシアターカフェに関しては、例によって各自でチェックしてくださいませ。
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●観た映画
『スペンサー ダイアナの決意』※オススメ
この映画を観る前にドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』を観ておくことをオススメします。まあ、現在50歳以上の方なら当時のダイアナが置かれていた状況をおおよそ知っているだろうけど、いきなりこの『スペンサー』を観ると「何、この変な女」みたいに思えちゃうかもしれないので。
つまり、この映画の中のダイアナは、完全に「どうかしちゃってる時期」のダイアナなわけです。ほら、誰の人生にも、程度の差こそあれ「あの頃の自分、明らかにおかしかった」「ドツボにはまりすぎて自分を見失ってた」みたいな時期があるでしょ? そういう状態のダイアナを描いている映画なんです。
しかも、この映画、最初に「寓話です」というテロップが出る通り、ほぼ作り話です。もちろん、実際に王室の面々が集まってパーティーが開かれたり、夫である皇太子に愛人がいたりしたことは事実なわけですが、閉ざされた空間の中でダイアナが何を行い、何を考えていたのかは誰にも分かりません。つまり、ここで描かれていることは作り手の妄想。ただし、思いっきり真実味のある妄想です。
ダイアナを演じるクリステン・スチュアートは素晴らしく魅力的。外見が似ているだけでなく、心の奥底から沸き上がってくる憤り、悔しさ、やりきれなさを全身で体現していました。ところどころヤンキー口調になるところも最高。
断然オススメなんですが、さっきも書いた通り、できれば先に『プリンセス・ダイアナ』を観るべき。
『愛してる!』※オススメ
何これ、めちゃめちゃ面白いじゃん。単純に面白かった、笑えたという点では今年一番かも。
ロマンポルノの新作です。なので当然、エロいシーンも多いのですが、それがまったく陰湿なエロさでないのが大きな特徴(なので、じめっとしたエロを好む人は楽しめないかも)。
主人公は売れない地下アイドルです。ある日SMの世界に出会い、やがて女王様として才能を開花させていく……と、まあ、それだけの話です。至ってシンプル。しかし、その中で様々な価値観と出会い、視野を広げることで、自分にも他者にも寛容になっていくわけです。その展開が何とも心地よくて、観ていて幸せな気持ちになれます。
主演の川瀬知佐子をはじめ初めて見る女優さんがほとんどでしたが、みなさん好演&熱演。本人役で登場する高嶋政宏も大いに笑わせてくれました。
『夜明けまでバス停で』※一見の価値あり
コロナ禍で仕事を失い、ホームレスになってしまった40代(だよね?)の女性が主人公。実話を基にしているだけに、他人事とは思えない出来事が続々と起こります。実際、いずれ自分も同じような目に遭うかも。
物語としては、ちょっと説得力に欠ける部分もあるし、作り手の思い込みがセリフに反映されすぎている箇所もありますが、それだけ「今、この話を世に送り出したい」という強い気持ちがあったのでしょう。観ておくべき価値のある作品だと思います。
●読んだ本
『映画の正体 続編の法則』押井守
『死者のための音楽』山白朝子
●お気に入りor気になるMUSIC
Diamond Shake『Diamond Shake』
これはレッドウォーリアーズのダイアモンド☆ユカイと木暮"shake"武彦によるユニット。いやはや、ゴキゲンなロックンロールです。
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まったく知りませんでしたが、名駅西のツタヤ、9月末に閉店したそうです。2年ぐらい前に会員期限が切れたので最近は行ってませんでしたが、ずっと以前にはよくCDを借りたもんです。
我が家の近所にあったツタヤも栄のツタヤもとっくになくなったし、もうCD&DVDレンタル店はほとんど残っていませんね。時代の流れを感じます。
中古CD・レコード店もずいぶん減りましたね。前にも書いたかもしれないけど、金山のサウンドベイは12月10日で完全閉店だって。昔、近くに得意先の会社があったので、週に一度は必ず寄って散財したもんです。
普通のCDショップもずいぶん減りましたね。近鉄パッセのタワーレコードが改装するそうですが、パルコ店みたいに狭くなっちゃうのかな?
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