＜2020年4月3日・4日公開作＞ 『人間の時間』など

週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！　自分が観たい順に並べています。
なお、あくまでも個人的なメモのつもりで続けているブログなので、間違いとかがあっても見逃してやってください。

コロナ騒動、まったく収まる気配はありませんね。そんでもって、例の「マスク2枚」問題。世の多くの方々と同じく、僕も最初に聞いた時はエイプリルフールのネタだと思いました。でも、マジだったんですね。ニッポン、大丈夫か？　国際基準からズレすぎ。他の多くの国々が現金による補償を行おうとしているのに、日本は一世帯にマスク2枚。梱包や発送に多額の費用がかかるわけだから、壮大な無駄遣いじゃん。
過去に何度か「日本に生まれて良かった」と思ったことはありましたが、ここ数年はそう思えることが一切なく、今はただただ日本人であることを恥じるばかりです。

そんなわけで「映画どころじゃない」という日々が続いていますが、このコーナーはもうしばらく細々と続けようかと思っております。

☆『人間の時間』　＜シネマトゥデイ＞
キム・ギドクの新作！　クルーズ船を舞台にした物語のようです。
※上映館／名古屋シネマテーク

◎『ナイチンゲール』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／センチュリーシネマ

◎『みぽりん』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／シネマスコーレ

◎『囚われた国家』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／イオンシネマ名古屋茶屋

〇『踊ってミタ』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／シネマスコーレ

〇『アイニ向カッテ』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／名古屋シネマテーク

〇『海抜』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／名古屋シネマテーク

〇『シェイクスピアの庭』　＜シネマトゥデイ＞
ケネス・ブラナーの監督＆主演作。引退したあとのシェイクスピアを描いているそうです。
※上映館／名演小劇場

〇『暗数殺人』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ

『王と道化師たち』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／シネマスコーレ

『ケアニン～こころに咲く花～』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／イオンシネマ名古屋茶屋

●ドキュメンタリー

◎『白い暴動』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／センチュリーシネマ

◎『ダンシングホームレス』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／名古屋シネマテーク

『春を告げる町』　＜シネマトゥデイ＞
※上映館／名古屋シネマテーク

●リバイバル

『AKIRA アキラ』
IMAXでの上映です。
※上映館／109シネマズ名古屋／イオンシネマ大高

『ワイルド・スピード SKY MISSION』
こちらは4DX・2D吹替での公開。
※上映館／中川コロナシネマワールド

ちなみに、このあとも『ワイルド・スピード ICE BREAK 4DX』『天気の子』『シン・ゴジラ』『ヘレディタリー　継承』『クラッシャージョウ』などが続々と4DX上映されるようですが、なぜか『ハンターキラー　潜航せよ』は延期になっています。

●この週末に公開予定だったけど延期になった作品

『ポップスター』　＜シネマトゥデイ＞
ナタリー・ポートマン主演作。壮絶なトラウマを抱えるポップスターの光と闇を描いた衝撃作……らしい。これ、すごく楽しみにしていました。

『デッド・ドント・ダイ』　＜シネマトゥデイ＞
ジム・ジャームッシュの新作。町にあふれ返ったゾンビと戦う人々を描くコメディーだそうです。これも観たいと思ってました。

『キスカム！ COME ON, KISS ME AGAIN!』　＜シネマトゥデイ＞
松本花奈の新作。「観たら今すぐキスしたくなる」をテーマにしたラブロマンスだそうです。まあ「密」が危険視されている今の状況では延期やむなし、かな。

『ステップ』　＜シネマトゥデイ＞
重松清の小説の映画化。主演は山田孝之、監督は飯塚健。

その他、公開延期情報、映画館の営業状況に関しては、こちらのページを。大林監督の『海辺の映画館　キネマの玉手箱』まで延期になるとは……。
https://eiga.com/info/notice/theater-covid-19/

新作の公開が延期されたことで、各映画館はそれぞれ旧作を上映したりしています。
中川コロナは先週から「ワーナー・ブラザース クラシックス上映」と題した特集上映を行っていますし、ミッドランドスクエアシネマでは「午前十時の映画祭10+」と題して『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『E.T.』などを上映。
http://www.midland-sq-cinema.jp/topics_detail/1078

伏見ミリオン座では、なぜか山戸結希監督の『溺れるナイフ』が上映されますが、これは同じく小松菜奈＆菅田将暉主演の『糸』のプロモーションのため？
と思ってたら、その『糸』も公開延期だって。さらに『コンフィデンスマンJP』、そして今やゴールデンウイークの定番となっていた名探偵コナン、クレヨンしんちゃんまでも！

こちらは、ミニシアターの苦しい現状が語られたインタビュー記事。映画館が好きな方なら必読かと思います。
https://note.com/miyaraku/n/n4f3dd1da0978

あと、さっき知ったんですが、名古屋シネマテークでゴールデンウイークに公開される予定だった『れいわ一揆』も公開延期になったそうです。まあ、4時間以上の長尺らしいので致し方ないとも思いますが、ただただ残念です。

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●観た映画
『もみの家』
「こんな時期に映画館へ行くなんて」と非難されそうですが、マスク着用で観てまいりました。観客は10人ほど。この手の映画の集客としては特に少ない方でもありませんが、平常時ならもうちょっと多かったと思います。
不登校を続けている女子高生が主人公。いわゆるフリースクールのような場で生活し、農作業や食事づくりなどに慣れないながら携わるうちに徐々に心を開いていく……という展開です。
劇的な出来事が起こるわけではなく、むしろ平凡で平穏な日常が続くわけですが、主人公の表情が明るくなっていくさまが実に自然で真実味があり、清々しい気持ちになりました。南沙良、『志乃ちゃん』に続いて今回も好演。
映画館を出る時、もしかしてこれが今年最後の映画になるかも、なんて思ったりもしました。そんなことにならないよう願っております。

●読んだ本
『野性の呼び声』ジャック・ロンドン　※2007年刊行の新訳版
『君が異端だった頃』島田雅彦

陰鬱な気分になるニュースばかりが流れる昨今ですが、できる限り平常心で乗り切りましょう！　自分に言い聞かせております。