股上浅いは七難起こす。

　最近のジーパンは股上が浅い、ってことは多くの方がお気付きだろう。最近のTシャツには丈が短いものが多い、ってことも多くの方がご存じだろう。なので、かがみ込んだりすると後ろからパンツ(下着の方ね)とかお尻の上の方とかが見えてしまう場合が多い。あれ、ちょっとみっともないよね。これも多くの方が思っていることだろう。
　しかし、ここで訴えたいのは、そのことではない。他人の見た目がどうだろうとオレは知ったこっちゃねえ。それより、ジーパンの股上が浅いと日常的に厄介な問題が生じるのだ。それは「座ると尻ポケットの財布が尻の下に来る」ってことである。
　昔のジーパンだとポケットは尻より少し上の位置にあったので、中に財布とかが入っていても、座る時の異物感は少なかった。お尻よりも腰に近い位置に財布があったのだ。ところが最近のジーパンだと、お尻と椅子の間に財布がはさまれる形になるので、鬱陶しくて仕方ない。なので財布を尻ポケットから出しておく。ついつい、そのままコンビニに行ってしまう。紙パックのコーヒー牛乳を手に取る。レジに行く。105円です、と言われる。そこで初めて、自分が現金を持ってないことに気付くのだ。恥ずかしいったらありゃしない。同じようなことは松屋でもCoCo壱番屋でもドトールでも起こり得る。いや、起こしたことはないけどね。
　ともあれ、そんなわけなので股上が浅いジーパンはどうも好きになれんなぁ。

　なお、タイトルは「色の白いは七難隠す」をもじったものである。そんなこと、書かんでも分かるか。