少年トッパ

<10年10月8・9日公開作> 『七瀬ふたたび』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

『七瀬ふたたび』(日本)105分
 筒井康隆の小説の映画化。人の心が読める超能力者の苦悩を描いた作品です。主演の七瀬を演じるのは芦名星。他に佐藤江梨子、田中圭など。監督は『東京少女』の小中和哉。本編の前に上映されるらしいプロローグ編の監督は、中川翔子だそうです。
※上映館/シルバー劇場

『ナイト&デイ』(アメリカ)110分
 なんと、トム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演。キュートで平凡な娘と正体不明の元スパイが、恋の予感とスリルに満ちた逃亡劇を繰り広げるロマンティック・アクション……らしいです。まあ、こういうのは観なきゃね。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『死刑台のエレベーター』(日本)111分
 ルイ・マル監督による傑作のリメイク。完全犯罪を企てたけど、計算外のことが起きて……という物語です。主演は吉瀬美智子、阿部寛。さらに北川景子、玉山鉄二と、かなり豪華。監督は『いつか読書する日』『のんちゃんのり弁』の緒方明。
※上映館/伏見ミリオン座TOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『REDLINE』(日本)102分
 マッドハウス(というアニメーション会社)の新作。宇宙最速を決めるレース「REDLINE」に挑む者たちの姿を描くSFアニメ……らしい。声優は木村拓哉、蒼井優、浅野忠信など、やたら豪華。
※上映館/109シネマズ名古屋TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『ANPO』(日本)89分
 日米安全保障条約をテーマにした芸術作品とインタビューで構成されたドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク

『シングルマン』(アメリカ)101分
 愛する者がこの世を去り、失意のどん底に沈む男が、人生のささやかな幸せに気付いていく様子を美しい映像で描く人間ドラマ……らしい。ファッション・デザイナーとして世界的に活躍するトム・フォードの初監督作品。主演のコリン・ファースはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。かなり完成度が高そう。
※上映館/センチュリーシネマ

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』(オランダ)120分
 レンブラントやフェルメールなどの傑作を所蔵するアムステルダム国立美術館の改築工事に密着したドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク

『彼女が消えた浜辺』(イラン)116分
 第59回ベルリン国際映画祭最優秀監督賞受賞作。海辺でヴァカンスを過ごしていた男女が、一人の女性の失踪をきっかけに様々な感情にさいなまれ、やがて驚きの真実を知る心理サスペンス……らしい。よく分からないけど、格調高そう。
※上映館/名演小劇場

『半次郎』(日本)121分
 西郷隆盛の右腕的存在として維新に尽力した薩摩武士、中村半次郎の生涯を描く歴史ドラマ……らしい。主演は榎木孝明。EXILEのAKIRAも出演。
※上映館/伏見ミリオン座

『ゴスロリ処刑人』(日本)86分
 謎の暗殺集団に母親を惨殺された少女が、ゴスロリファッションに身を包んで復讐の鬼と化す……という内容だそうです。主演は秋山莉奈。かなり残虐そう。
※上映館/シネマスコーレ

『アイルトン・セナ 音速の彼方へ』(イギリス)110分
 F1ドライバーのカリスマ、アイルトン・セナのドミュメンタリーだそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『美女と野獣3D』
 ディズニーアニメの代表作『美女と野獣』の3D化。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

ゲキ×シネ『蛮幽鬼』(日本)182分
 「ゲキ×シネ」シリーズ第8弾。劇団☆新感線の舞台で、文豪デュマの名作「巌窟王」をモチーフにしたスペクタクル時代劇だそうです。上川隆也、堺雅人も出演。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

 TOHOシネマズ名古屋ベイシティでの「午前十時の映画祭」では『ライトスタッフ』を上映。これ、確か日本での初公開時よりも長い「完全版」なんだよね? 映画ファンが集結しそう。

 ピカデリーでは9日から15日まで「シネマグッズまつり」を開催。懐かしいパンフやポスターが多数販売されるそうです。映画を観なくても入場OKとのこと。

*     *     *     *     *

 『十三人の刺客』を観ました。いやはや、凄い。素晴らしく密度の濃い作品でした。もっとも、好きか嫌いかで分けると、嫌いだと思う人の方が多そう。なんせ、三池崇史監督らしい悪趣味さも随所に出てくるもんね。
 主人公たちの活躍ぶりもカッコいいんですが、誰よりも存在感を放っていたのは、稲垣吾郎演じる暴君じゃないでしょうか。よくぞ演じた、というか、よくぞこの役を引き受けたぞ、ジャニーズ。もちろん、ジャニーズのタレントが悪役を演じることは過去にも多々あったわけですが、ここまで嫌悪感を抱かせるキャラクターってのは初めてじゃない? 稲垣吾郎ファンの中には途中で気分が悪くなって帰った人もいたそうですが、その気持ちも理解できます。ただ、多くの映画ファンは、稲垣吾郎アッパレと思ってるはず(だよね?)。
 松方弘樹の立ち振る舞いも見事。バラエティー番組での印象も強いけど、こういう役柄を演じると「ザ・時代劇役者」と呼びたくなります。そういえば、『篤姫』での家康役も迫力あったもんなぁ。
 他の役者も全員良かったです。女性陣では、序盤で過酷な目に遭う谷村美月と、さらに過酷な目に遭っていた女優さん(茂手木桜子、というお名前だそうです)。それにしても、眉を剃った顔って、なんであんなにコワいんでしょ。で、そういう女に欲情するってのも、ちょい理解不能だったりします。すんません、映画と関係ない話題になっちゃいました。

 さ、この週末こそ『おにいちゃんのハナビ』を観なきゃ。こっちの谷村美月、ちゃんと眉毛がある……よね?

コメント一覧

トッパ
海くんママ、すみません。返事が遅くなりました。

『十三人の刺客』、面白かったですよねぇ。悪趣味なところも含めて、楽しめました。見せ場はホントに多かったですよね。ただ、伊勢谷と岸部一徳のあの見せ場は不要だった気もしますが……(笑)。

『ナイト&デイ』と『七瀬ふたたび』、もうご覧になったとは! 早い! こっちは来週以降になりそうです。
海くんママ
「十三人の刺客」面白かったなぁ。
どの役者も見せ場があって、楽しめた。
吾郎ちゃんや松方弘樹は良かったな。

「ナイト&ディ」
すかっとするアクション映画でカッコよかったなぁ。

「七瀬ふたたび」
他のを観るつもりが出遅れたので観たけど。
吉田栄作が普通のオッさんに見えた。
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