少年トッパ

『ワルキューレ』の感想

 ヒトラー暗殺計画をめぐる実話の映画化。恥ずかしながら、あの当時のドイツであんなに大勢の者がヒトラーを倒そうとしていたとは知らなかった。いや、もちろん暗殺計画は幾度も立てられたんだろうけど、これほど多くの者が加担していたとは思わなかったのだ。しかも、かなり上層部にも協力者がいたわけだもんね。
 で、ついつい連想してしまったのは、今この瞬間にも北朝鮮で同じようなことが起こっているんじゃないか、ってこと。実際、計画は着々と進行しているかもよ。

※お気に入り度→★★★★☆
※公式サイト→http://www.valkyrie-movie.net/
 見応えのある作品だったけど、奇異に感じた点もある。反乱を目論むメンバ−たちが堂々と会議を行い(もちろん実際はこっそり行っていたんだろうけど)、しかもその中で「ヒトラーを云々」と語り合っているのだ。あの時代、すでに盗聴器は開発されていたんじゃない? それでなくとも身内にスパイが潜んでいるかもしれないじゃん。せめてヒトラーとかの固有名詞は出さず、暗号で話そうよ。あのチョビひげ野郎、とか。

 暗殺が成功した(かに思えた)以降の展開は緊張感たっぷり。一気呵成に攻めようとする者、保身のために逃げ道を作ろうとする者、どちらに味方するか迷う者。それぞれの目論見が錯綜し、やがて計画が失敗に終わったことが明らかになる。その辺りの描き方もスリリングなんだけど、どうしても「そもそも、ヒトラーが死んだかどうか確認しなきゃダメじゃん」と思えてしまうのが痛い。そういえば、トム・クルーズは『コラテラル』でも、凄腕の殺し屋のくせに隙だらけだったなぁ。

コメント一覧

トッパ
ぜひご覧ください。ツッコミどころはありますが、かなり楽しめる映画ですので。

『クローンは故郷をめざす』、実は観ました。えーーっと、ミッチーが好きなら楽しめるんじゃないかと思いますよ。曖昧な言い方してます(笑)。
yako
『ワルキューレ』観てみたいなって、思ってたんですが、ますます見てみたくなりました。
暗号・・・ヒトラーおじさんとか・・・
暗号になってないじゃん!

とりあえず、4/11新潟で
『クローンは故郷をめざす』観てきます。
    ↑
べいべー達は『ミチクロ』と言っているらしい。

べいべーとしての務めを果たして来ます!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「<映画> 映画の感想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事