○『アナザー Another』(日本)109分
綾辻行人の小説の映画化。ある地方都市に移り住んだ少年が謎めいた少女と出会ったことから恐ろしい体験をするさまを描いた学園ホラー……らしい。監督は古澤健。怖い映画は基本的に観ない主義なんですが、美少女役が橋本愛ってことなので、ちょっと気になります。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
○『トガニ 幼き瞳の告発』(韓国)125分
聴覚障害を持つ子どもたちに暴行や性的虐待を行い、それを隠蔽しようとした教育者たちの本性を暴いた衝撃作……らしい。実話に基づいているそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
○『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(アメリカ)103分
ジョン・カーペンター監督作『遊星からの物体X』の前日譚だそうです。ここんとこ前日譚モノは本当に多いですよね。しかも『X-MEN』『猿の惑星』など成功している場合が多いので、これも
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『ライジング・サン 裏切りの代償』(アメリカ)90分
元プロレスラー、デイヴ・バウティスタ主演のアクション映画だそうです。『マチェーテ』のダニー・トレホも出てるみたい。
※上映館/ピカデリー
『画皮 あやかしの恋』(シンガポール/中国/香港)103分
美女の姿をした妖魔と人間との愛を描いた恐ろしくも切ないラブロマンス……らしい。ドニー・イェンも出てるそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『マダガスカル3』(アメリカ)93分
人気シリーズ第3弾。1作目の頃から気になってたんですが、結局1本も観てないです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』(日本)?分
人気シリーズ劇場版の2本立て。それ以外のことは、よく知りません。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
『コードギアス 亡国のアキト 第1章 翼竜は舞い降りた』(日本)?分
TVアニメ劇場版の1作目だそうです。それ以外のことは、よく知りません。
※上映館/伏見ミリオン座
ここからはドキュメンタリー。すんません、時間がないので紹介文は割愛。
『アニメ師・杉井ギサブロー』(日本)92分
※上映館/シネマスコーレ
『ブラックパワー・ミックステープ ~アメリカの光と影~』(スウェーデン/アメリカ)92分
※上映館/名古屋シネマテーク
『テレビに挑戦した男 牛山純一』(日本)82分
※上映館/名古屋シネマテーク
『自尊を弦の響きにのせて 96歳のチェリスト青木十良』(日本)93分
※上映館/シネマスコーレ
『はじまりの記憶 杉本博司』(日本)81分
※上映館/名古屋シネマテーク
『いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~』(日本)96分
※上映館/名演小劇場
豊田利晃監督の『ナイン・ソウルズ』、伏見ミリオン座で1週間のみリバイバル上映されます。原田芳雄や松田龍平が出ている2003年公開作です。一部で話題になった「チラシ16種類セット」は先着50名に配布されるみたいですね。
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今週は久々にたくさん観ました。感想をササッと。
『メリダとおそろしの森』
ウワサによると、ピクサー映画の割には客足がかなり鈍いみたいですね。まあ、前作『カーズ2』はピクサー史上一番の面白くなさだったし、今回は「中世が舞台のプリンセスもの」ってことで、ピクサーがディズニーにおもねったように感じられる、ってことがあったのかも。しかも同じ日に和製アニメの話題作『おおかみこどもの雨と雪』が公開されるんだから、そりゃあ圧倒的に不利でしょ。というわけで僕としてもいまひとつ気分が盛り上がらない状態で観たわけです。すんません、前置きが長くて。
予告編の印象から壮大なスケールの物語を予想していたので最初のうちは「いつになったら本筋に入るのかなぁ」と思っていて、中盤に差しかかった頃「あ、これが本筋なんだ」と気付きました。つまり、すごくスケールが小さいお話。それはそれで楽しめたんですが、肩すかしを食らったような気分になったのも事実です。終わった時に改めて感じたのは、物語に「恋愛」の要素が皆無であること。やっぱりディズニーではなくピクサーの作品だなぁ、と思いました。
ピクサー作品には前座の短編が上映されるのが恒例ですよね。今回は『トイ・ストーリー』の番外編と、『月と少年』というファンタジーでした。この『月と少年』が実に詩的で素敵。オススメです。
『くそガキの告白』
映画監督を目指す青年と、パッとしない若手女優とのラブストーリー。そこにホラーっぽい要素が絡むわけですが、その部分が中途半端なので物語としての収まりも良くなくなってしまった気がします。
とはいえ、ダメ男を描いた作品としては『苦役列車』に匹敵するリアリティと濃度があります。しかも『苦役列車』と違ってこの主人公はいいトシこいて親のスネを齧りまくってるわけなので、情けなさもひとしおです。そういう主人公にシンパシーを抱ける方なら大いに楽しめる……かも。
終盤、感情を昂ぶらせた二人が叫び合う場面は実に見応えがありました。そして特筆すべきは、ヒロインである田代さやかの表情。役柄通りいまひとつパッとしない顔立ちなんですが(失礼な物言いですんません)、時折ハッとするような可愛い表情を見せてくれるんです。それを引き出したのは、やっぱり監督の手腕だと言っていいでしょう。
『ダークナイト ライジング』と『この空の花 長岡花火物語』も観たんですが、感想を書く時間がなくなっちゃいました。とりあえず『ダークナイト ライジング』は絶対に観ておくべき……なんですが、前2作を未見の方は、やはり先に観ておく方がいいと思います。
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今週、何よりもショックだったのは、オリンピックで日本の柔道がいまひとつパッとしないこと……ではなく、フーバーオーバーが解散発表したこと! マジで驚きました。そろそろニューアルバムが出るんじゃないと思ってホームページを覗いたら、解散のお知らせが素っ気なく載ってるんだもん。
すでに10年以上のキャリアを持っているフーバーオーバーですが、僕が初めてまともに聴いたのはまだ2年ぐらい前のことです。タワレコの試聴機で当時のニューアルバム『0.025%』を聴き、「こんなにもオレ好みの音楽がこの世にあったなんて!」と驚愕したもんでした。しかも、それが新人ではなく、もう何年も前から活動していると知って「うわ、こんないいバンドを知らなかったなんて」と落ち込んだりして。それから1年ぐらい、ほとんど毎日フーバーオーバーを聴いてました。今も3日に1回ぐらい聴きます。
9月に最後のアルバムが出るそうなので、今はただただそれを楽しみにしておきます。