私が使っているのはシャープの電子ノート WG シリーズ。
初代の WG-N10から使っており、今は WG-S50 を使っている。 これの便利さは?と言われたら、
・何でもかける。文字も絵も
・いくら書いても、描いても重くならない
・デジタルデータとしてPCで二次活用できる
ことである。
シャープ 電子ノート 「WG-S50」
https://jp.sharp/enote/products/wgs50.html
私はこのWGシリーズの電子ノートを以下の用途に使っている
・いわゆるメモ帳
・新製品や新事業のアイディアラフスケッチ
・パワポ資料の下書き
・漫画、イラストの下書き
WGシリーズの良いところ、悪いところを最新型の S50 を例にまとめると
●良いところ
・ペンに対し殆ど遅延のない描画! これは本当にすごい!
・豊富な描画機能で絵描きにとても重宝。特にS30で強化された細いペンはハッチングにとても便利
・コピペ機能、ページコピペ機能、ページ入れ替え機能
適当に考えたパワポ下書きをあとで起承転結で並び替えたりしやすい
・専用ペンでなくても堅いものなら何でも書ける 好みの書き味のペンと組合せ可能
・2層とは言えレイヤー機能があり、絵を描くのに下書き→ペン入れ→消しゴムができる
・軽く電池の持ちがいい
●悪いところ
・有線USB経由以外のデータ出力手段なし
・出力されるデジタル画像の解像度が600x700pixとしょぼい
・大きさがB6なのでイラストや漫画描きには小さい
・画面の視認性はよくない。暗所では使えない。
・PC接続時にマスストレージデバイスとして認識してデータを引き抜けない
画面が割れると操作不能になるので全データをロストする。まめなバックアップが必要
●個人的には好きだが人により嫌かも
・筆圧対応ではない感圧式の画面
自分は絵を描くときに線の太さを筆圧ではなく、重ね描きで表現するのでこれはかえって好き
専用ペンが不要なので、ペンを色々変えると画面との抵抗値が変わる。
描くものによって数種類のペンを使い分けている。
作画用 ワコム替芯(ハードフェルト芯(ACK-20003)を好みのペン軸につけたもの
(https://store.wacom.jp/products/detail.php?product_id=1241)
定規で直線を引く用 コンビニでくれる竹箸を削ったスタイラス
文字主体のメモ用 プラチナ ソフトペンSTB-800A
(https://www.platinum-pen.co.jp/print_stb-800A.html)
悪い事がいろいろあるように見えるが、個人的には比較的些末なことであり、それよりも良いところの良さが圧倒的なので、個人的にはWGシリーズは素晴らしい! と思う。特に。。。
・レイヤー機能があることと豊富なペン・消しゴムツールがある事がポイント
ただ、解像度は低い。。。
KINGJIMのFrenoは 1,440×1,080dot (265dpi)というかなりいい解像度を持っている。これはうらやましい。
一方、ペーパーホワイト液晶なのでペンへの追従性は悪いかもしれない。絵を描く時は要注意かも。
ペンが専用なので、画面との摩擦抵抗が気に入らないと対処方法がない。
同じ基本コンセプトの製品だけれど、実装を見るとちょっと性格が異なる。
でも、いままで同じ系統の製品が皆無だった電子ノート WG シリーズにライバルが登場するのはうれしい。
シャープ電子ノート「WG-S50」 で描いたイラストの例
KINGJIMが今春に出す電子ノート「Freno」
https://www.makuake.com/project/freno/
https://finders.me/articles.php?id=1504
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