少し古い話になりますが、銀座の花屋さん(フラワーショップ)である「モンソーフルール」に登場したAI店員さん「エレーヌ」についての情報のまとめです。 このようなロボット(ソフトウェアだけど)店員を活用すれば、サービス維持と人手不足を両立できる可能性が出てくるのだろうと感じています。
モンソーフルール のWebサイト
http://monceau-fleurs-japan.com/
2018/01/09
AI店員「エレーヌ」、フラワーショップ「MONCEAU FLEURS」銀座店で採用
https://www.bcnretail.com/market/detail/20180109_46741.html
花屋にもAI店員が登場!フローリストの仕事がなくなる未来は来るのか考えてみた
https://hanalabo.net/2017/12/13/ai-florist/
2017/11/14 SPJのニュース
あの!パリのフラワーショップ「MONCEAU FLEURS(モンソーフルール)」
銀座マロニエゲート店がエレーヌ(AIスタッフ)を採用!
https://spjai.com/news-helene/
作業分担は上記の記事によれば
RAKUDO→ 3D技術・顔認識技術
MAYAでモデリング、Unityでレンダリングと外部プログラム連携
SPJ → 対話エンジン技術
同社のチャットボットの対話機能で顧客と会話し意図を解釈
顧客の要望に応じたフラワーアレンジを提案
DA → 会話の深みと的確さを高めるためにSPJのAI API にDA社のアルゴリズム
を加えている
ということで、3社の得意とする要素技術を持ち寄って完成形を作り上げたと言えそうです。
各社の持つ要素技術・サービス
SPJ AI関連サービス
https://spjai.com/service/
RAKUDO
http://rakudo.io/
RAKUDOのAI搭載キャラクター
https://www.ai-interface.com/
DA(DIGITAL ATTENDANT)のAI接客ダイナパートナー
https://digitalattendant.co.jp/
AIが人の仕事を奪うか? という議論があるがAIは文句も言わずに単純で単調な仕事をしてくれて、記憶力に限れば人間より優れている。 この点を活用して、以下のようなシチュエーションに投入すれば効果的ではないだろうか。
・ 深夜など人間の店員を多数確保しにくい状況への利用
・ 海外訪問者など言語の壁があるが逆に一見さんである客への対応
・ とりあえず要望を聞いて、仕分ける一次切り分け的対応
記事を読んでいて勘違いしやすいのが、店頭にエレーヌと一緒にリアル(物理的な)ロボットである地平アイこが一緒に登場していて、そちらがエレーヌであるように見えてしまう点。
なお、「地平アイこ」とは株式会社東芝が大阪大学や芝浦工業大学、湘南工科大学、ベンチャー企業のエーラボと共同で開発したヒト型コミュニケーションロボット。らしいです。以下の記事によれば。
東芝のロボット「地平アイこ」が日本橋三越本店で受付嬢デビュー
https://robotstart.info/2015/04/15/robot-news-chihira-aiko.html
物理的なロボットは存在感は大きいけれど、費用(導入も保守も)かかるので、現実的にはバーチャルキャラクターを使ったチャットボットが現実的な解になるだろうと思います。
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