戦争はすべてのリソースを短期間で急激に集約し、利用する特殊な状態だ。
数年の戦争は平時の数十年分の人智の結晶と考えてきたが、これはそのひとつの証拠である。
時事通信社 2023年02月14日
ウクライナ支援、弾薬生産に課題 欧米諸国の供給限界
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023021400659
によれば、
ストルテンベルグNATO事務総長
「ウクライナでの弾薬の消費ペースは、現在の生産ペースの数倍」
フランス軍高官
「大砲の砲弾製造がほぼ限界に達している」
数百キロに及ぶ前線での戦闘で弾薬の備蓄は激減
⇒大口径兵器向け弾薬の供給待ち期間(納期)
12ヶ月⇒28カ月
米国供与の
地対空ミサイル「スティンガー」は13年分の生産量に相当
対戦車ミサイル「ジャベリン」は5年分の生産量に相当
それにしても、日が沈みつつある欧州は別としても、
定期的に戦争を繰り返してきたアメリカにとっても、今回の消費は平時の5~13年分とは、アメリカもまた、平和ボケしていたということなのだろうか。
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