けせらせら

何事もなるようになるさっ♪

ニホントガゲ救出なるか?

2013年08月04日 | 日記
夕刻。

二階のベランダに干した洗濯物を取り込もうとしたら、柵の下方に見慣れない物体がプランプランしてる。

ん???
朝、干すときにはなかったよ?

よーく見てみたら…ニホントガゲの幼体でした。
しかも、死んでる…

かわいそーだなーと思い、何気なくツンツンしてみたら、動いた!
でも瀕死だよ、ヤバい!

大慌てで使っていない虫かごを取りに行き、とりあえず虫かごに収容。

どうなっちゃったのかよーく見てみたら、ものすごいことになってたの。

多分、蜘蛛の巣にひっかかったのね。
で、そのあと暴れたんだろうな。
ついでに移動したんじゃないかしら。

首に髪の毛だか埃だか蜘蛛の巣だかが絡まって、締まってる状態。
首吊りですよ、完全に。
シッポと後ろ足がまた別のものでがんじがらめに。
手も絡まってる…

どうしよう。
どうしらたいい?

悩んでる暇はなさそう。
炎天下、かなり長い時間絡まってたんじゃないかな。
首をまずなんとかしないと息が出来ないじゃん。

大好きなニホントガゲだ。
やれることはやろう。

ピンセットとハサミと毛抜きなど、家のなかで使えそうなものを用意して、ニホントガゲ救出作戦開始。



必死な母のアシスタントはなっちんです。
ママがんばれ!と応援してくれたり、手が足りないときに手伝いしてくれました。
ついでに写真も撮ってくれたんだけど、ボケてますね。
ひっくりかえってるんだけど、わかるかな?

母は写真なんてどーでもよかったのよ。
とにかく首もとの紐をとらないと!と必死で。

なんとか少し首回りが余裕出てきたので、今度は足とシッポ。
これがまた大変でした。
なんか、ゴミとかも巻き込んでいて、長いシッポと足が絡まってて、大惨事。

集中しないとトカゲちゃんを傷つけてしまうから、呼吸を止めて指が震えないように細心の注意をはらうこと30分くらい。
手のひらの熱でトカゲちゃんを弱らせないように水で手を冷やすのを忘れずに!と、集中しすぎてそのことを忘れがちなtomyになっちんが何度も注意してくれました。

途中、シッポが切れるというハプニングに悲鳴をあげたけど、よく考えてみたらトカゲのシッポは切れても大丈夫なんだったっ!

格闘した結果、なんとかがんじがらめ状態からは解放してあげられました。
でも、解放=回復ではなかったの。

上半身はほぼ完璧に回復したけれど、足がかなりダメージを受けていたようで、うまく歩けないみたい。

その時点ではまだぐったりしていたトカゲちゃん。
虫かごに少しの水を入れた状態で、外出しました。

外出から戻り、急いで様子を確認したら…ちゃんと生きてた!
足はまだ微妙みたいで手で這うような感じだけれど、しっかり首をあげて動いてる!!
うれしー!

さて、こっからどーしよう。
ネットで調べたけど、やっぱり餌は生き餌じゃないとダメみたい。
幼体は難しいから、捕まえた場所に戻してあげなさいって。
捕まえたのは二階のベランダ…いや、そこに戻しちゃダメでしょ。

悩んだ末、自宅前にある畑の隅っこに放すことにしました。
その前に記念撮影。
シッポ切れてなかったらもう少し体調長かったんだけどね。



もし、明日、放した畑のところで死んでしまっていたら、お墓をつくってあげようねって話ながら、無事を祈ってさよならしました。

一生懸命歩いて移動する姿にほっとしたけど、やっぱり心配だなぁ。
なっちんが「大丈夫だよ!きっと、トカゲのお医者さんに行って治してもらえるよ!」と言ってくれました。
そうだね、うん。

ニホントガゲちゃん、どうか元気になってね。