気ままに風の跡 by樋口友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

悲しみの彼方に

2016-02-19 23:00:50 | 詩歌

どこへ行こうか
どこへだって行ける

この空の下
世界はどこまでも広がってるから

数え切れない 切なさに
あきらめてしまってはいけないな

もしも立ち止まっても
そこから どうするか

道なら いくらでもあるし
ないなら 踏み出せば道になる

満ち溢れる 幻滅に
惑わされることなくいなくちゃな

悲しみの彼方に 降り注ぐ日差しが
静かに この世を照らしてく
昨日まで気付けなかった痛みで 心を翳(かざ)しながら
遠くまで 遠くまで 見晴らせるように


たとえば 現実は
荒涼に構え 過酷だ 

向き合うためには
強さだけじゃ見えないものがある

悲しみの彼方に 降りしきる雨が
静かに この世を湿らしていく
昨日まで知らなかった小さな花を 揺らしながら
遠くまで 遠くまで 歩いてけるように


癒えるときは ないけれど

涙の向こうにある世界
信じることを やめてはいけないな

悲しみの彼方に 降り注ぐ日差しが
静かに この世を照らしてく
昨日まで気付けなかった痛みで 心を翳しながら
遠くまで 遠くまで 見晴らせるように









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この雪が 嘘のように消える頃

2016-02-13 07:46:42 | 詩歌

白い大地に眠る 命の真髄
今だ待つ 芽吹きの胎動

踏みつけられたのは いつかの未来
あんなに憧れてたのにな
なんだか ちょっぴり笑えてきます

いいよ 一生懸命になれること 
そうさ 一生懸命やれてるんなら

ちぎれた夢とか 花びらみたいに舞い散っても
たいしたことじゃない

太陽は風を生み 柔らかな光の渦の中へと  
僕らを また連れてってくれる 
この雪が 嘘のように消える頃
まるで なにもなかったように
命は 咲き乱れてるんだ 


森の奥に潜む 命の信実 
闇に凝らす 息吹きの革命

踏みにじられたのは あの日の純粋
大切にしてたのにな
おかしすぎて やっぱり泣けてきます

いいよ 信じていたいと思うもの
そうさ 信じ切っていられるんなら

砕けた儚さとか 流星群みたい撒き散らばっても
気にすることじゃない

太陽は水を作り 緩やかな光の流れの中で
ボクらは ただ身を委ねてみる 
この雪が 嘘のように消える頃
まるで なにもなかったように
命は 大地を潤すんだ


太陽は風を生み 柔らかな光の渦の中へと  
僕らを また連れてってくれる 
この雪が 嘘のように消える頃
まるで なにもなかったように
命は 咲き乱れてるんだ 








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どこか 気分は晴れがましい

2016-02-03 08:11:40 | 詩歌




予報は今日も 真冬日
気温は一日中 マイナス
だけど 
気分は どこか晴れがましい

不安も悩みも 山積み
どれもこれも 解決 見込めない
だけど
気分は どこか晴れがましい

季節の分かれ目
朝から 久しぶりの青空

冬が ゆっくり明けてこうとしている
だから
気分は どこか晴れがましい






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自分の気持ち

2016-02-01 10:12:20 | 詩歌

きっと 人って 
気持ちに動かされてるんだろな

手も足も脳も なにもかも
気持ち ひとつで

純粋になれば なるほど
連動してしまう 動物なんだろう

綺麗な夜月に 染まる朝焼けに
映し出した気持ちは
負けたくないと 願うんだ

そびえ立つ山脈に 広がりゆく大海原に
相対(あいたい)した気持ちは
まだやれると 呟くんだ


悲しくて 楽しくて
寂しくて 恋しくて
動き出しは 吹かれる風のようだけど

嬉しさに 悔しさに
怒りに 喜びに
動かされ方は 寄せる波のようだけど

操られてしまったら終わりだぜ
自分の手足なら
自分の気持ちで動かしていたいよな

がんばろうとしてないやつなんか
どこにもいないから

自分の気持ち
自分の気持ち


綺麗な夜月に 染まる朝焼けに
映し出した気持ちは
負けたくないと 願うんだ

そびえ立つ山脈に 広がりゆく大海原に
相対した気持ちは
まだやれると 呟くんだ








 

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