気ままに風の跡 by樋口友治郎

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

暗闇をぶっ飛ばせ

2015-03-26 05:07:14 | 詩歌

真っ暗闇の中を 一台の車が走ってく
照らし出された 僅かな景色だけを頼りに
僕らは 走り抜けようとしてる

けっしてヘッドランプが 行き先を
教えてくれる訳じゃないけど

これから 進もうとする先が
どうなっているのか 照らしてくれてるから

そうさ 
僕らの行き先は 僕らに委ねられてんだ
アクセルを踏むも どっちにハンドルを切るかも
全ては 僕らの覚悟次第ってこと
今は眼に見えるものだけ 心に捉えて
遠く夜空に映える 街明かり目指して
この暗闇をぶっ飛ばせ


森の中に そそり立つ木々に
アスファルトに伸びる センターラインを
ぶつからずに 進んでいけるように

いつだって ヘッドランプは  
あらゆる暗闇を 走り抜けるため

僕らが決めた その先を 
優しく明るく 灯してくれるんだ

そうさ 
僕らの行き先は 僕らに委ねられてんだ
アクセルを踏むも どっちにハンドルを切るかも
全ては 僕らの覚悟次第ってこと
今は目の前だけのこと 回避して
ほら あの街明りが 僕らを呼んでる 
この暗闇をぶっ飛ばせ


僕も あの娘のヘッドランプになって
向かい合ってる暗闇を照らすから

どこまでも どこへだって 
きみが行こうとしてる先を 
いつでも 灯していたい 


真っ暗闇の中を 一台の車が走ってく・・・


そうさ 
僕らの行き先は 僕らに委ねられてんだ
アクセルを踏むも どっちにハンドルを切るかも
全ては 僕らの覚悟次第ってこと
今は眼に見えるものだけ 心に捉えて
遠く夜空に映える 街明かり目指して
この暗闇をぶっ飛ばせ

どこまでだって 付き合うぜ
ほら あの街明りが 僕らを呼んでる
この暗闇をぶっ飛ばせ





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蒼天の彼方

2015-03-21 11:42:04 | 詩歌

世捨てるように 生きてきたのは
見捨てられるのに 怯えてただけ

自分に負けてしまいそうになって
もうムリだって 何度も不安に襲われては
その度 嫌んなって

それでも こんなんじゃダメだって
諦めより 一つだけ多い希望に
しがみついて 泣きじゃくってきた

信じきる勇気 腹に据え  
揺るがぬ信念 被せるように
そんなふうに いられるように

別れと出逢いの春風に 煽られても
柔らかな 雨上がりの青空に 
どこまでも眺めていた 
未来は そこにあるって
疑いもせず 晴れ渡っていく 
(うらら)かに 蒼天(そうてん)の彼方へと


見えない明日に 嘆いていたのは
見ようとしないのを かばってただけ 

自分の情けなさを目隠しして
死にたくもなるほど 行き場 失くしては
その度 立ち止まって

それでも 陽は差し込むんだって 
心もとなくとも 一縷(いちる)の望みに
この手 伸ばして 足掻いて(あがいて)みるだけさ

信じきる勇気 胸に秘め
揺るがぬ願い 抱きしめるように
そんなふうで あるように

別れと出逢いの春風が 頬を撫でても
眩しすぎる 雨上がりの日差しに
どこまでも照らされていた 
想いは そこにあるって
紛れもなく 浮かび上がってく
春きざす 蒼天の彼方へと 


この道の向こう きみとゆくよ
この道が続いてく きみとなら 


別れと出逢いの春風に 煽られても
柔らかな 雨上がりの青空に 
どこまでも眺めていた 
未来は そこにあるって
疑いもせず 晴れ渡っていく 
麗かに 蒼天の彼方へと

春きざす 蒼天の彼方へと 







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あとは 明日さえ・・・

2015-03-10 11:37:01 | 詩歌

昨日は とても いい日だった
胸いっぱいの 幸せに
僕は 包まれて

いつも こんな日だったら
どんなに 素敵だろなって
曇り空だったけど
僕は 嬉しかったんだ  


今日は 雪が降っている
春間近だというのに
真冬みたいに
静かに 雪が降りしきっている

意も言われぬ 寒さに震えてるけど
どこか春の気配に
僕は なにもかもを
許せる気がしてるんだ


あとは 明日さえ・・・
穏やかであってくれたなら
たとえ春の陽ざしが 差し込まなくても
そっと心に 晴れ間が広がるような
そんな一日でさえあれば

僕の 昨日の幸せが
この先 ずっと
喜びに満ちていくんだ

きみと ずっと
分かち合っていくんだ





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僕は この詩を口ずさみ

2015-03-07 00:48:01 | 詩歌


いつか握りしめた掌の温もり
絡めた指と指から こぼれ伝わりくる言葉を
一つ残らず 僕は かき集めて 
この詩(うた)を口ずさみ 進んでいくよ

たとえ どんな夜が待ち構えてるとしても 
大きな 大きな あなたの愛を 
いつも 感じるがまま・・・


そういえば いつの頃からか
生きることに 伏し目がちになって

生まれた日が近づいてくるたび
生きてる意味に 負けそうになっていた

そんな僕の中の吹きだまりを 追い払うように 
あなたが連れてきてくれた 笑顔たちが
この部屋の そこかしこに貼り付いている     

溢れるほどの優しさに 今日も見つめられて


あの日 握りしめた掌の温もり
絡めた指と指から こぼれ伝わりくる言葉を
一つ残らず 僕は 拾い集めて 
この詩を口ずさみ 強く生きていく

たとえ どんな朝が訪れ来るとしても 
守りたい 大切な 愛で あなたを 
包み込むがままに・・・


いつか握りしめた掌の温もり
絡めた指と指から こぼれ伝わりくる言葉を
一つ残らず 僕は かき集めて 
この詩を口ずさみ 進んでいくよ

どこまでも あなたの掌 指と指絡め

この詩を口ずさみ 進んでくいよ
大きな 大きな あなたの愛を
いつも感じるがまま・・・

この詩を口ずさみ 強く生きてくよ
大きな 大きな愛で あなたを 
包み込むがままに・・・







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見えない テグス

2015-03-03 22:14:37 | 詩歌

張り巡らされた電波のテグスが
心の柔(やわ)さ 絡め取ろうと仕組んでる

行き場のない情念が 
支配された街で 徘徊してしまってるなら
失くしちゃいけないものだけ残して
今すぐ全部 引き千切ってしまおうか

縛られたままの手足じゃ 
どこにも行けないもんな

本当に今 必要なもの
胸の奥に くっきりと思い描いてみる

この心から伸びる たった一本のテグス
傷つけたくない大切なものへと
しっかり結びつけて
ただ ひたすらに追い求めるんだ
譲れない想い きみの心に届くよう
強く震わせて


混みあってる電波のテグスの中では
真っ直ぐ伝えきれないものがある

やり場のない感傷が
バーチャルな世界に 浸(つ)かろうとしてるなら 
目を瞑って残る 感触だけを頼りに
ホンモノの痛み 見つけだしてみようか

囚われた感情のままじゃ 
なんにも出来ないもんな

本当に今 必要なもの
胸の奥に はっきりと刻み写してみる

この心から伸びる たった一本のテグス
いつも そばにいたい大切なものへと
しっかり結びつけて
ただ ひたすらに追い求めるんだ
譲れない願い きみの心に響くよう
そっと震わせて


本当に今 必要なもの 抱きしめれば ほら
見えてくるはず そこにある純粋な涙
嬉しくて 悲しくて 一筋の光となって


この心から伸びる たった一本のテグス
傷つけたくない大切なものへと
しっかり結びつけて
ただ ひたすらに追い求めるんだ
譲れない想い きみの心に届くよう
強く震わせて 

譲れない願い きみの心に響くよう
優しく震わせて






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