「私は真っ直ぐくらいしか走れないペーパードライバーなんですけど」と謙遜して言われる方がいます。
否、真っ直ぐ走るのはなかなか難しい事で、もし本当に真っ直ぐ綺麗に走れるのであれば、半ば運転は完成に近いとも言えるのではないでしょうか。
正しく真っ直ぐ走るのは意外と難しいもので、真っ直ぐ走るのは簡単と言ってる人でも、実際はそうでもない事が多いのです。
例えば、高速道路等で長く真っ直ぐの道を、綺麗に真っ直ぐ走っている車は、意外と少ないのです。
大抵、ラインを越えることはなくても、右や左に少し揺れている事が多いのです。
この揺れは、曲がる時にも出ます。
もし、真っ直ぐ走れるなら運転の半分は完成に近いというのは、微妙なハンドル操作ができているからです。
紙にペンで直線を書き、それを線に沿ってハサミで切ってみてください。
線に沿って切ると、切り口がギザギザになり、真っ直ぐを意識して切ると、線から外れてしまいがちなのです。
真っ直ぐ切る意識と線に沿って切る意識のバランスがとれてはじめて線に沿って真っ直ぐ切れるのです。
運転も同じく、車線の両ラインの真ん中を走る意識と真っ直ぐ走る意識のバランスがとれて、正しく真っ直ぐ走れるようになるのです。
シンプルな事が、意外と難しい事を知っている人は、他の何かのプロフェッショナルなのかもしれません。

運転の基本を見直すならフジドライビングスクール東京で
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます