純じゃぱ の えいご道中膝栗毛

アメリカに12年もいたのにトホホな英語・・・純じゃぱが涙をインクにその叫びを綴ります。

130 日本人狩猟許可証

2006年07月13日 00時10分33秒 | 英語えいごエイゴ
  先日、NewYorkに行ったおり、

Intrepid

 という航空母艦を見学に行きました。

 この名前、日本語では「勇敢な」とか「恐れを知らない」という意味です。

 いかにもアメリカの軍艦という命名ですよね。


 さて、行ったことがある人はわかると思いますが、アメリカ軍の施設は「愛国心”命”」、「アメリカ万歳」の展示が特徴です。

 例えば、太平洋戦争ものをことさらに展示するのは自国が勝利したため、実質的に敗戦だったベトナム戦争関係は「なし」、もしくは、あっても「小さい」展示になっているということです。

 Intrepidでも、いまだに

Kamikaze

 すなわち神風特攻機が自艦に突っ込まれたんだ的映画を上映していました。

 世界貿易センターの同時多発テロ、いわゆる911も、この航空母艦とは関係ないのに愛国心という糸で結ばれて、しっかり展示がありました。


 子供のころから、学校で

 patriotism

 (愛国心)

 がhonesty(正直さ)などと並んで大事な価値として育てられてきた国民にとっては違和感ない展示なのかも知れません。


 さて、写真は太平洋戦争の

Iwo Jima

 硫黄島の激戦を伝えるコーナーで見つけました。


Jap hunting license
OPEN SEASON
NO LIMIT

 う~ん、

 直訳すれば、

ジャップ狩猟許可証
季節による狩猟制限なし


 ジャップはご存知のとおり、ニホン人の蔑称です。

 何人狩猟してもいいというジョーク許可証です。



 日本人が天皇陛下への忠誠の下に極限までの自己抑制を強いて戦ったことを考えると、大変対照的です。

 狩猟を趣味とするアメリカ人兵士がいたとしたら、これがジョークと知りつつ、自ら身をなげうってでも何人し止められるか、チャレンジしてみようと思うかも知れません。

 日本軍の真剣。

 アメリカ軍の余裕。

 日米、戦う姿勢の違いはあるけれども、殺人が正当化され自らの命を投げ出すことを強制させる点では同じ。

「国家」という殺人兵器の巧妙さをこの許可証に見た気がいたしました。

 あれ?これって英語のブログだったっけ・・・・・?(笑)

 失礼しました。

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2 コメント

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Unknown (Applecheese)
2006-07-14 07:26:54
私は愛国心はどちらかというと薄い方ですが、ジョークとはいえ、日本人が「狩り」の対象と思われていたというのはショックです。

狩りの許可証で思い出したのが、アメリカにいたときに買った州の「釣りの許可証」でした。「釣りの許可証」を買わないと魚釣りができないというのを不思議に感じた覚えがあります。
亀レスで (純じゃぱ)
2006-07-17 11:26:14
すみません。そうですね。殺し合いですからジョークも何もないのでしょう。むしろ殺し合いにジョークを持ち込むことが一体どういう文化構造なのか知りたいと思います。釣りの方は小生も持っていますよ。あれは、許可証で得たものを元手として放流しているのではないかと思います。州によっては結構高いらしいですね。フツウ一年の通し券を皆さん買っているようです。また遊びに来てくださいね。では。