ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

『くまの子ウーフ』的、私は何からできているか・・・?

2008-11-01 | 季刊誌なな色メールより
“風が冷たくなって冬の匂いがした 
そろそろこの街に君と近づける季節が来る 
今年最初の雪の華 
二人寄りそって眺めているこの時に幸せが溢れ出す・・・”
という歌がぴったりの季節ですね。

私はともすれば“今この時”の幸せを感じる暇がないくらい、時間に追われて毎日バタバタと忙しなく生きています。「何がしたいの?」 「進歩している?」 と焦ることもしばしば。
そんな時は、ベトナム人の僧侶ティック・ナット・ハンの一杯のお茶の話を思い出す事にしています。

「お茶を楽しみ、豊かな香りを愛で、味を味わい、カップの温かさを感じるためには、今この瞬間にいて、心をこめて意識を集中しなければなりません。
過去の出来事を思い煩い、未来の事を心配していると、カップを見た時、お茶はもうなくなっているでしょう。 あなたはお茶を飲んだのに、それを覚えていないのです。
人生もまさにその一杯のお茶のようなものです。」

これをワイス博士の『前世からのメッセージ』で読んだ時、「これだ!」 と私の座右の銘に認定!!しました。
 
この本は私のバイブルと言っても過言ではありません。 
今テレビ番組でおもしろいものがありますね。 
自分が感銘を受けた本を紹介する“私の一冊”というものです。 
私の一冊・・・私ならどれをあげるかしら?
前述のブライアン・L・ワイス博士の本もしかりですがE・Q・ロスの『死ぬ瞬間』?
・・・好きな作家なら さくらももこや、沢木耕太郎氏ですが『大地の子』にはかなり心を掴まれ主人公 陸一心 は忘れられない理想の男性です。
今My本棚を見てみたところ、環境に関するものや、スピリチュアル系が多くあります。
こんな風にスピリチュアルなもの(シュタイナーへも続く)へ傾倒するきっかけとなった野崎友璃香さんの『イルカと逢って,聞いたこと』をあげてもいいかも知れません。

これは20代前半に友人のお陰で手にしました。

次の転機はここ秋田に来てから。『宇宙の根っこにつながる生き方』に出会ったこと。
この本で瞑想を知りましたが、瞑想の危機についても説明があったので実践は数年先のヨガを経てからでした。
(宇宙の大いなる意志にそって生きているアボリジニの人々の話はここで知ったのです。)

かの“西の魔女”も瞑想は精神力の弱い人間がするものではないと言っていますね。
西の魔女が孫娘に話した魔女修行は初女さんの言う丁寧な生活に通じますね。(動きのある祈り)

先日当誌メンバーのI さんの素敵なちゃぶ台カフェを訪れました。
寒くなり始めた季節にかぼちゃの放蕩がとっても美味しかったです。
お料理を待つ間にシスター渡部の講演のテープを拝聴する機会を得、心のこもっていない時間の使い方は自分の時間をムダにしているのだというお話を聞きました。
丁寧に生きる極意を教えてもらったと感慨深かったです。
現代の日本では情報や楽しいことが溢れていてつい欲張りになって、時間が足りません。
知らず知らずの内にモモでいう“時間泥棒”にあっているのですね。
それに、“死”が忌み嫌われ避けられているので“生”の実感も薄れているのでしょうね。
“死”を意識すると“生”を大切に、一瞬一瞬を丁寧に心をこめて送りたいと思うはずですもの。

タレントの石切もえさんが前述の番組で本との出会いを「旅」と表現していました。
私はこの表現大好きです。
本当にそうだと思います。
私は何度素晴らしい旅をしたでしょう。
小学生時より読書家でしたから。

シュタイナーの本に出会ったのは、先月7歳になった息子の出産直後でした。
子安美知子さんの情感ある文章表現にドイツ、シュタイナー学校内を憧れの思いと共に旅しました。

 毎日自分の食べたいものを献立にして幸せな私ですが、実は私は子どもの頃からキャリアウーマンに憧れており、専業主婦を嫌って料理を避けていたのでした。
ところがある日、桐島洋子女史の『できる女は料理も上手い』を読んでから料理大好きになりました。
もともと食いしん坊でしたし、好きな人たちと美味しいものを食べることはとてもいい事だと思います。
母となってからは、勿論家族の健康面も考え、三度のままざめ(秋田弁で炊事のこと)を楽しんでいます。
それに仕事への考えも変わってきました。
確かに社会人として職業を持つのは自立した人間という感じですが、それより最近は自給自足こそ本当の自立?のような気がします。
なので、今は西の魔女や、ターシャ・テューダーさんのような生き方が理想です。

それから美しいものに囲まれていたいです。
美しい風景が好きで、高校時代の京都の山陰の寮の窓から毎朝見ていた田園と森とが朝焼けに彩られる風景がとても好きでした。
ここ秋田県南の鳥海山も海も大好きです。
 
 
よって私は本とドラマと音楽と綺麗なもの美味しいもので出来ているようです。

 それでは、MERRY CHRISTMAS AND HAPPY NEW YEAR!!
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