
ダートを10キロ走ると展望台に着きました。
今日は火曜日。 いくら夏休み期間とはいえ、マイナースポットだし誰もいないだろうと予想してた通り。
とりあえず展望台から滝を楽しんでみます?

ハイ、これが「インクラの滝」! まあ、展望台からの眺めはこんなもんです。
肉眼では遥か彼方に滝っぽいのがあるなと分かる程度。 とても眺めは楽しめません。
はっきり言って、展望台まで来て引き返すなら最初から来ない方がいいでしょう。
高倍率の双眼鏡とか持ってれば少しはマシだと思いますが。

と、いうわけで、ここからが問題の難関です。
ここらあたりは有名な熊の巣。 誰もいないこの状況、一人で滝に向かうのはかなりの危険が伴います。
さらに、滝へのルートは落石もあるらしく、これまた危険倍増要因です。 しかし、展望台からの眺望がこれでは到底満足できるはずがありません。 危険を承知で滝へ向かう事にしましょう。

展望台からまずは、道とも思えぬ笹薮漕ぎをして沢沿いに出ます。
沢沿いを歩くとまずはこちらの砂防ダムに突き当たる。

「どこから抜けるのか?」と思ったが、すぐ左にはピンクのテープで目印がしてあった。
このように道順の要所にはピンクのテープで迷わないようにしてある。
最悪分からない時でも、沢沿いに登って行けばいいので迷う事はないでしょう。

どうやらここが噂の落石現場のようです。
足元には崖から崩れ落ちてきた土砂が、かつては道だったところを埋めています。
とにかく自分が通る時は崩れない事を祈るのみ。

まずはクマ除けという事で、今回10年ぶりに秘伝の技を解禁しました。
展望台のとこで石を2個拾って、カッチンカッチン火打石のように打ち鳴らし続けます。
クマ除けの鈴は、沢沿いでは水の音にかき消されて役に立たない。 この方が音が響くのでたぶん有効でしょう。 最悪クマと戦う時の武器にもなります。
実際戦ったらどっちにしてもやられそうだけど(^▽^;)
さて、往路ではなんとかクマには出会わずに滝近くまで来れたようです。
そして・・・

ついに「インクラの滝」が眼前に姿を現しました!
なっ、なんですか~、この滝は~!!!
その巨大な滝、そして両岸にそびえるとてつもない崖。
まるで難攻不落の要塞のよう。
どうやら来てはいけない所に来てしまったようです。
そのたたずまいには威厳を通り越して恐怖を感じるほど。
しかしここまで来たら敵の懐に突入するしかありません。
明日はいよいよ「インクラの滝」の全貌が明らかにっ!
なお、この写真はクリックするとさらに大きな画像をお楽しみ頂けます。