トミーのお気楽カナダ日記

最近、また新しいことを始めてみたくなりました。だから、ずっと眠っていたブログ再開です☆

仕事の内容

2006-11-09 | 今日のトミー
昨日の日記にいろんなコメントをもらい、もしかしたら仕事の内容をきちんと書いてなかったかもなぁと言う事に気づきました。今さら。


トミーは今、あるカレッジで働いてます。
ここには、日本からはるばるカナダにやってきた留学生などが、英語を勉強するためにせっせと通ってきてます。
学校内は学長をはじめ同僚や教師たちとは英語で会話するしかありません。
学生とも校内では英語オンリー(やむを得ない場合は、オフィスで日本語も使ってカウンセリングします)。

そして、カナダには英語を学びたい!という人が世界中から集まってるわけだけど、それはアジアだけでなくヨーロッパ・南アメリカ(メキシコやコロンビアなど)、面白いのが同じカナダ国内のケベック州(フランス語圏)などからも、バンクーバーに留学してきます。

トミーの仕事は、学校に学生を集める仕事。
そしてもちろん日本人だから日本語が話せるという事を買われての採用なのです。

面接では学長に「日本人の学生を増やすために、まずどのような事をしますか?」などと聞かれ、思ったことをとにかく口にしてこのポジションを手に入れました。

学校のプログラムを勉強し、学校の仕組みや構造、さらに細かいことまで頭に入れて、いざ日本人留学生を探しに飛び出したわけです。


ここでトミーが飛び出す行き先というのが、いわゆる「留学情報センター」という、留学生が情報を求めてやってくる仲介会社のような会社です。

こういう会社は、いろんな国ごとに山のようにあって、中には日本に事務所がある会社、アジア各国からまとめて学生を送ってくる会社など、それはさまざまな形で競争を繰り広げています。

トミーはこういう会社を1つずつ訪ねて、どうぞ日本人学生をうちの学校に送ってくださいね~♪と、学校を宣伝する仕事なのです。

ここで難しいのが、相手によっては「日本社会」をモロに出してる会社と、日本とカナダの文化をうまく融合させてる会社など、そのスタイルは会社によってまちまちだという事。
相手のスタイルを探りながら、こっちの出方を見るのもトミーの仕事の1つになります。

カナダ色が強い会社だと、基本的にものすごくフランクなので、「ハロ~♪」と気さくに入っていけるし、「売る側」と「買う側」が対等なこの国の良い面を実感できます。

逆に日本色が強い会社では、こういうフランクさは厳禁で、しっかり頭を下げて丁寧に礼儀を重んじた態度が必要になります。

トミーはこういう日本の礼儀作法からちょっと離れてしまっていたので、敬語ひとつ取ってもはじめはうまく言葉にならなかったりしました。
大阪であれだけいろんな仕事をしたというのに、数年そういう世界から離れただけで、感覚というのは確実に鈍ってしまうみたい。

日本人が学校に登録したかどうかというのが、直接トミーの成績となります。
学校を宣伝するためには、学校を熟知しなければならない。
これは校内でひたすら勉強!
ここでは100%英語で理解するしかありません。何しろ、売るものが英語だし、教えてくれる人は日本語を話さないのだから。

同僚は、違う国の営業担当がいて、彼とは同じ営業でも国や文化の違いのために微妙に変る営業方針などを話し合ったりして、それはそれでとても興味深いものです。

ある国で「このやり方がいい!」と言われても、それを日本人相手にそのまま利用するわけにはいかない。
そこでトミーなりに日本人に受け入れられる営業方法やスタイルを駆使して、乗り込んでいくというわけです。


実は、以前はこの「留学情報センター」側の仕事をしてたので、取引先の事情は経験がある分よくわかってるつもり。
この業界は狭い世界なので、今でも当時の仕事仲間や知り合いと連絡し合ったり、情報交換したりしてます。
何よりも人間関係がモノを言う仕事なので、どこでどんな風に自分の事が噂されてるかわからない。
だから余計やりがいもあるし、面白いなぁと思うのです。


今日は約2年ぶりに以前の仕事で付き合いがあった、ある韓国人男性に会うことができました。
トミーとの再会をものすごく喜んでくれて、トミーも嬉しくてたまらなかった。
彼が以前働いていた学校から独立して、自分の会社を立ち上げた事を知って、その有能さと野心をたたえ、正直にそのことを伝えました。

すると、彼もトミーの今までの仕事ぶりをとても誉めてくれて、今の仕事もあなたならいい仕事ができるはず!と励ましてくれました。
お世辞でもこういう事を言ってくれる人は好き。
たとえ本音でなかったとしても、こういう言葉は単純に嬉しいし、明日への活力になります。

また会いましょうね♪と、これからまた同じフィールドで仕事が出来る事を喜び合いながらお別れしました。


ジェイに比べたら、トミーなんて半分以下しか稼げないけれど、チャレンジしてる!という心躍る気持ちは異常なほどに溢れてます。
今が1番楽しい時かもしれない。こういう時間が持てたという事だけでも、この仕事を受けてよかったと思う。

明日もがんばります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿