ひとりじゃない

もう遠い昔のことだけど

なんで自分はここにいるんだろうって

すごく寂しくなった事がある

その時はやっぱり嫌で嫌でしょうがなくて

心無い人の言葉がどうしようもなく辛くて

何度も何度も逃げ出そうと思ったんだけど

…今もここにいる(笑)

逃げ出すことは自分が負けたみたいで悔しかったからね

(自分は昔から負けず嫌いだったんだなぁｗ)

でも今はこの場所で楽しい仲間と出会えたことに感謝してる

いつあの苦しみから解放されたのかは

よく覚えてないけどね

時間が解決してくれたんだと言う人もいるけど

ホントはそんな簡単なことじゃない気もするし…

いろいろ考え過ぎてることもあったんだろうけど

それは今だから言えることであって

当時はそんな余裕はどこにもなくて…

かと言って泣き言を言えない性格が邪魔をして

誰にも愚痴なんて言えなかったし…



今、同じようなことを感じてる子がいる

先月まで一緒に働いていた後輩

毎日辛いと訴えかけてくる子に対して

自分は何ができるのだろう

頑張れとも

時間が解決してくれるとも

考え過ぎだよとも

そんな気軽な言葉はかけられない

これが答えなのかもしれないけど

やっぱりそんな言葉はかけられない

少しだけかもしれないけど

辛さや寂しさを共感できるから

それでも話を聞いてあげることしかできない自分と

それでも環境を変えてあげることのできないもどかしさが

自分の無力さを痛感させる

ただできることと言えば

愚痴でも何でも話をしてくれることで

ほんの少しでもストレスが解消できていますようにと祈ることばかり…

極論を言えば自分で打ち勝つしかないんだろう

それでもひとりじゃないよと言ってあげることぐらい…

自分には無かった環境に

自分がなってあげたいと思うことくらい…



でもこれもきっと自己満足で

あの子の痛みが解消されなければ

なんの意味もないんだ(泣)